柳下毅一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画が好きだったので、原作にも挑戦。バロウズの実生活をそのまま辿った私小説。若いツバメとのドラッグロードムービー。しかし、炙り出されるのは一人の麻薬中毒者の滑稽な自画像のように思いました。
バロウズの文章やっぱり読みづらくて(一回『裸のランチ』は挫折)、本人解説の序文が一番衝撃的で分かりやすかったかも。映画は役者の肉体を伴って表現され、アラートンとの関係性がより描かれていたので、結局愛なんて幻想である。という虚しさがより感じられたんですけど、小説の方はもっと自己中心的な描写で、一人の虚しくも滑稽な人間を描いている印象が強かったです。ドラッグ常習者の心の変遷が垣間見えた気がしました。
まあ、でも -
Posted by ブクログ
作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。
リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ -
Posted by ブクログ
某ポッドキャストで某声優さんの語るこちらの映画が面白そうで、だけど観に行く機会を逃していたら、先日本屋さんでたまたま小説を見つけたので購入してみた。
翻訳本が苦手だということを改めて自覚した。
いや、たぶん前提知識がないことも問題なんだろうな。488ページ…読み終えるのが本当に大変だった。
まず、文章の主語がよくわからなくて、
誰が何を言っているのか全然理解できない箇所が多くあった。
なんとか想像で補いつつ、なんとか読み進めていたったけど、
いやぁ、あんまりよくわかんなかったなあ…。
とは言えラストはおおっ!てなったので、
読み終えてから最初の方をもう一度読み返してみた。
若く野心家 -
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