柳下毅一郎のレビュー一覧

  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    映画についての漫談。
    はっとするような知見や指摘は特に得られなかったが、こういうものか。
    あのふたりのコンビは映像つきで見るのがやはり一番。

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    2012年10月17日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    面白い。が、お二人の膨大な映画知識の掛け合いにほとんどの読者が追い付くのがやっとだったのではないだろうか。もちろん自分も「スターシップ・トゥルーパーズ」とか有名な作品は知っていたが、後半になるにつれ知らない作品が増えてきて読むのが辛くなってきた。
    とはいえ、今後の観るべき映画作品のデータベースとして本作は十二分に活用できるだろうと思う。

    ウェイン町山氏の映画の評価基準が「エロ(おっぱい、美女)・グロ(ガンアクション、暴力)・特撮」とはっきりしていたのは興味深かった。
    ライムスタ宇多丸氏の解説も良かったー。

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    2012年05月04日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    映画秘宝は買ってませんが、最近は町山氏がラジオ番組等で紹介している映画、褒めていようと、貶していようと、を見たくなる事が多い。
    あとは、そこからビデオを借りるとか。

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    2012年04月25日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    ネタバレ

    映画教養を高めるために。
    対談形式で話が進むんですが、
    2人の会話のスイング具合がめちゃくちゃおもしろい。
    人それぞれが良いと思える映画は異なる
    ってことを痛感する名著。
    自分の好きな映画(レディ・イン・ザ・ウォーター)が
    酷評されてたのは傷ついたけど。笑
    結構メジャー作品の扱いが多いので
    映画にそんなに詳しくなくても読めます。

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    2012年04月20日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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     今までとは違う視点で映画を論ずる2人の対談集。過去複数冊刊行されていたものから選んで再録されたもの。

     歯に衣着せぬ物言いと、人によってはかなりどうでもいいところへの偏愛、こだわりを詰め込んだ内容で、よくわからなくてもいいから読んでおいた方が良い本。

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    2012年04月14日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    漫才形式とは言え、かなりの本質をついた辛口批評が炸裂する、でも「オレならこうする」パターンが毎回笑えるので、どこかの市長さんに「代案出せ」などと絡まれることもありませんw

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    2012年04月08日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    けっこう無茶苦茶なことを放談してるが、言っていることはしごくまとも。
    ダメダメな映画に対しては思いっきりけなしているが、「まさしくそのとおり!」と膝を打つようなことばかりである。
    世界中の映画人はこの対談集を読んで猛反省してほしい。佳い映画を沢山観たいんだよぉ。

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    2012年03月20日
  • ジェイクをさがして

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    13 の短・中編と、ひとつのコミックからなる作品集。
    真相のわからない物語は、結構つらい。
    手暗がりで不気味な非現実性に浮き足立つ。

    「鏡」
    2003 年 ローカス賞ノヴェラ部門受賞作品。

    「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」
    2005 年 ローカス賞ノヴォレット部門受賞作品。

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    2012年02月21日
  • ジェイクをさがして

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    異世界の一情景すっぽり切り取ったような作品集。
    だから、オチがないものが多い。
    ドタバタ風の寓話『あの季節がやってきた』が一番読みやすいか。

    ただし、あの異様な世界にはまると、どっぷりとはまり込んで抜けられません。

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    2010年10月09日
  • クィア

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    映画が好きだったので、原作にも挑戦。バロウズの実生活をそのまま辿った私小説。若いツバメとのドラッグロードムービー。しかし、炙り出されるのは一人の麻薬中毒者の滑稽な自画像のように思いました。
    バロウズの文章やっぱり読みづらくて(一回『裸のランチ』は挫折)、本人解説の序文が一番衝撃的で分かりやすかったかも。映画は役者の肉体を伴って表現され、アラートンとの関係性がより描かれていたので、結局愛なんて幻想である。という虚しさがより感じられたんですけど、小説の方はもっと自己中心的な描写で、一人の虚しくも滑稽な人間を描いている印象が強かったです。ドラッグ常習者の心の変遷が垣間見えた気がしました。
    まあ、でも

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    2026年07月17日
  • クィア

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    作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
    アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。

    リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ

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    2026年02月07日
  • 皆殺し映画通信

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    終わりなき日本映画の光を求めて、孤高の映画評論家・柳下毅一郎のライフワークが装い新たに再登場。
    最前線で解き明かされるその深層=真相を目撃せよ!

    版元を変えての2023年版。私が観たのは1本のみ。巻末の対談が面白かった。

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    2024年08月17日
  • 皆殺し映画通信

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    さすが柳下さん。知らない映画ばかりだったので、ひとまず観たことがある映画についての部分だけ拝読しました。

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    2023年02月15日
  • ナイトメア・アリー

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    某ポッドキャストで某声優さんの語るこちらの映画が面白そうで、だけど観に行く機会を逃していたら、先日本屋さんでたまたま小説を見つけたので購入してみた。

    翻訳本が苦手だということを改めて自覚した。

    いや、たぶん前提知識がないことも問題なんだろうな。488ページ…読み終えるのが本当に大変だった。

    まず、文章の主語がよくわからなくて、
    誰が何を言っているのか全然理解できない箇所が多くあった。
    なんとか想像で補いつつ、なんとか読み進めていたったけど、
    いやぁ、あんまりよくわかんなかったなあ…。

    とは言えラストはおおっ!てなったので、
    読み終えてから最初の方をもう一度読み返してみた。

    若く野心家

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    2022年09月26日
  • 皆殺し映画通信 冥府魔道

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    有川浩やヒャヒャッヒャー系がどうにもダメなところはとても共感。町おこし映画がこんなに多いとは知らなかった。どれも都会で疲れた若者が田舎に戻って祭りに参加するらしい。こうやってどれも文章で読むと笑えるが実際見たら苦痛だろうな。世の中の園子温評価の高さに疑問を持っていたが、同じ感覚の人がいて良かった。

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    2020年08月10日
  • 皆殺し映画通信 お命戴きます

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    大人気シリーズ第6弾!!
    映画評論家・柳下毅一郎によるタブーなき日本映画、殺しのレビュー53本!

    2018年に公開された謎の邦画の数々。レビューに出てきた作品は観ていないが、予告編は何本か観たし、新聞広告も目にしている。映画で町おこしはやめましょう。

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    2019年05月12日
  • ジェイクをさがして

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    SFというよりホラーの風合い。ピリリとしたアイデアの短編が並ぶ。どれも読者を「?」の立場に立たせることで引きつけ、結末も基本的にオチやカタルシスをつけることなく宙ぶらりんの余韻を残す。センス・オブ・ワンダーを感じさせる。

    ただ並んだ短編がどれも似たような傾向、手法であるがために、やや、おなか一杯感がでてしまうのが残念。余裕やユーモアもあるのだが、技術的にうますぎるが故にフックが足りなくなっている感じもある。クトゥルーものが何篇か。

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    2018年11月05日
  • 異形の愛

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    これ読んで運命が変わった、人生が変わった、と言えるのが正しいツウだろうと思うんだけれど、私は変わらないかな。
    もちろん面白いし強烈に家族愛だしロマンチックでもあるんだけれど。
    なんと言っても「真のフリークは作れないのだから。真のフリークには生まれつかねばならないのだ」から。

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    2017年06月30日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    歯に衣着せぬ評論こそが面白いので、別にお笑い形式をとらなくてもよかったんじゃないか?本来的にすべっているし。しかし資料性はもちろん高い。著者双方1000本くらいの評論大全を出版するべき。2万くらいまでなら買う。

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    2015年10月29日
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判

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    数年前に「映画欠席裁判」のどこかの巻を読んだとき、
    「この人たちは有名どころの作品を貶めることで、『おれたちは大衆とは違った鋭い感性なんだぜ』ってことをアピールし、優位に立ちたいだけなんじゃないか」
    という感じを抱いたのだけど、いやすみません、当時は間違っておりました。

    あの頃よりはるかに映画を見、また人生経験も積んできた今になって二人の対談を読むと、二人は本当に映画を愛し、愛するが故の罵倒であることがよくわかる。
    終わってからその価値に気づいた僕が言うのはアレだけど、このシリーズ、もう新作が見られないのはほんと惜しいなあ。

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    2013年03月20日