柳下毅一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。
リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ -
Posted by ブクログ
某ポッドキャストで某声優さんの語るこちらの映画が面白そうで、だけど観に行く機会を逃していたら、先日本屋さんでたまたま小説を見つけたので購入してみた。
翻訳本が苦手だということを改めて自覚した。
いや、たぶん前提知識がないことも問題なんだろうな。488ページ…読み終えるのが本当に大変だった。
まず、文章の主語がよくわからなくて、
誰が何を言っているのか全然理解できない箇所が多くあった。
なんとか想像で補いつつ、なんとか読み進めていたったけど、
いやぁ、あんまりよくわかんなかったなあ…。
とは言えラストはおおっ!てなったので、
読み終えてから最初の方をもう一度読み返してみた。
若く野心家 -
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