柳下毅一郎のレビュー一覧

  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    映画秘宝は買ってませんが、最近は町山氏がラジオ番組等で紹介している映画、褒めていようと、貶していようと、を見たくなる事が多い。
    あとは、そこからビデオを借りるとか。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    映画教養を高めるために。
    対談形式で話が進むんですが、
    2人の会話のスイング具合がめちゃくちゃおもしろい。
    人それぞれが良いと思える映画は異なる
    ってことを痛感する名著。
    自分の好きな映画(レディ・イン・ザ・ウォーター)が
    酷評されてたのは傷ついたけど。笑
    結構メジャー作品の扱いが多いので
    映画にそ...続きを読む
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
     今までとは違う視点で映画を論ずる2人の対談集。過去複数冊刊行されていたものから選んで再録されたもの。

     歯に衣着せぬ物言いと、人によってはかなりどうでもいいところへの偏愛、こだわりを詰め込んだ内容で、よくわからなくてもいいから読んでおいた方が良い本。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    漫才形式とは言え、かなりの本質をついた辛口批評が炸裂する、でも「オレならこうする」パターンが毎回笑えるので、どこかの市長さんに「代案出せ」などと絡まれることもありませんw
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    エロスとバイオレンスを好む子どものまま大人になった二人が、気に入らない映画をケチョンケチョンに貶しまくるという、映画に芸術性を見出している人からすれば嫌悪するような内容。けど、アウトサイダーを好む身としては、この下品な視線で作品を批評する感性が居心地がよくて癖になります。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    けっこう無茶苦茶なことを放談してるが、言っていることはしごくまとも。
    ダメダメな映画に対しては思いっきりけなしているが、「まさしくそのとおり!」と膝を打つようなことばかりである。
    世界中の映画人はこの対談集を読んで猛反省してほしい。佳い映画を沢山観たいんだよぉ。
  • ジェイクをさがして
    13 の短・中編と、ひとつのコミックからなる作品集。
    真相のわからない物語は、結構つらい。
    手暗がりで不気味な非現実性に浮き足立つ。

    「鏡」
    2003 年 ローカス賞ノヴェラ部門受賞作品。

    「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」
    2005 年 ローカス賞ノヴォレット部門受賞作品。
  • ジェイクをさがして
    異世界の一情景すっぽり切り取ったような作品集。
    だから、オチがないものが多い。
    ドタバタ風の寓話『あの季節がやってきた』が一番読みやすいか。

    ただし、あの異様な世界にはまると、どっぷりとはまり込んで抜けられません。
  • 皆殺し映画通信
    さすが柳下さん。知らない映画ばかりだったので、ひとまず観たことがある映画についての部分だけ拝読しました。
  • ナイトメア・アリー
    某ポッドキャストで某声優さんの語るこちらの映画が面白そうで、だけど観に行く機会を逃していたら、先日本屋さんでたまたま小説を見つけたので購入してみた。

    翻訳本が苦手だということを改めて自覚した。

    いや、たぶん前提知識がないことも問題なんだろうな。488ページ…読み終えるのが本当に大変だった。

    ...続きを読む
  • 皆殺し映画通信 冥府魔道
    有川浩やヒャヒャッヒャー系がどうにもダメなところはとても共感。町おこし映画がこんなに多いとは知らなかった。どれも都会で疲れた若者が田舎に戻って祭りに参加するらしい。こうやってどれも文章で読むと笑えるが実際見たら苦痛だろうな。世の中の園子温評価の高さに疑問を持っていたが、同じ感覚の人がいて良かった。
  • 皆殺し映画通信 お命戴きます
    大人気シリーズ第6弾!!
    映画評論家・柳下毅一郎によるタブーなき日本映画、殺しのレビュー53本!

    2018年に公開された謎の邦画の数々。レビューに出てきた作品は観ていないが、予告編は何本か観たし、新聞広告も目にしている。映画で町おこしはやめましょう。
  • ジェイクをさがして
    SFというよりホラーの風合い。ピリリとしたアイデアの短編が並ぶ。どれも読者を「?」の立場に立たせることで引きつけ、結末も基本的にオチやカタルシスをつけることなく宙ぶらりんの余韻を残す。センス・オブ・ワンダーを感じさせる。

    ただ並んだ短編がどれも似たような傾向、手法であるがために、やや、おなか一杯感...続きを読む
  • 異形の愛
    これ読んで運命が変わった、人生が変わった、と言えるのが正しいツウだろうと思うんだけれど、私は変わらないかな。
    もちろん面白いし強烈に家族愛だしロマンチックでもあるんだけれど。
    なんと言っても「真のフリークは作れないのだから。真のフリークには生まれつかねばならないのだ」から。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    歯に衣着せぬ評論こそが面白いので、別にお笑い形式をとらなくてもよかったんじゃないか?本来的にすべっているし。しかし資料性はもちろん高い。著者双方1000本くらいの評論大全を出版するべき。2万くらいまでなら買う。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    数年前に「映画欠席裁判」のどこかの巻を読んだとき、
    「この人たちは有名どころの作品を貶めることで、『おれたちは大衆とは違った鋭い感性なんだぜ』ってことをアピールし、優位に立ちたいだけなんじゃないか」
    という感じを抱いたのだけど、いやすみません、当時は間違っておりました。

    あの頃よりはるかに映画を見...続きを読む
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    ボスの机の上から拝借した本。なるほどと思ったり、笑わせられたりもしたが、自分の観知って、分析もした作品数本については「うわ、この人たち浅っ」と思って途端に小物くさく感じたのも本当。スタイルの違いが大きいのだろうけど。
     
    そういうことがあったためか、単純に<寄せ集めした本>の宿命か、途中で飽きてきて...続きを読む
  • ジェイクをさがして
    短編集は身がしまっていて好き。長編は丁寧に作られてるから好き。中編はしまりも丁寧さも曖昧であんまり得意じゃない。
    というわけで力作っぽい鏡は楽しめなかった。使い魔とかある医学百科事典の~とか表題作とかは好きだな。表題作は余韻のための作品で面白かった。合う合わないがすごいはっきりしてしまう作品集。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    悪口も博覧強記に支えられれば立派な芸になる。町山、柳下両氏で評価ポイントが分かれて、一本の映画が多面的に見えるのが面白い。
  • ジェイクをさがして
    なんで買ったのかよく覚えていない

    短編集としては可もなく不可もなくといった感じ
    意外にホラーっぽいのが多かった

    設定やコンセプトが面白いものはいくつかあるけど、わかりにくい。
    わかりやすいものはホラーっぽいもの

    読み終わってからも、なんで買ったのかな?と思った