葉月抹茶のレビュー一覧
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藤宮の記憶喪失の原因(確定ではない)が明らかになりましたが、この際もうそんなことはどうでも良いのです(笑)!
長谷のジレンマが痛いくらいに分かるし、どうしようもなく辛い現状に成す術もなく、でも似たようなシチュエーションは他にもあって(例えば大親友と好きな人が被ってしまって、自分が身を引かなくてはならない等)、ドライな見方をすれば『良いとこ取りなんてできないから、どっちか(藤宮との関係を現状維持にするか、進展させるか)選ぶしかないじゃん』と一刀両断ですが、当人からすれば、『そんな簡単に割り切れねーよ!』ってなって、そのへんのもどかしさ、無力感は描き方が上手いですね~。
個人的にはハッピーエンド -
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普通の友達として藤宮さんと付き合うことに決めた長谷くん。
今まで嬉しかったことが素直に喜べなくなってしまって、藤宮さんとも距離を起き始めます。
今までの二人の間にはほんわかと柔らかいあたたかな空気が流れていたのになんだか寂しい。そして長谷くん切ない…!
アニメではクリスマスのあとの初詣で仲直りして終わっていましたが、原作では一切冬休みの描写はなく三学期がすぐにスタートします。
長谷くんと桐生くんの馴れ初めやら、九条くんのお兄さんやら。藤宮さんが記憶を無くした理由も一気にわかってきて、本当に終わりに向かっているんだなぁ…と。
次巻が最終巻になるそうです。長谷くんと藤宮さんが最初のように仲良く -
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ネタバレ九条と藤宮の約束。その齟齬が少し描いています。
九条の記憶では、約束の日が土曜日。一方の藤宮は日曜日。と言うことは、九条は土曜日に、『藤宮に裏切られた』となり、藤宮は日曜日に、『九条に裏切られた』となります。日曜日に裏切られた藤宮は、それまでの一週間はリセットされて、翌月曜日から再スタートする記憶障害になったとすれば、話が繋がります。まぁ、記憶障害の原因が九条との関係ならば、の話ですが(笑)
二人共、友達以上の『特別な関係』だったからこそ、「裏切り者」と言ったのでしょう。これを受けて長谷はどう感じるのか、気になります。
献身一徹にはできない長谷の姿はとても人間臭くて好きです。藤宮のためを思う自 -
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ネタバレ山岸が他力本願になったのには、実は桐生の手助けがあったのだ……クールで無関心な桐生が山岸を助けるのには、桐生の信念がそうさせていたのだと思います。
『あのときお前
周りからどんくさいだのなんだの
どんなこと言われても自分からじゃ何も
解決しようとしてなかったから
これをきっかけに
少しは自分を変える
努力をしてくれれば
って思っただけ』
と山岸に言うシーン。
そういえば1巻で桐生は、
『俺は人とつるむつるまないとか
そんなの個人の自由だと思うし
噂なんてもっとどうでもいいし』
『実際その人のことなんて
自分自身で直接関わって
みないとわかんねーよ』
と言っています。
ということは、桐生は山岸 -
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ネタバレ先ず、藤宮が可愛いです(笑)
友達の記憶が一週間毎にリセットされるという設定は面白いです。
月曜日になる度に『俺と友達になって下さい』って言う長谷の献身的な会話から徐々に心打たれます。というかよく心が折れないなぁ(笑)
記憶喪失に関する事件は物語最大の鍵としてまだ真相は明らかにしていないけど、小さな伏線が手際良く明かされて、何度読んでも飽きません。
『気が合わない人と仲の良い振りをしてみたの』
『無理やり笑ってみたり楽しいって思い込もうとしてみたりしたけど』
『その時の記憶は消えなかったなあ…』
『でもこれだけははっきり言える』
『長谷くんとの記憶は全部消えちゃうってこと』
これはつまり、長 -
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三巻帯の
「最近好きっていう言葉を使いたくなる。これはなんていう現象なんだろう」
という文句に惹かれてジャケ買い。
以前から葉月抹茶先生の柔らかいタッチの絵柄には惹かれていて「君と、」紙ヒコーキと。」も買おうかと思っていたのですが、いいきっかけでした。
設定は、よくも悪くも記憶喪失系という一つのジャンルにありきたりな感じ。
ヒロインの香織は過去の事故のせいで親しくなった「トモダチ」の記憶が一週間でリセットされてしまう。
そんな香織と下心込で「トモダチ」になりたいと近づいた長谷くんの頑張りで二人は「トモダチ」の関係へ
柔らかい絵柄といい子ばかりの登場人物に世界観が調和していてすごく読ん -
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『友情』の儚さと壊れにくさが、見事なバランスと配分で詰まっている
設定が設定なので、稀に重い雰囲気が漂う時はあるものの、基本的には緩いテンポが進んでく感じなので、フワフワした内容が嫌いじゃないなら楽しめるハズ
四コマとストーリー形式で一話が構成されているのも、私的に高いポイントを与えたい
四コマの一本、一本に割り振られているサブタイトルもキレ味が良い
また、新キャラの個性もレギュラー陣を食わず、喰われずの強さで、更に引き込まれそう
個人的にお気に入っているキャラは一巻から変わっておらず、クール&クールながら微妙に友達想いな桐生
彼のポジションは、この『一週間フレンズ』の中でも、かなり重要だな、