草川為のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
吸血鬼に“成り果ててしまった”人間の物語
元が人間だからこその異形の運命を強いられた、辛さ、哀しみ、それでも前を向こうって言う人間らしい逞しさ、を繊細に描ききっている
恋愛色が鮮やかであるので、正直に言えば、物足りなさも覚えるのだが、割りかし、嫌いじゃないらしい。甘々じゃなく、やや辛めなのが好印象の理由かな、と自分では分析している
人間を惑わす一方で、人間に惑わされる吸血鬼の、バケモノらしくなさがイイのか?
『しのびごと』は安定感のある、悲恋ホラーかな?
この手の切ないハッピーエンドは、たまに読むくらいが丁度、いいな・・・あんまり読む込むと、底に引きずり込まれそうになる