壬生篤のレビュー一覧

  • 文豪の食彩

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    とにかく、機会を作って食べに行こう。太宰が食べた国分寺の若松屋のうなぎ。永井花風、浅草、尾張屋、かしわ南蛮。

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    2016年07月12日
  • 池波正太郎を“江戸地図”で歩く

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    職場近くの内藤新宿や四谷が載っていることもあって『江戸切絵図 鬼平犯科帳 雲霧仁左衛門』に続いて購入してしまった。こちらは鬼平に加えて剣客商売、仕掛人ほかなので、この2冊で池波正太郎作品ゆかりの江戸地図をかなり網羅でき、散策の楽しみが増します。作品の副読本としても読みながら、ドラマを観ながら、川の逃亡ルートや盗人宿の在処など想像できて面白みがましてきます。

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    2025年03月15日
  • 50代からの、池波正太郎の食と街

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    今年生誕100年の池波正太郎氏の49歳からの「作品と人生」を読み解き、「江戸三大シリーズ」、「銀座」、「神田」、「浅草」の街を如何に描いたかを。『時代小説家』であり『食のエッセイスト』の神髄に近づく。

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    2023年05月09日
  • 文豪の食彩

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    かつての文豪たちは、なにを食べていたのか。
    楽しみながら、当時の生活に思いを馳せることができます。
    文豪たちの以外な一面も。
    楽しい一冊です。

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    2015年11月19日
  • 文豪の食彩

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    絵柄は今風ではなく、ともすればやや野暮ったと感じる方も多いだろうけど、テーマは秀逸。
    「文豪と食」は調べるとより深い背景がわかったりするので、こういう漫画はありだと思う。
    むしろ、活字にすると効果が薄まるテーマではないだろうか?
    個人的には永井荷風のエピソードが好きかも。
    太宰治の酒に関するエピソードはなるほどと思った。

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    2013年07月11日
  • 50代からの、池波正太郎の食と街

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    ネタバレ

    数多い作品の中にあるシーンから、作者の食と街に関する思いを紹介している
    新富鮨の良さとはいかなるものか。それはまず、午後に営業を中断する休憩時間がないこと。また、主人も職人も、また客ももの静かであること。さらにはじめての客に対して、扱いの良さ、親切さが挙げられている。

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    2023年06月08日
  • 50代からの、池波正太郎の食と街

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    エッセイで描かれている店舗がいくつもなくなったことを知り、がっかり。

    “時代小説作家”であり、“食のエッセイスト”としての顔も持つ池波正太郎は、2023年、生誕100年を迎える。だが彼が、その二つの顔を持って活躍し始めたとき、彼はすでに50代に差し掛かろうとしていた。彼はその年齢から作家としての長い最盛期を迎え、67歳で亡くなるまで成長を止めることはなかった。そこにはどんな秘密があったのか…? 

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    2023年02月07日
  • 文豪の食彩

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    文豪と、そのゆかりの食べものとの逸話を、一話完結でまとめた短編集。
    漱石、子規、一葉、荷風、芥川、太宰が取り上げられている。
    そして現存する文豪縁の店やメニューも紹介されていて、ちょっとしたガイドブックにもなる。

    主人公が新聞記者で・・・という設定は、「美味し○ぼ」を思わせて、何かかえってそういう設定がなくてもいいんじゃないかと・・・。

    一葉の話はしみじみとして、味わいが深かった。
    ただ、全体には、もっと紙数を割いて、じっくりと文豪に迫っていくような描き方なら、もっとうれしかったかな。

    何分にも青木玉「小石川の家」を読んだ直後に読んだので、どうしても比較してしまうし、比較すると・・・やっ

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    2013年12月14日
  • 文豪の食彩

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    ネタバレ

    新聞記者である主人公が、文豪と“食”を結びつける「文士のお取り寄せ」なる企画を立案。デスクと2人して取材に行ったり飯食ったり文学ウンチクを披露するマンガ。

    「この人といえばこの料理!」みたいなものがハッキリしている作家が少ない(荷風くらい?)ので、取り上げられる食べ物に異論を唱えたくなる文学ファンもいるかも。
    本編以外にも原作者・壬生篤氏のコラムが載っているのが嬉しいですね。

    第2話「再現!正岡子規の“食”」が素晴らしい(結局お取り寄せ意味ないけど)。

    同テーマであれば、嵐山光三郎先生の『文人悪食』シリーズの方が好みです。

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    2014年03月06日