河本薫のレビュー一覧
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データ分析の方法論ではなく組織論について述べた本。データ分析するだけでは不十分でビジネスの場で課題を発見し、事業部門の人に結果を使ってもらって初めて役に立ったといえる。そのためには分析部門だけでなく事業部門との連携が必須となってくる。末端だったデータ分析チームがビジネスアナリシスセンターとして内外で...続きを読むPosted by ブクログ
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数字遊びではなく、仕事人としての責任をはたすためのデータ分析は如何にあるべきかという内容。
データ分析従事者のみならず、組織文化にインパクトを与えたいと考える企画関連者にはバイブルとなりうる。Posted by ブクログ -
データ分析がなぜ重要なのか、良いデータ分析とは何で、それをどう実現するかが書かれておりとても良い内容だった。ビジネスパーソンとして誰もが知っておくべき考え方がまとまっているのでとても参考になる。Posted by ブクログ
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データ分析から会社の成果につなげるということが、どれだけ簡単ではないか、簡単ではないけど魅力的でやりがいのある仕事なのかを書いてあると思います。
近頃はデータ分析系のコンサル会社も多くありますが、いかにコンサルを使って成果を出すのが難しいか推察できます。データ分析が活用される現場・事業サイドと、分析...続きを読むPosted by ブクログ -
2017年の本ですが、データ分析のあるべき仕事論・組織論はこの本でほぼ出尽くしていると感じます。それくらい秀逸な内容。個人的には頷きすぎて500回くらい首がもげました。Posted by ブクログ
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組織とデータについてちょっと考える必要性が出てきたので読んだのですが、この本は本当にすごい。
組織の中で実務にデータを活かすことを、25年間考え(多分)そうとう苦しんだ著者の知見が、惜しげもなく披露されてます。
著者があとがきに書かれているように、腹落ちしない人もいると思うんだけど、同じような考え...続きを読むPosted by ブクログ -
ビジネスにデータや分析をどう活かすか、というシンプルな問いに対して、真っ向から回答している本。
著者は恐らく、一般的でデータなどのない世界で、努力されてきたのだと思うが、意外にビジネス目線での本はないので、馬鹿正直に時間のかかる統計の本に手を出すより全然仕事に活きると思う。Posted by ブクログ -
分析とは、なにか?
データから、現場が困っていることを改善する傾向を探り出し、現場の人たちの行動を変えて、成果に導くこと。あるいは、経営判断の一助になること。
現場の困りごとをよく確認し、現場が持っている経験と勘と度胸を聞き出すことも大切だ。前提や扱うデータが的外れでは、どんなに分析しても意味がない...続きを読むPosted by ブクログ -
チームビルディングや仕事に対する姿勢がとても刺激になった。自分や組織ではなく会社を主語にして物事を考える、手段に固執してビジネスに貢献するという目的を見失わない、メンバーのモチベーションに対するアプローチの例等、ヒントをたくさんいただいた。
個人的には便利屋にならないというのが1番響いたかも…
フ...続きを読むPosted by ブクログ -
元大阪ガス ビジネスアナリシスセンター所長の河本薫氏が、データ分析を成長させるノウハウを説明する本である。分析についての技術的な内容ではなく、データ分析組織の運営・成長がテーマである。前半は「データ分析組織を成功させる」、後半は「データ分析組織のリーダーとして人を育てる」を主題としている。データ分析...続きを読むPosted by ブクログ
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著者のデータ分析者としての仕事の流儀がとても良く分かります。
分析するだけでは何の意味も持たず、それを現場でソリューションとして活用してもらわなくては意味がない。その為に「自分は何をして来たか」を書かれています。(これがそのまま「何をすべきか」ではない。答えを教えているわけではないと感じました。)
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データ分析は何をすればいいのかではなく、何のためにあるのかを書いている本を探していたので、とても参考になった。データサイエンスによっていかにビジネス課題を解決するか、そのためにサイエンティストに必要とされる能力は何か、その能力を身につけるためにいかなる努力が必要なのかが書いてある。
アクションプラ...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は大阪ガスビジネスアナリシスセンター所長で、日経情報ストラテジーが選ぶデータサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。本書は、分析をテーマにして書かれているが、実際には仕事論だと思った。共感の連続だった。思っていること、考えていることを整理、代弁してくれた気がする。ウチの会社にもこういう人がいて...続きを読むPosted by ブクログ
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分析とは会社を主語にして現場に使われて役立つものであるという基本理念を説いた本。本当に目的なき・活用する工程まで設計できてない分析は多い。動物的に課題に反応して、オーダーがくるケースも多い。熟考不足。
ミッションに沿わないことは手を出さない。という意思が大事だと再確認できました。以下を意識していか...続きを読むPosted by ブクログ -
分析とは意思決定を変えるために行うもの。意思決定を変えられない・意思決定に繋がらない分析は無価値という根本的な考え方を、この本で初めて知覚した。分析者は意思決定問題にも取り組む必要がある。Posted by ブクログ
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担当業務の一つがデータ分析。色々刺さりまくったり、はっと気づかされたことを以下つらつらと。
・どんな分析をしたいという構想もなしに、手段に過ぎないITや分析手法に多額の投資をしてしまい、投資にあったデータ分析の成果を探すことに四苦八苦している企業が多い
・ITや分析手法はツール
・ITの恩恵により...続きを読むPosted by ブクログ -
分析プロジェクトを進めるあたって、持っておくべき心構えを説明している。分析手法を多く知るよりも、本書に記載されていることを常に念頭に置いて、分析に取り組むだけでアウトプットの質は大きく変わる。データ分析をこれから始めようとする人に、まず最初にお勧めしたい本。Posted by ブクログ
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本書はビジネスでデータ分析を用いる際のポイントをまとめた本である。ビジネスでのデータ分析について、これほどまでに体系的に書かれた本を見たことがない。内容についても、何度も読み返す価値があるものであった。
著者の一人であるトーマス・ダベンポート氏の本はこれまで何冊か読んだことがあり、彼のファンでもある...続きを読むPosted by ブクログ -
間接部門で仕事している人は勿論、他部署とやり取りする業務に従事してる人なら、一回は感じたことがあるやり辛さ、温度差に「あるある」と思わされる。
分析と言うと、現状を数値化なりで可視化するイメージがあったが、それだけで終わらず意思決定が出来るところまで持っていくことが大事。言わんとすることは分かるが、...続きを読むPosted by ブクログ