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いくらデータ収集のシステムや優秀なAIの専門家を入れても、それだけではビジネスには勝てない。国内のデータサイエンティストとして草分け的存在であり、大阪ガスのデータ分析専門組織を率いた筆者。現在は滋賀大学データサイエンス学部で教鞭をとり、約25年かけてたどり着いたデータドリブン思考の重要性を示す
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Posted by ブクログ
データ分析を意思決定に繋げるための考え方が整理されてありとても良かった。テクニカルな話ではなく方法論として特に意思決定プロセスに着目する部分は非常に重要だと思う。
1章2章は現行業務に活かせまくり。 3章は自身なりの仮説を立てて、固めていく必要あり。やはり実践が課題。
組織とデータについてちょっと考える必要性が出てきたので読んだのですが、この本は本当にすごい。 組織の中で実務にデータを活かすことを、25年間考え(多分)そうとう苦しんだ著者の知見が、惜しげもなく披露されてます。 著者があとがきに書かれているように、腹落ちしない人もいると思うんだけど、同じような考え...続きを読む方をしているからなのか、私からするとほとんどは納得できる内容で、特に前半は「せやな」と、「なるほど」が止まらなかった。 ぜひとも、別途まとめて理解をさらに深めておきたい本。
データ分析を行う前に、まずはそのデータ分析の目的、意義、その影響などを考えるべきだと感じました。 そもそも問題は何か。それを解決するとどうなるのか。別に分析でなくても良いのではないか。とにかくデータ分析をする前に考えることが大切ですね。 データ分析は「意思決定プロセスを改善するもの」というのがこ...続きを読むの本で一貫して主張していること。 その意思決定プロセスにも種類があり、その種類によってデータ分析がどのように関わってくるのかを詳しく説明しています。この体系化は他の本では見たことがなかったですが、とても腑に落ちて良かったです。 自分がまだビジネスでは関わっていない「反復選択」「体制選択」「経営判断」でも具体例を出していてイメージがしやすかったです。 しかし、何より自分の業務の中で優先度が高かった「原因特定」「仮説試行」のパートは特に勉強になりました。 データ分析と仮説と検証をくり返す。その前には消費者の思考を理解しておかないといけない。 いろんなマーケティングの本にも書いてますが、とにかく買う人がどんな人なのかを考えるのが大事です。
データ人材ならマスト。 データ人材でなくても、データ活用を考えている全てのビジネスマンは読むべき本。 容易に書かれているので、内容も容易に思うが、意識できるか、実践できるかはそこまで容易ではないと思う。 コンサルの人が書いた本は難しそうに書かれているけど、実践は容易と行った本が多いと思うので、この本...続きを読むはそのような本とは逆の性質を持つ。
周りの人にも読んでほしいと思うし、自分も理解するためにまた読みたい。データ解析を、やらないよりはやる方がマシ程度で手を出す人が多いので、それ以前に課題の質を上げるべきという視点には大いに頷ける。
過去の本は実体験に基づく生きた経験や熱量から、データ分析を使って仕事を良くしていくということがどういうことか理解できる本でした。(モチベアップにも良い本でした) この本は、よりハウツー的な色合いが濃く、データ分析に絡む課題解決の進め方を体系化されている本です。AIに無関係でも、課題解決が必要でそれに...続きを読むデータを活用できそうな方は一読すると良いと思います
大阪ガスでデータ分析を手掛け、現在は滋賀大学教授となっている著者による、データ分析やAIを業務に活かすか?=データドリブン思考についての1冊。 「企業とは判断と決定の生産工場であり、データ分析はその生産方法を改善する手段である」というのは非常に明快でわかりやすい考えだなと。また、超読みやすい…とまで...続きを読むは言えなかったですが、180ページ程度で端的に纏まった分量は、後述のように人を多少選ぶものの、悪くない本だと思いました。 仕事あるあるですが、「この作業をやった上で出てくるネタを、最後のアウトプットのどこにどう組み込む?」がイメージできてないと、途中の作業が無駄になったり、あるいは不必要に時間をかけすぎてしまったりしますね。 データ分析って、「へー、そうだったんだ」が強い分、「面白いコトわかって良かったよー、じゃーね!」になりがちで、前職でもどうマネタイズするのか頭を悩ませたコトがあります。 本著は、アウトプットを意識しながら課題を設定するコトの重要性が認識されています。コレは、おそらくタテワリが進んだ大企業だとハッとさせられる切り口になり、ベンチャーだと期待外れとか言われてしまう理由なのかもしれません。 純粋なデータ分析の本と言うよりは、サラリーマン組織の中で、成果を上げるためのデータの使い方や、思考の身に付け方を説いているので、ここは環境によって合う合わないがあるようにも感じました。 あと、部署的にも経営企画とかにハマる感じで、情シスではなさそうだなと。。そう思うと本著、ストライクゾーンが狭い本なのかもしれません。 しかし、大阪ガスってそんなデータ活用の先進企業だったんですね。。著者が経験を元に数冊出されているようなので、そっちから読んだ方が感覚は掴みやすいのかもと思いました。
データドリブンといいつつ、実際どう分析し行動へ繋げるのか、その入り口となる考え方など、改めて基本的なところを言語化されています。 現場から経営まで、今後データに基づく業務推進していくには初読本には大変良いのではないかと思います。 大変勉強になりました汗
データ分析自体ではなく、その先にある意思決定プロセスこせボトルネックになり得るというところまでは体験上も共感するが、そこを越えるためにこれほどのノウハウを準備しているのかというのが、やはり尊敬。 困った時には読み返したい。
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河本薫
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