藤原カムイのレビュー一覧
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アリアハンでの戦いはまだまだ続く。リーの生死とユイの魂は?行方不明のアルスの居場所が明らかに。シュライ奉じることで新たな呪文誕生?
戦いの最中にも、物語のカギとなるシーンがたくさんです。しかし、レーベの発展には目を見張る。魔法の玉があんなことにね。懐かしい人も出てきてわくわくします。
イサリの覚悟。逃れられない運命の中で、ただただ機械のように生きるのでなく、運命を受け入れて、自分自身の意思を以て完遂しようとする覚悟。ベゼル自身も賢王としての運命があるわけです。ベゼルが通るであろう精神的転換点。その先に、DQ7のベゼルがいるのでしょう。
全滅寸前の双子の勇者パーティー。イサリの覚悟で呪文完全 -
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ネタバレクインゾルマは前のほうが美人だったな……というのはいいとして、彼女が復活すればもうラスボスだと思ってたけど違うんですね。彼女がリノベーションした(死んだのを強くして生き返らせる…)魔物モブ対今まで世界の危機を知らなかった人間モブのバトルになります。旧ロト紋でいうと、異魔神が復活して世界を滅ぼしに行ってるような感じなのかな。彼女と彼はなんかそっくりで、今までの部下も平気で殺しちゃうとか。彼女を慕った魔界の魔物もかわいそうだ。
というわけで獣王グノン以下四天王も生き返ってアロスたちと戦ってます。それはいいけど、問題はユイ似の魔物の存在と、彼女自身の存在について。
ユイはなんで魂の状態でふらふらし -
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アリアハンにモンスター軍団来襲。獣王グノン再び、と思ってたら本当にグノン復活するし。ついでに四天王も。四天王のやられ方がかつて本人たちと被っていて、昔からの読者へのサービスなのかな、と思ったりします。左腕切断されて首落とされたり。空中戦でやられたり。体両断されたり。
ティーエ登場したのは意外。前作のロト紋だと、精霊ルビスの後継として消えてしまったような描かれ方だったと記憶しているので。ユイの魂と旅している僧侶ってホイミンなの?呼びかけが、ね。
世界樹の力取り込んでいるクインゾルマ。生と死をつかさどる寛恕の力で、死んだモンスターをどんどん吸収復活させてきます。夢幻の回復力を持つ相手との戦い。しか -
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ネタバレ感想(ネタバレ有り)
アニスが正気に戻りデイン系呪文も復活。
クインゾルマがついに復活してそろそろ終盤っぽいけど、最終パーティーはアロス(勇者)、アニス(勇者)、リー(バトルマスター)、ベゼル(賢者)で最終決戦だろうか。
イサリも居たけど、あれはどちらかといえば、「ここは私に任せて先へ行け」ポジションだよね。
これから生まれる全ての魔物は闇の衣標準装備で呪文無効化とか、やっと呪文が復活したのにまた呪文役立たつになるんじゃ・・・(´・ω・`)
ゾーマの遺骸を食った時にゾーマを産むような事言ってたけど、クインゾルマが産んだゾーマがラスボスになったりするのかな?
相変わらず死にそうで死 -
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前半はバトルで後半はクインゾルマ復活です。でかいです、ホントに……。
アニスとの戦闘は思ったよりさっさと終わっちゃうんだけど(ネクロデインを豪快に吹っ飛ばすこともしない……)、だらだらやられるよりははるかにマシです。アニスがアロスの記憶をなくした理由が少し描かれてます。
そしてクインゾルマ復活のあたり、ゾーマとの出会い、神器集めやオーブ集めを立案したのがゾーマなど、読んでてなるほどと思うのがちらほら。大魔王さますごいですね。彼女の目的はゾーマ復活というより新たに産み落とすことが目的なのかもしれない。
とまあそれはいいんだけど、みんなの竜王様は相変わらず弱すぎてボコられて、竜に変身してもグロい -
購入済み
啄木と60年代空気感
啄木もよく知らない、当時の世相に刺して興味があるわけでもない、それでも吸い込まれるような空気感があります。今とは違った感覚、価値観の中で自分と同じ年頃の若者がその時代を生きる苦悩と葛藤が描写されてます。
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表紙のとおりリー覚醒があります。
が、リーは別に覚醒するようなキャラでもなく、前巻ではじめて力がセーブしてあるとわかったので、テコ入れにしても急すぎるし、しかも強くなった途端魔物軍団の長グードをワンパンで倒すという超盛り上がらない展開を見せつけてくれます。
敵であれ一応強くてなかなかの精神の持ち主なんだし、シーザーもより強くなって感慨深くなってるんだから、もうちょっといい戦いを見たかったです、ほんと。シーザー装備のリーはよかったんですが。
あとはわからなかった部分がわかるようになったのもあって読んでて楽しかったです。
相変わらずアロスに味方する竜王の気持ちはわかりませんが、目が見えるようになっ -
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「アンラッキーヤングメン」は、角川書店のエセ(?)文芸誌「野生時代」に連載された作品で、作画は藤原カムイが担当している。藤原カムイは荒俣宏の「帝都大戦」や押井守の「犬狼伝説」、最近では矢作俊彦の「気分はもう戦争2」などを描きつつ「ドラゴンクエスト」シリーズで少年誌でも有名である。
藤原カムイの画力は大友克洋の繊細な描写と鳥山明のクリエイティブなマンガ的ユーモアのそれぞれをバランスよく持ち合わせているように思う。
「アンラッキーヤングメン」の主要な人物はすべて実在されたとする人物を投影する。連続射殺魔事件の永山則夫ことN、連合赤軍事件の永田洋子ことヨーコ、三島由紀夫こと作家M、そして「3億円事件 -
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大塚英志と藤原カムイのおそらく初めての顔合わせではないでしょうか。角川の「野生時代」というエセ文芸誌に連載されてるんですが、ストーリーはなかなか秀逸で、60年代に起こった3億円事件などの実際の事件や時事ネタを通して、当時の若者(ヤングメン)のなんだかもどかしい日常が描かれます。
これまで柳田国男や折口信夫のサーガをやってきましたので、この辺の話はお得意ですね。
日本赤軍の永田洋子や三島由紀夫などの実在する人物を下敷きにしていますが、タイトルの元ネタは大江の「われらの時代」に出てくるジャズバンドの名前らしく、ここでも大江健三郎がネタとして使われています。
この作品はこれまでの大塚作品の中で -
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いっぱい言いたいことあるんだけど、思いのほかベゼルが初心だったことが正直驚いた。遊び人だから慣れてるもんかと(笑)。
いちばんうれしかったのはシーザーが進化しながらも現役だったことかな。しかしあの影みたいなユイはなんだったのか……弓を盗んだ犯人はアレなのだろうか。
アニスは前より悪役度が増していて、城のみんなを救おうという序盤の健気な態度がもうからっきしありません。
稽古をつけてるキラに対してブチ切れてネクロデイン発動(これはひどい)、アランに対して「お前のせいで自分はこうなった」とかわいそうごっこを始める、等助ける気ゼロになってる感じが。クインゾルマのせいとはいえ、ひどさがエスカレートしてる -
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ネタバレ8巻から仲間になったわりに、何のためにいるのかわからなかったレーベンがやっと表紙登場。と思ったらまさかの事態。せめてもう少し活躍してもらいたかった。第3の目になっても、思念体みたいな感じでベゼルを通してでもいいから声を聞かせてもらいたいな。
賢者は推測どおりベゼルだったけど、役立たずから一気に役立ちそうな予感。やっぱ賢者はいいね。
予想どおりイサリは女だったか。ユイが死んだあたりからイサリはやっぱり女だな、と思ってて、どうでもよくなって(お)ようやくカミングアウト。それにしても女でも神仙術使えなければああいう役どころにならなきゃいけないジパングの掟は厳しいな。
なんかアロスとリーがいないほう -
購入済み
全巻フルカラーです
一般的な西遊記と違い、三蔵法師の弟子になる前の話が中心です。
何故、孫悟空が斉天大聖とも呼ばれるのか興味がある方は、一読することをお勧めします。 -
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他人の同情を得るために犯罪に手を染める、という
倒錯的な話を耳にすることがある
たとえば、人はなぜ万引き行為に走るのか
それを説明するために
しばしば「さみしさを紛らわすため」という理由が語られる
それはつまり
「犯罪に手を染めてまで人の目をひかずにはいられない」
「こんなさみしい私を誰かかまっておくれ」
という
パフォーマンスとしての犯罪というわけだ
もちろん、そんなことで人の同情を買うのは難しい
同情というのはようするに共感のことであるから
反社会的行為で共感を得るにはヤンキー化…すなわち
ファッション化するしかないものと思われる
しかしそれはできないのだろう
ファッション化とはすなわち社