岡本香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロマンス小説のカテゴリにおいておくのが、もったいないくらい、いい小説だ。
シアトルの毛糸屋の話。
「金曜日の編み物クラブ」と似たような設定、ストーリーだけど、こっちのほうが、断然いい。
金曜日の~は、詰め込みすぎだし、うまくできすぎ感がつきまとったけど、こっちは、さらりとしてて、読みやすい。
この作者さんって失読症だったっていうので、読みやすいように書いてるのかな?翻訳にありがちな違和感もなかったし。
編み方が載ってるベビーブランケット、編んでみたくなる。
デビー・マッコーマーのサイトで編み上がった作品の写真も載ってますが、すごく素敵。ベビーもいないし予定もないけど笑
ほんと残念なの -
Posted by ブクログ
好きなシリーズを見つけたかもしれない。
読み始めたときは前作があるように思えたけれど、探しても見つけられないからこれが一作目なのかな。面白いけど書籍の情報がweb上に少ない…。
事件自体は1冊であっさり解決する。
どことなくダニエルクレイグ主演の「Knives Out」やドラゴンタトゥーの女…を思い出した。チャーリーとワイリックの活躍が見たいから次も読みたい。さくっと続編を確かめられるサイトがなくて困ってるが
「明けない夜を逃れて」→「翼をなくした日から」→「明日の欠片をあつめて」なのかなー?
邦題を変なのにしてるからわかりづらい。探し疲れてどうでも良くなってきた -
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Posted by ブクログ
ネタバレ楽しく読めました。
-ではあるのですが、何というかサスペンス・ミステリー要素がある恋愛小説にしては、今一つドキドキ感というか、時めきをあまり感じられなかったというのが正直な感想です。
ヒロインのマリーは母親が16歳のときに生まれ、若すぎた母は娼婦をしながらマリーを育てました。そんな暮らしが嫌で、十代で母親の元を飛び出し自立の道を拓いたという経緯があります。
トラウマを持った魅力的なヒロインが自らを女性であることを否定-隠すような野暮ったい服装に身を固めます。それは、自らを守る鎧でもあったと思います。
そんな彼女の前に仕事関係の相棒として現れたブローディは、男らしい魅力に溢れているだけでなく -
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
その日、災難は朝からシェリーの身に降り注いだ。まず出社するなり、五年間勤めた会社をいきなりやめさせられ、呆然と帰宅していたところ、今度は車の玉突き事故に巻き込まれたのだ。激痛に見舞われてシェリーは意識を失い、次に目覚めたときは病院の白いベッドの上に横たわっていた。体にチューブがつながれ、麻酔のせいか頭がぼうっとする。そして隣には、思いも寄らぬ人物が付き添っていた。元夫のグレッグだ。彼に会うのは離婚して以来、実に二年ぶりだ。どうしてグレッグがいるの?彼はここで何をしているの?うろたえるシェリーに彼は言った。しばらく僕がきみの面倒を見る、と。
**ひとこと感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元妻が事故に遭ったと聞き、病院に駆け付ける刑事のヒーロー。
愛し合って結婚するも、秘密主義のヒーローにこのままではやっていけないと別れを告げたヒロイン。
2年ぶりに会ってヒロインを未だに強く思っていることに気付き、取り戻したいと思うヒーローは退院したヒロインを自宅へ連れて帰る。
両親と縁を切ったので家族はいないものと考え、妻にも何も言わないヒーローだけど、ヒロインが自分が信頼されてないと考えてしまうのも無理はない。
愛する人のことなら何でも知りたいと思うだろうし、夫に両親がいることすら教えてもらえないなんて。
最終的に両親とは和解するけど唐突感がすごい。 -
Posted by ブクログ
リディアはこれまでに2度癌を患い、そのたびに恋人を失った。苦しみと悲しみを乗り越えた今、念願の毛糸店を開き、そこで編み物を教えることにした。集まったのは3人の女性。みな、冷めた夫婦愛、不妊、初恋の再燃など、さまざまな悩みを抱えている。そんな彼女たちにとって編むことがしだいに癒しになっていくのを見ながら、リディアは隠やかな日々を送っていた。ところがある日、店に突然現れたハンサムな男性ブラッドを目にし、彼女の心は大きく揺さぶられた。その瞬間、恋に臆病なリディアの、世にも切ない物語が始まった…。
デビマらしい女性たちの群像。主人公をはじめその他三人の女性たちのさまざまな悩みや不安、喜びや愛が読ませ