岩波書店編集部のレビュー一覧

  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    アカデミックな人と一緒に働く人が読んでも参考になると思う。またコアなノウハウに、何かを組み合わせて飛躍する姿は仕事のヒントになると思う。

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    2022年04月04日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士課程に在籍中、もしくは学位取得後の様々な生き方が紹介された本。

    現在、博士課程で論文が学術雑誌になかなか採択されず苦戦しており、でも今後はポスドクになる予定の立場として興味深く読みました。

    この本に出てくるのは、日本では誰もが知っているいわゆる一流の大学を卒業された方ばかりです。そのような能力のある博士号取得者の活躍の場が少しずつ増えてきていることは喜ばしいと思います。と同時に、このような立派な経歴を持っていても苦労は絶えず、その裏で語られることのない数多くの博士号取得者がどうなっているのか想像すると決して楽観的にはなれません。

    でも、結局はアカデミアであろうが他のフィールドであろうが、道を切り開くには諦めずにリスクを取ってチャレンジしていく姿勢が大切である、ということなのだろう。その上で、道自体は私たちが思っている以上に多様であるというメッセージだと受け止めました。

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    2022年01月15日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士号を取得しても、大学をはじめとする研究機関に残れるとは限らないわけですが、この本では、研究機関から離れてしまった方たちの生き方が取り上げられています。
    中には、大学の教員だった人がアカデミアを離れるケースもあり、博士号を持つ人たちの、いろんな人生に触れられる一冊になっています。

    自分自身、大学4年生ぐらいまでは、「博士課程に進みたいな」と思っていたのですが、修士課程に進んだ直後に、「研究者は自分には合っていないようだ」と思い始めました。
    それでも何とか、修士課程は修了しました(就職が決まっていたので、修了させてくれたのだと思います)。

    この本には、博士課程に進んでから「向いていない」と気づく人が、割と多めに取り上げられているように思います。
    修士課程で「向いていない」と思った自分には、博士課程でようやく「向いていない」ことに気づくことは、自分の理解を越えているのですが、実際に博士課程に進学しないとわからないこともあるのでしょうね。

    ちなみに、この本に取り上げられている人たちは、成功者といってよい人たちなので、皆さん、アカデミアを離れて苦労はしていても、充実した日々を送られているようです。
    そういう意味では、勇気を与えてくれる本だと思います。
    慣例に縛られたり、自分の過去に縛られたりすることなく、自分自身を信じて生きることの大切さを教えてくれたような気がします。

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    2021年12月17日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    ネタバレ

    嘉田さんのインタビューがすごい。ここにあるのはうまくいった話ばかりだけど、それでも、みんな、すごい。

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    2021年11月10日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士課程後、世間的には(あるいは、博士を取得した当事者にとっても)それ以降の道はアカデミア職しかないのでは、という思い込みを良い意味で払拭してくれた。よく言われる、生存バイアスについても、コラムを寄せている方々が非常に気をつけて話してくれているのだろうな、というのが伝わってきた。これまで、博士を出た当事者たちの声を多方面からまとめた本はなかったように思うので
    ありがたい。
    一方で、これは完全に私個人の感想なのだが、もう少しキャリア形成のジェンダーギャップに触れても良いのではないかと思った。男性研究者の方が語るキャリア転換期には、当然のように配偶者の方がついてきてくれることが前提として語られていた。一方で、女性研究者の方は出産後にかなり男性のそれとは異なるキャリア上の困難が語られているにもかかわらず、編集者の方がノータッチなのがなんだかな。。という感じはした。各コラムの最後に、その人たちの略歴が書かれているのだが、女性研究者がn児の母的な紹介がある一方で、男性研究者だとお子さんがいてもその紹介文がないのは、編集部として無意識なのだとしたら結構やばい感覚なのではおもう。

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    2021年08月28日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    アカデミアを離れた21人へのインタビュー記事。
    どのような経緯で現在の仕事へ行きついて、今どんな仕事をしているかについて説明されている。
    各々様々な仕事をしていて、中には「博士なのに○○になったの!?」と驚くようなものもある。

    「博士卒の後、新卒就職を捨ててポスドクになったらそのままアカデミアを突き進むしか道はない」という自分の思い込みを払拭してくれる一冊となった。
    新卒就職したいと思える企業が見つからなかったら、勇気を出してポスドクに挑戦しようかな。

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    2021年08月14日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    震災後の2013年、知識人がどのように社会を見て、どのように未来を予測していたかがよく分かります。●年前が分かると、●年後もなんとなく見えてきます。

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    2020年03月07日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    岩波書店 「 これからどうする 」

    各分野のリーダー 228人の日本への提言集。各人3ページ程度だが 3.11後の日本の論点と解決策がまとまっている

    柄谷行人の憲法9条論、緒方貞子の多様的な人材論、岩田靖夫の人生の意味論、坂本義和と倉沢愛子のアジアと日本の関係論は とても良かった

    養老孟司「これからどうする」への解答は 逃げないこと〜やってみなければ わからない というのはシンプルだが、そうかもしれない

    柄谷行人「憲法9条を実行する」
    *米中の対立や戦争拡大を防ぐには 国家が戦争を放棄すればいい〜戦争を勝ち続けるより容易
    *憲法9条を実行することは 9条を護ることは違う
    *戦争の放棄は降伏や服従としてでなく贈与として行う=軍事的な主権の贈与
    *戦争放棄した国に攻めた国は 世界中から非難を浴びる

    緒方貞子「開かれた多様性に基づく社会へ」
    *世界=多様性に基づく場所→日本の発展は 世界の人々との協力やつながりなくしては実現できない

    世界の多様性と向き合い、自ら多様性に基づく社会を築くに必要なのは
    *より広がりのある視野を持とうとする好奇心
    *異なる存在を受容する寛容さ
    *対話を重ね自らを省みる柔軟性
    *氾濫する情報をより分ける判断力

    坂本義和「東アジアで生きる日本の責任」
    *責任の意識は 人間が人間であることの証である
    *責任の意識は〜他者の尊厳への感性と認識を示す

    岩田靖夫「人間の生の意味を根本から考える」
    *経済活動は 人間の生を可能にする活動だが、生の目的ではない〜経済活動=富の蓄積→富を何に使うかによって 経済活動は意味を持つ
    *科学技術は 人間の生を良くするために利用する→技術の善悪を弁別する尺度は 人間の倫理的判断にある
    *他者の土地と物資を略奪するために 人は戦争をおこす〜戦争を廃絶するには 土地と物資の公平な分配が必要
    *人は他者との関わりの中で生きている。生きることの根本の意味は 他者との関わりの中で存在すること

    倉沢愛子「戦争の記憶をいかに語り継ぐか」
    *歴史を評価するときは 国家として日本は何をしたのか、その行為の真意は何かを見極める
    *過去を理解しないままに 新しい関係の構築は難しい

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    2019年02月25日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    228人の方の提案 なので 面白い物やハッとさせられる物もあったり・・ 同じページ数でも なんだかよくわかんない物もあり・・・
    個人的には養老孟司さん 赤川次郎さんの提案(?)が 興味深かったです。 

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    2013年12月20日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    各氏2~3Pの短文の中に、各分野から見た”世界の今、そしてこれから”が凝縮して述べられていておもしろい。多くの論者に共通するのは、今が歴史的な転換期にあるという認識、”成長信仰”からの脱皮を訴える点。
    内田樹氏、山口二郎氏、加藤節氏、土井隆義氏、湯浅誠氏の論考が印象に強く残る。
    そして辰濃和男氏、「ゆったりとぼんやりと」も好き。

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    2013年11月03日
  • 私の戦後80年、そしてこれからのために

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    戦後80年、様々な世代、出自、職種の人が語る戦後とこれから。

    昨今、戦後から戦前に向かっているように感じている人が何人かいた。被害の記憶は多く語られ同情されるが、加害の記憶からは目を逸らそうとする。
    今、日本は戦争をしていない。
    この先も、戦争をしないかどうかは、これからの私たちにかかっている。
    実際に戦闘に参加するのも、それを送り出すのも、それを良しとする社会の空気を作り出すのも、一人ひとりなのだ。
    「戦争を繰り返させない」と総理大臣は言ったが、歴史の上に立ち「戦争を繰り返さない」ことが大事なのだと思った。

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    2026年09月07日
  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    安定したポジションを得るのが(若い頃は特に)難しいのに加えて、育児・介護など大変な時期が重なると悲壮な感じ。。。

    本当にこんなに働くことが必要なのか?生産性上がってるんじゃないんだっけ??

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    2026年05月16日
  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    サラリーマンよりも身近にロールモデルが少ない、という趣旨(?)で研究者の体験談を集めているのかな?と思うが、期限付きの仕事が多いのと、別居婚が多いだけで、普通の子育てとだいたい同じ。むしろ、(高学歴だからか?)合理的な考えの男性が多く、ワンオペの女性が少ない印象。かと言って、育児や介護を誰かにまかせきっている人たちと比べると、研究職でもキャリア面での犠牲というか負担は男女関係なくある。
    全部を完璧にできる人はいないので、優先順位をつけて何かをあきらめたりするのだけど、だんだんあきらめなきゃいけないことが減っているかも、という意味では、いい世の中にはなってきている気がする。もっともっといい世の中になっていくための問題提起はいつでも必要だと思う。

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    2025年07月06日
  • カラー版 本ができるまで 増補版

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    本がどうやって出来上がるか、そのモノの正体。貴重な証言を読みました。電子書籍の未来は?でも本そのものは持っていたいという欲望はなくならないだろう。本はただの情報だけではないから。
    Ⅰ 本と印刷の歴史をたどる
    1.本を生み出したグーテンベルグの智慧
    2.十六世紀ー出版の黄金時代
    3.美しい活字書体
    4.グーテンベルグの発明が動かした社会
    5.図版が伝えるリアルな情報
    6.図版印刷を生み出す表現技術
    7.写真の発明と印刷への取り組み
    8.大量・高速印刷を可能とした技術革新
    9.大量印刷が社会に与えた影響
    10.オフセット、グラビア印刷時代の到来
    11.消えてゆく活字
    Ⅱ 2003年当時の印刷ー精興社印刷工場を訪ねて
    1.活版印刷を知る
    2.ポスト活版時代の到来
    3.本つくりの実際
    4.色を刷る
    Ⅲ 2003年当時の製本の仕事ー牧製本工場見学
    Ⅳ あれから二十年、現在の本づくり

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    2025年06月20日
  • カラー版 本ができるまで 増補版

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    部分的にイメージしきれない部分があったが、漠然とした本が好きであるという感情の一部分を言葉にできるようになった気がする。

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    2025年06月13日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    「何になりたいか」ではなく「どう在りたいか」

    どんな仕事に就いたって、楽しいことや嫌なことはあるし、辞めたい続けたいを行ったり来たりしながら向き合っていくものなのですね。

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    2022年02月10日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    ネタバレ

     本書に登場するのは超一流大学のアカデミア環境を過ごし博士号を取得した方々だ。知力、体力は申し分なく、このような方々の能力を十分に活かせる社会の仕組みが必要だ。多くの人は心配や不安で十分なパフォーマンスが発揮できないこともあるだろうし、挫折感を味わい心が折れることもあるだろう。アカデミアの道を選ぶにしても別の道を選ぶにしても、相当なエネルギーが必要だ。根性や自助努力は大事だがそればかりに頼っていてはいけない。

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    2021年11月08日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士号を取得した後に大学での研究以外の道に進まれた方たちの体験談。高校生の時に読んだ“東大合格者の体験談”みたいなものを思い出した。体験談を書けるということ自体、こちらにも“生存者バイアス”はあるだろう。そのため本書が博士課程に居る、あるいは進む人たちを勇気づけるものかはよくわからないが、いろんな職業や生き方があるんだと参考になった。

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    2021年10月16日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    政治・経済・国際関係・社会・教育・科学・技術・文化・芸術・メディアなど、様々な分野で活躍する228人の人々に「これからどうする」を提案させている。総ページ数653ページの長編である。ただし、一人あたり3ページ前後。1人当たりの紙面が限られているので、それほど深堀できないのは致し方ないものの、期待していたほど魂のこもった切実な議論や「そういう問題があるのか」という気付きは少なかった。

    珍しく印象に残ったのは竹山洋の中にあった僧・源信の母親の言葉。

    「後の世を渡す橋とぞ思ひしに
       良渡る僧となるぞ悲しき
      まことの求道者となり給へ
     
     少年僧の時に、源信は朝廷に招かれた。天皇は源信の英知に感動して、色々な土産をくれた。源信は得意満面で、その土産の品を母親に送った。すると母親が書いてきたのが先ほどの手紙であるというー。
     来世に渡してくれる橋になってほしいと思っていたけれど、器用に世の中を渡るための橋になるつもりか、本当の僧になりなさい。」

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    2021年08月08日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    高名な学者様の文章は、人に理解されないことをもって良しとするのか。苦行難行の読書だ。修行と考え最後まで読んだものの理解不能だ。

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    2016年06月13日