岩波書店編集部のレビュー一覧

  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    27人の研究者が自身の生活について語る本。
    各研究者の話が10ページ前後ずつ書かれている形式です。
    内容としては、約7割の研究者が育児、残りの約3割が介護について語っています。
    全員が大学所属の研究者であることは共通しているものの、その生活様式は千差万別。
    研究者は研究室に引きこもって実験三昧という偏見をぶっ壊し、彼らも他の職の人々と同じように仕事と生活の両立に悩んでいる人間であることを教えてくれます。

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    2025年11月01日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    ポスドクや助教を経験した21人の、アカデミアを離れて企業に就職したエピソードを紹介している本。

    アカデミアの世界で学んだ経験や知識が、色々な分野の企業でもうまく活かせていることが書かれていて、かなり視野が広く持てるようになった。

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    2025年10月26日
  • カラー版 本ができるまで 増補版

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    新入社員はこれ読んでるのか。
    本好きは確かに必読書かもしれないな。

    本が生まれるまでの工程。
    当然のように書店に並ぶ本がこれほどまでに試行錯誤された歴史を経ていたのかと思うと、本屋巡りするときの見方が変わるなぁ。

    グーテンベルク感謝。

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    2025年09月06日
  • カラー版 本ができるまで 増補版

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    自分の本好きを支えてくれる業界の日進月歩にはとても驚かされた。
    写本、木版、活字などの拡がりから、ITを駆使する現在までの本作りのすべてに、そして「読みたい」思いに応えてくれる先人の努力に感謝する。
    印刷博物館初代館長の粟津潔さんの言う「マテリアルの力は非常に大きい」という言葉に大きな拍手。

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    2025年06月23日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    読み始めたら、気づけば最後まで読んでしまった。博士課程を取得した方の苦悩と選択を知った。非常に読んでいて、参考になった。

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    2025年04月12日
  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    大学職員から見ると、教員の中には学生指導や大学運営に熱心な人もいれば何をやっているのかわからない人もいて彼らのモチベーションって何なのだろうと思っていたが、この本を読んでみて研究者が研究に生きがいを感じていることとかその世界にも競争があって生き抜くために大学や研究機関に所属している様子が理解できた。
    大学に所属しているなら大学への貢献を目的とすべきというのは事務職員とか法人の狭い視野で、研究者は研究することを目的として生きている、学生支援とか入試とかどうでもいいという感覚もわからなくはない、ということが実感できた。
    だから、大学として競争力を高めるためには、研究者に選ばれるような環境をつくり、

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    2025年02月06日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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     本当に、生き方は、色々だ。
     行動が世界を拓くかもしれないが、成功者バイアスには注意をと呼びかける。 
     願わくば、文系研究者の話も、もう少し聞きたい。理系以上に、苦しいに違いないから。

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    2021年12月12日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    「これから私たちはどうすべきか」を10の分野で、228人の識者が縦横に論じるもの。いやいや、モノゴトにはいろいろな切り口、分野、考え方があるものだ。

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    2016年02月14日
  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    【348冊目】研究者たちによる27のエッセイ集。テーマは「キャリアと生活の両立」!

     子育て未就学児編、子育て就学時編、介護編とあるけどそれぞれが私の心にぶっ刺さりまくりました!ミッション・インポッシブルよりハラハラドキドキしたし、タイタニックよりも胸が締め付けられました!笑

     とにかく皆さんの毎日のスケジュールが綱渡りすぎる!特に共働きともなると、朝に保育園まで送り、仕事も終わらなきゃいけない時間が決まっていて、職場を出たら、お迎え着替えさせて夕食準備夕食あげる皿洗い一緒に風呂保湿服着せて風呂掃除して子の歯磨きして寝かしつけしたら、ふぅっと休む間もなく寝かしつけで一緒に寝落ち…かと思いき

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    2025年09月14日
  • カラー版 本ができるまで 増補版

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    出版社を見ることはあっても、印刷会社のことまで見ることはなかったので、これからは印刷会社のことも見ることになりそう。

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    2025年07月05日
  • 研究者、生活を語る 「両立」の舞台裏

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    研究者たちの、「ケア」(子育て、介護)の寄稿集。
    研究者という、我々の知らない世界の人々が、どんな生活をして両立しているのか。

    意外と、普通の人と変わらないんだな、という印象。
    ミルクをはちゃめちゃにこぼされたり、産後寝ない子供に悩まされたり、保育園で熱が出たらお迎え行かなきゃいけなかったり、お弁当が必要なことを前日に言われたり、等々、育児あるあるが書かれていて、ああ、この人たちも変わらないんだな、と思った。

    と同時に、ケアの大変さが恐ろしくなった。特に子育て。
    ただ、外注する人観点が非常に印象に残った。
    「適度に夫婦で役割分担をしながら、苦手なものは外注している」「子どもを塾に通わせたり

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    2025年05月15日
  • これからどうする 未来のつくり方

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    様々な人に様々なトピックで「これからどうする」というテーマでコラムを書いてもらった、228本のコラム集だ。テーマは政治や3.11、アジアや世界、経済や文化など幅広い。

    内容的には様々な専門家がかいているだけあって、内容を一読しただけだとよくわからないものも多くあった。普段の自分だとまず興味をもって読まないだろうトピック、例えば一次産業についての課題であったり、原発問題などについても今回を期に目を通した。理解するためには言葉の意味や、書かれた時期から2025年今時点での状況の変化などを調べることも多く、幅広いトピックの知識が身について読んで良かった。

    また本書が書かれた時期と2025年今時点

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    2025年04月20日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    おもしろかった!
    頭のいい人は率直だな。編集が上手いのかもしれないけど。笑
    とにかくわかりやすく、研究者が在野で活躍している状況がわかる。
    研究者たちの挑戦が、現代の冒険譚を読んでるようでワクワクした。
    これを読むと、日本にもまだまだ希望があるな、と思えます。(アカデミアや社会システムの抱える問題は山積しているとしても。)

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    2024年11月08日
  • 私にとっての介護 生きることの一部として

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    介護する人、した人、受ける人、仕事としている方等々、様々な立場の方の『介護』についての話。
    介護保険制度への提言や介護に携わるきっかけ、終えてみての思いなど話題の方向性や硬軟も様々。
    トップバッターがマムちゃんこと毒蝮三太夫さんの肩肘張らない感じのお話(しかもラジオでの口調余裕でで脳内再生される!)だったのも、読み進める気持ちになるのに良かったかも。

    今村登さんが、安冨歩さんの『生きる技法』から「自立とは依存だ」「依存する相手が減るとき、人はより従属する」という言葉を障害者の親子関係に照らし合わせて紹介されていて、それが一番印象に残りました。

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    2022年09月30日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    アカデミックな人と一緒に働く人が読んでも参考になると思う。またコアなノウハウに、何かを組み合わせて飛躍する姿は仕事のヒントになると思う。

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    2022年04月04日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士課程に在籍中、もしくは学位取得後の様々な生き方が紹介された本。

    現在、博士課程で論文が学術雑誌になかなか採択されず苦戦しており、でも今後はポスドクになる予定の立場として興味深く読みました。

    この本に出てくるのは、日本では誰もが知っているいわゆる一流の大学を卒業された方ばかりです。そのような能力のある博士号取得者の活躍の場が少しずつ増えてきていることは喜ばしいと思います。と同時に、このような立派な経歴を持っていても苦労は絶えず、その裏で語られることのない数多くの博士号取得者がどうなっているのか想像すると決して楽観的にはなれません。

    でも、結局はアカデミアであろうが他のフィールドであろう

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    2022年01月15日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士号を取得しても、大学をはじめとする研究機関に残れるとは限らないわけですが、この本では、研究機関から離れてしまった方たちの生き方が取り上げられています。
    中には、大学の教員だった人がアカデミアを離れるケースもあり、博士号を持つ人たちの、いろんな人生に触れられる一冊になっています。

    自分自身、大学4年生ぐらいまでは、「博士課程に進みたいな」と思っていたのですが、修士課程に進んだ直後に、「研究者は自分には合っていないようだ」と思い始めました。
    それでも何とか、修士課程は修了しました(就職が決まっていたので、修了させてくれたのだと思います)。

    この本には、博士課程に進んでから「向いていない」と

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    2021年12月17日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    ネタバレ

    嘉田さんのインタビューがすごい。ここにあるのはうまくいった話ばかりだけど、それでも、みんな、すごい。

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    2021年11月10日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    博士課程後、世間的には(あるいは、博士を取得した当事者にとっても)それ以降の道はアカデミア職しかないのでは、という思い込みを良い意味で払拭してくれた。よく言われる、生存バイアスについても、コラムを寄せている方々が非常に気をつけて話してくれているのだろうな、というのが伝わってきた。これまで、博士を出た当事者たちの声を多方面からまとめた本はなかったように思うので
    ありがたい。
    一方で、これは完全に私個人の感想なのだが、もう少しキャリア形成のジェンダーギャップに触れても良いのではないかと思った。男性研究者の方が語るキャリア転換期には、当然のように配偶者の方がついてきてくれることが前提として語られてい

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    2021年08月28日
  • アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく

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    アカデミアを離れた21人へのインタビュー記事。
    どのような経緯で現在の仕事へ行きついて、今どんな仕事をしているかについて説明されている。
    各々様々な仕事をしていて、中には「博士なのに○○になったの!?」と驚くようなものもある。

    「博士卒の後、新卒就職を捨ててポスドクになったらそのままアカデミアを突き進むしか道はない」という自分の思い込みを払拭してくれる一冊となった。
    新卒就職したいと思える企業が見つからなかったら、勇気を出してポスドクに挑戦しようかな。

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    2021年08月14日