柴崎正行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
巻末にある大豆生田啓友さんの解説から読むのもおすすめ。
大豆生田啓友は、「保育のサービス化が進められる今日にあって、(倉橋惣三の)子どもとのあり方を丁寧に省察する姿勢は現代においてこそ、重要な課題」だと述べている。
・子どものわがままに対する教育は、外から抑えるのではなく、如何にしたら子ども自らに内から抑えることの出来るように養成するかが大切である。
・子どもの質問。「なぜ?」などのむずかしい質問に対しては、人間界や自然界のいろいろの法則を人間化・子ども化して答えるようにする。子ども自身の持っていそうな、持っていてもらいたいような教育的な説明をしてやる。親切に答えてやる。
・叱り方のタブー。
怒り叱り。機嫌かえ叱り。無理叱り。無茶叱り。無実叱り。
(怒ってはいけない。機嫌で変えてはいけない。無理強いしておいて叱ってはいけない。無茶なことで叱ってはいけない。疑って無実なことで叱ってはいけない。) -
Posted by ブクログ
養育者(保育者・親)に求められる姿が書かれている。
・子どもの力に絶えず驚きながら、その詠嘆のひまもすきもない程に、細かい心づかいに忙しいのが、教育(教育者)である。
・子どもにとって、世話をしてくれるのは有り難い先生。しかし、有り難い先生よりも、もっとほしいのはうれしい先生である。うれしい先生は、その時々の心もちに共感してくれる先生である。
・子どもが飛びついてきた。あっと思う間にもう何処かへ駆けていってしまった。飛びついてきた瞬間の心を、その時ぴったりと受けてやっただろうか。いつ飛びついてくるか分からない子どもたちである。
・幼児教育の要諦は、親切である。親切とは相手に忠な心であり、相手の為に己を傾け注ぐ態度である。
・ほいほい可愛がられて育った子ども。大切に可愛がられて育つくらい幸せなことはない。併し、その幸せはどこまでほんとうの幸せか。やや成長してから、ほいほい子の受ける害は独立心の出来ないことである。
・子どもが帰ってからの反省を重ねている人だけが、真の保育者になれる。翌日は一歩進んだ保育者として、再び子どもの方へ入り込んでいけるから。
・ぐずぐず癖。子どもとして最も罪のない癖。心で思うことが直ぐ実行に移らないのである。本人も自分でどうすることも出来ないのが癖である。
・(甘やかしているうちに)つけるつもりでない癖をつけてしまう。それをもどすのが親の責任。相当根気よく骨を折らなければならぬ。親が悪かったのであるから、わが子に済まなかったというくらいの、厳粛を感じて、親切に、周到に、それを矯す心がなくてはなるまい。
・子どもの悪癖に対する処置。親が真剣に、悲しみに堪えないことを示すこと。その子と自分だけが知っていることにして広く知らせぬこと。他の楽しみを覚えさせて、転換の方法をとること。
・「夏期悪癖養成所参観談」の例えが面白い!