筆者の日々の素朴な感想が述べられている『子どもたちの中にいて』は、隣で寝息を立てる我が子の顔を何度も見ながら涙を堪えて読みました。
不思議と子どもだけでなく、大人に対する自分の態度も改めたくなる文章ばかり。読んでいると家庭のちょっとしたことで心がクサクサとしていたり、とげのある言葉を口にしたりする自分が恥ずかしくなりました。
この子のために、周囲の人のために、明るく温かな小さき太陽でありたい。目の前の人のこころもちを見落とさず、触れたい。
自分の心の肌荒れを感じるたび、何度でも読み返そうと思います。