池田大作のレビュー一覧
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ネタバレ下巻は、教育の在り方から、世界平和についてまで、大きなテーマで語り合いが進められる。下巻の内容もまた、当時の対談から50年を経た今でも、読者に十分な示唆を与えてくれるものとなっている。
最初の教育については、「知識偏重型教育から人間教育へ」と両者がともに訴えておられるが、これは当時よりさらにその重要性が増しているのではないか。
本書の「教育と犯罪」について語られている部分に、「知識教育だけで人間教育がなされなければ、犯罪も知能的になり、増加するのは当然」と警告しているが、その現象が加速しているのではないかと感じる。
犯罪の内容が無節操となり、しかも巧妙化している。「高等学校の試験に、学科 -
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ネタバレ目次
5 宗教・思想・道徳(人間の本質と宗教 宗教と人生の関係 宗団・宗派はさまざまでよい 宗教はどれも同じか ほか)
6 政治に望むこと(政治の目的は何か 政治に欠けているもの 民間が政府に任せた 国家権力と人民 ほか)
7 社会を見る目(物価騰貴の根本原因 インフレ抑制の施策 物不足と買い占め 商道徳に反する企業 ほか)
経営の神様と言われた松下幸之助氏は、当時の経済界でも最高峰の人物であり、日本におけるその影響力は相当大きかったと思われる。
ときに松下氏の発言の中には、企業人のトップとして、企業の経営の在り方、また企業にたいする政府の姿勢や政策などにふれられることがあるが、それらの発 -
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ネタバレ初刊は昭和50年(1975年)。松下幸之助氏は当時80歳。池田大作氏は47歳。
人間、人生、宇宙、生命、宗教、政治、社会、教育、科学、経済、平和など、万般にわたる重要テーマについて、二人の巨人が、いわゆる一人の人間対一人の人間として真剣に未来を見つめて語り合われた書である。
多忙を極める双方の著者が、互いに150問ずつの質問を用意し、お互いにそれに真摯に応えるという往復書簡を交わし、それに編集が加えられた書である。
親子ほどの年齢差のことなど、互いに全く意識することなく、それぞれのテーマについて、真剣に議論をかわされている。すべてが未来志向であり、建設的で、一部議論がわかれるような場面で -
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思ったより短く読みやすかった。自分の存在感で先生の言葉を代弁できるようになりたい。今日も今日なすべきことを厳然となす。そのたゆみなき積み重ねが勝利である。
希望がなければ、希望をつくろう。
今、打ち込んでいること自体が才能。
逃げないくせ、努力するくせが勉強の目的である。
学ぶ習慣がついた人は、何でもできる。
表面のきらびやかさに動かされるのは、しっかりした自分がないから。
さびしさは人間の証拠。
心に夢を燃やしているおもしろい人間は人生はおもしろい。
人生はつまらないと思うのは、自身がつまらない人間になっているかも。
毎日がむなしいと感じるのは、自身がからっぽの心になっているかも。
幸福と -
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電子版で読んでて、ほんのちょっとした時間に読むものとして読み始めたが、面白くてあっという間に読めてしまった。
2011年〜2013年の連載が書籍になったもので、何年経っても「今の子どもたちに伝えたいな」と感じた。
特に責任感が、「後片付けをすることから始まる」と言われていたのは、新鮮な発見だった。整理整頓は必ず頭が良くなると。
また、文章を書くには「まず手を動かすこと」と書かれてあり、その周辺のノウハウを、早速教育現場で実践してみた。
改めて未来部に向けた文章は、「努力」が多いように感じた。やっぱり前向きな文章だから、「自分も頑張ろう!」「未来部の会合でこう伝えよう!」という気持ちになる。
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ネタバレ―1969年(昭和44年)5月3日の本部総会の席上、山本伸一は750万世帯の指標を示すとともに、創価大学に「人間教育の最高学府たれ」等の三つのモットーを示した。
また、過激化していく学生運動について「第三の道」を開いていくよう学生部員に提案する。教育の自主性、独立性を確保するために、立法、司法、行政の三権分立に教育権を加えた「四権分立」構想を提唱。
―ガンジー「私は人間の活動から遊離した宗教というものを知らない。宗教は他のすべての活動に道義的な基礎を提供するものである。その基礎を欠くならば、人生は「意味のない騒音と怒気」の迷宮に変わってしまうだろう」(p.95)
―児童文学者 長田若葉(「 -
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主人公、山本伸一は創価学会名誉会長の池田大作氏
であり、ノンフィクション長編小説です。
生きる為に何が人は必要か
勇気とは何か?力がみなぎるストーリーが
詰まっている作品です。
とくに、最後の章『大光』は
ドイツの歴史から国民の自由と平和の大切さ
をしみじみと痛感させられました。
ナチスとユダヤの戦い
東西冷戦の壁など、
人は生まれた時は皆悪い人はいない。
生きていく過程で憎悪が増したり、
ひょんな事から戦争が生まれる。
ベルリンの壁崩壊から約30年経ち
壁の崩壊のきっかけは1人の東ドイツの政治家
『シャボフスキーさん』の政令報道の1日
早まった誤報がきっかけで、東国民は壁に
殺到し、自