大村あつしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マルクスが解き明かした資本主義の姿を、かなり大雑把に、しかし本質を分かりやすく説明している。 「壮大なねずみ講」というのが資本主義の本質であり、それを支えているのが労働の余剰価値=搾取である。 「もしドラ」のように小説仕立てなのかと思いきや、登場人物の掛け合いで解説するタイプの参考書みたいなのだったのは残念。 [more] ・資本主義の成長の源泉は労働による余剰価値 ・商品の価値は労働の量によってきまる=労働価値説 ・価値と交換価値(価格)は似て非なるもので、需給曲線は価格を決定する ・労働力(商品)と労働(その商品の効能)は別物 ・労働力の価値は生活費に等しい=労働の再生産に必要な費用
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Posted by ブクログ
もし近未来になって、AIが社会実装されたら?
そんな世界を描いた青春小説。
実は結構リアリティがあって、AIの実装も、まだ「特区」の中での話。
その特区で暮らす若者たちのAIを絡めた群像劇だ。
そこに出てくる「AIが出来ること」については、きちんと取材が出来ている印象だ。
今現在のAI研究の世界で言われている「万能説」「限界説」についてもここで触れている。
AIが人類の能力を超えるのか?
については、答えは単純で「超える能力もある」だけだ。
人間が走っても、自動車に勝てないのと同じで、計算能力や記憶力、検索力については今現在でもAIに勝てる訳がない。
ただそれだけだ。
逆にAIに負けない人間の -
Posted by ブクログ
非常にシンプルな考え方を丁寧に説いている。そもそもの読むきっかけは自分の目的目標が不適切なのではないかということだ。明らかに現状に即していないような気がしたのだ。
何に惹かれたのか。
目標―現状=課題
知識×経験=知恵
といった単純な思考に置き換えることで常に自分のスタンスを保とうとする姿勢がとても良かった。著者が成功するために大事にしていることは一言で表すと「如何に前向きに取り組めるか」そのための方法論や基本姿勢について書かれている。内容は陳腐なものかもしれないしこの本以外でも結構書かれている内容だが読者の視点に立った優しさが随所に溢れている。
やはり目標に対する自分の評