鹿毛敏夫のレビュー一覧

  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    読み応えありました。
    『大航海時代』、『信長の野望』、子どもの頃に熱狂したゲームタイトルですが、最新の学問の進展状況を鑑み、2つのタイトルを合併させるべきかもしれませんね。私、買うと思います(w。
    分権と集約の波、集約時の原動力には国際性が関与する。これからの日本は、分権のステージでしょうかね?国境が曖昧になり、気軽に容易く飛び越える人材が頻出するのでしょうか?未来へと思考を誘う歴史、いいですね!

    0
    2024年01月22日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    科目が分かれているから日本史と世界史を区別しがちなんだけど、戦国から江戸の大名たちは世界と繋がっていたんです。ヨーロッパで有名人だった豊後王の大友宗麟とか。イエズス会布教のキーマンになったアンジロウのくだりが面白し。

    0
    2025年05月11日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    西日本の戦国大名を中心に、積極的に展開された海外交流の実態を明らかにし、世界史における戦国時代の位置付けを示そうとする内容。分散した外交権が統一政権のもと集約される過程や、近世以降への視点なども興味深い。

    0
    2024年10月02日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    世界史の中で、戦国大名がどのように貿易をして評価されてたかを、主に海外の文献から調べた一冊。

    大友宗麟をはじめ、日明貿易や南蛮貿易をしていた戦国大名について知ることができた。

    0
    2024年07月15日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    やっぱり戦国時代は面白い
    グローバル化する大航海時代のなかの日本

    戦国時代にこれほどのコスモポリタン性が日本にあったからこそ、徳川鎖国によって日本文化は熟成していったのかもしれない

    0
    2024年04月13日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    大友や島津といった九州の戦国大名が、自らの両国を「国家」と認識して、東南アジアや西欧の海外勢力と活発に外交を行ったという、とても刺激的な内容です。
    西国大名の勘合貿易への参入と対立、「地域国家」による独自外交、秀吉による強硬外交、家康による協調外交、そして「鎖国」へと、まさに、世界史の中の戦国大名の姿を見て、新鮮な驚きの連続でした。

    0
    2023年12月10日
  • 月に名前を残した男 江戸の天文学者 麻田剛立

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸時代の暦のあり方
    そして麻田剛立の人生が
    とても分かりやすく丁寧に描かれています。

    もともとは子供向けに書かれた本のようですが
    大人でも十分に楽しめる上
    江戸の文化を全く知らない人でも
    専門的なあたりまで分かりやすく読み進めることができるので
    とても楽しい1冊でした。

    著者のプロフィールをみると
    博士でいらっしゃるのですが
    偉そうに専門的なことを書かずに
    きちんと説明しているところが好感を持てます。

    0
    2012年09月17日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    世界の国々の目線で見ると、大友宗麟などの九州の大名が主に東南アジアやポルトガルで知られていた。あと、世界史と日本史の垣根を無くす動きがあるのにも驚いた。
    グローバルヒストリーというワードが歴史学の間で、トレンドになっている事にも注目したい。

    0
    2025年09月30日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    中盤やや細かいが、大友、大内など地方大名がいかに明や東南アジアといった外国と対等な対外活動を行う存在であったか。
    朝貢と倭寇、天下たる中央政権に対する地域国家、またBVNGOが世界から見た日本の一側面であった事実、そしてインドを往復したりアユタヤと交渉するなど広く活躍した商人たち。
    視点を変えるための一冊。参考書籍も充実している。

    0
    2025年08月28日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    足利政権による明との勘合貿易の主体が有力守護大名へ移っていく流れ、キリシタン大名の動きと西欧との関係、カンボジアとの善隣外交を行う島津氏などなど、戦国大名の政治的、経済的な諸外国との付き合いや、その時代の各地域の国際性などあまり知らなかったテーマだったので面白く読みました。これらの動きを知ることで、秀吉や家康の外交的な動き、あるいはその後の徳川政権の鎖国へ向かう流れなどをより立体的に考えられるようになったのが読んで良かった点です。流石に最後に幕末や維新への影響を断じ始めたのは勢いが余りすぎてる気がしましたけども。

    0
    2024年11月30日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    国外の文献に戦国大名がどのように描かれているかという記述は少なく感じたが、戦国大名それぞれの独自外交で活発になった外国との交流が統一政権樹立で下火になっていく経緯が勉強になった。

    0
    2024年07月08日
  • 世界史の中の戦国大名

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    プロローグ 戦国大名は世界史の中でいかなる活動をしていたのか
    第1章  「倭寇」となった大名たち~戦国大名と中国
    第2章  外交交易対象の転換~対中国から対東南アジアへ
    第3章  対ヨーロッパ外交の開始とその影響
    第4章  戦国大名領国のコスモポリタン性
    第5章  東南アジア貿易豪商の誕生
    第6章  日本と世界をつないだ国際人たち
    第7章  戦国大名の「世界」と徳川政権の「世界」
    エピローグ 「世界史の中の戦国大名」の精神性

    <内容>
    簡単に言えば、戦国時代は世界にひらかれた日本であった、ということだ。室町時代後半、日明貿易を独占した大内氏、ポルトガルと深く付き合った大友氏、そこに

    0
    2024年04月19日
  • 月に名前を残した男 江戸の天文学者 麻田剛立

    Posted by ブクログ

    大分県が生み出した天文学者「麻田剛立 あさだ ごうりゅう」の伝記

    本来は中高生に向けた児童伝記書らしいが、「大分学」と言う郷土文化研究で有名な辻野 功さんの講演会を受けたときに始めて知り、講演会を受けた後に「麻田」の名前を偶然見つけたので思わず衝動買い。
    内容は非常に読みやすい文で書かれていたので、あっさり読み終えてしまいました。

     沖方丁著「天地明察」で感動した渋川春海が作った暦を 時間が過ぎてズレが生じていると発見し修正した暦を作りなおす土台をつくった。 またケプラーの第3法則を独自で発見もしている。

    こんど縁の場所めぐりでもしてみようかと思いました。

    0
    2012年12月06日
  • 月に名前を残した男 江戸の天文学者 麻田剛立

    Posted by ブクログ

     もともとは青少年向けの伝記小説の改題らしい。
     
     ストーリー展開は平易で読みやすい。やや抑揚に欠ける印象もある。

     大分出身の下級武士が天文学に目覚めて幕府の暦にもない日食を予言。脱藩して改名し,大阪に上り,医師としても天文学の道にいそしむ。

     数学界の関孝和波に,当時国際的にみても最先端を行っている学者がここにもいたのだ。江戸時代の日本の天文学の水準に高さを改めて知る良本である。

     こうした埋もれた日本の珠玉の偉人達を私たちはなんと粗末にしていることだろう。もっと顕彰し,たたえ尊敬する姿勢゛化が必要ではないだろうか。

     先日山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した知らせに勇気づけ

    0
    2012年11月06日