鹿毛敏夫のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
プロローグ 戦国大名は世界史の中でいかなる活動をしていたのか
第1章 「倭寇」となった大名たち~戦国大名と中国
第2章 外交交易対象の転換~対中国から対東南アジアへ
第3章 対ヨーロッパ外交の開始とその影響
第4章 戦国大名領国のコスモポリタン性
第5章 東南アジア貿易豪商の誕生
第6章 日本と世界をつないだ国際人たち
第7章 戦国大名の「世界」と徳川政権の「世界」
エピローグ 「世界史の中の戦国大名」の精神性
<内容>
簡単に言えば、戦国時代は世界にひらかれた日本であった、ということだ。室町時代後半、日明貿易を独占した大内氏、ポルトガルと深く付き合った大友氏、そこに -
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大分県が生み出した天文学者「麻田剛立 あさだ ごうりゅう」の伝記
本来は中高生に向けた児童伝記書らしいが、「大分学」と言う郷土文化研究で有名な辻野 功さんの講演会を受けたときに始めて知り、講演会を受けた後に「麻田」の名前を偶然見つけたので思わず衝動買い。
内容は非常に読みやすい文で書かれていたので、あっさり読み終えてしまいました。
沖方丁著「天地明察」で感動した渋川春海が作った暦を 時間が過ぎてズレが生じていると発見し修正した暦を作りなおす土台をつくった。 またケプラーの第3法則を独自で発見もしている。
こんど縁の場所めぐりでもしてみようかと思いました。 -
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もともとは青少年向けの伝記小説の改題らしい。
ストーリー展開は平易で読みやすい。やや抑揚に欠ける印象もある。
大分出身の下級武士が天文学に目覚めて幕府の暦にもない日食を予言。脱藩して改名し,大阪に上り,医師としても天文学の道にいそしむ。
数学界の関孝和波に,当時国際的にみても最先端を行っている学者がここにもいたのだ。江戸時代の日本の天文学の水準に高さを改めて知る良本である。
こうした埋もれた日本の珠玉の偉人達を私たちはなんと粗末にしていることだろう。もっと顕彰し,たたえ尊敬する姿勢゛化が必要ではないだろうか。
先日山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した知らせに勇気づけ