井口典夫のレビュー一覧

  • クリエイティブ都市論

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    性格と住む場所の関係性について論じた都市学の本

    自分の性格なら、どこに住むことが幸福度を高めるのか?
    を考えるきっかけになる

    「年収は住むところで決まる」と読むと相乗効果あり

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    2023年05月28日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    クリエイティビティと都市の魅力機能を分析している。都市には創造的人々をひきつける力があり、3T(技術、才能、寛容性)が重要であり、都市の存在そのものがクリエイティビティの源泉になっている。 
    この面いおいては、都市は繁栄し、多くの多様な人々を集めるべきなのだ。
    すこし難しめの内容だけれども、なぜか飽きずに読み進められる本。

    20世紀のアメリカ沿岸都市にはその3つがそろっていて世界経済けん引の先頭に立ってきた。 産業構造が変わりつつあり、9.11のテロをきっかけにアメリカはその寛容性を低下させていて、他国のクリエイティブな都市が台頭してきているのだという。

    東京もこの中ではまだその優位性を

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    2013年06月02日
  • クリエイティブ都市論

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    世界はフラット化しているのではなく、スパイキー化している。
    限られた“場所”に人も、情報も、創造性も集まる。
    富を生み出している地域、クリエイティブな地域は、世界の中でも限られており、グローバル化が進むにつれて、その集積はますます進んでいるという。

    どこに住んでもインターネットにつながれるから情報が入手できるというのも大事だが、
    それ以上に、どこに住むかによって創造性は大きな影響を受けるという視点も大事だ。

    どんな人がいる場所か、どんな自然があるところか、どんなコミュニティがあるか、
    どこに住むかは、考えている以上に重要なのかもしれない。

    “現代のクリエイティブ経済における経済成長の真の

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    2013年01月22日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    2008/3/21
    半年以上前に購入した「積読」を、一晩で速読。やっぱすごい。クリエイティブであることが求められている。これからの時代は、寛容、多様性が必須。

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    2009年10月04日
  • 新 クリエイティブ資本論

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    日本に足りないのは3つのTの特に寛容性ではないか、、と改めて思わされた。
    寛容性が高い国がテクノロジーもタレントも発展していくのは本当だなあと。

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    2024年12月05日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    クリエイティブクラスはアメリカから軸を写してきている。アイルランド、ベルギー、オーストラリア、オランダ、では全労働者の三分の一。ニュージーランド、エストニア、イギリス、カナダ、フィンランド。アイスランドでも四分の一。

    クリエイティブクラスは科学、エンジニア、建築、デザイン、芸術、音楽、エンターテインメント、法律、ビジネス、金融、ヘルスケアとその周辺領域にいる。クリエイティブ指数ではアメリカはスウェーデン、日本、フィンランドに次いで4位。k
    しかしクリエイティブな人たちが選んでいるのは国ではなく、都市。ケンブリッジか、シリコンバレーか、ストックホルムかバンクーバーか、シドニーかコペンハーゲンか

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    2017年05月04日
  • クリエイティブ都市論

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    ネタバレ

    インターネットというインフラが世界をフラットにしていくと言われていたが実はそうじゃない、ということを薄々感じていたけど、その理由がよく理解できた。情報や人は集積すればするほどに指数関数的な効果があるし、みんなそんなアツい場所に行きたがる。そして産業によってその中心地が異なる。
    個人的には今自分がここにいると未来がないのではないかという焦りを感じてしまって不安な気持ちになってしまったが、現実を直視する必要があるので、ちょうど良い機会になったのかもしれない。

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    2018年01月17日
  • 新 クリエイティブ資本論

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    旧版(クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭)ではクリエイティブクラスの台頭とその競争力、経済効果などが中心だったように思ったが、今回は人は誰でもクリエイティブであり、ワーキングクラス、サービスクラスでの働き方をクリエイティブにして生産性をあげようとの終章がとても良かった。スプロール化に終止符を打ち、自転車や徒歩が楽しい街づくりから多様性、寛容性の高いコミュニティを生成しそこに住む人が弱い紐帯を張り巡らすことが創造の源泉との指摘には激しく同意です。

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    2015年01月25日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    7年前の本だけれど、自信がクリエイティブクラスであると感じている人には少なくとも多いに刺激になるはず

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    2014年06月22日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    若干、日本のみが彼の理論にスッポリ当てはまらず、例外として研究を進めたら面白い結果が見えてくるのでは思った。
    個人的には少子高齢化社会の切り札として「クリエイティブクラス」への移民受入もありかと考えさせられた一冊であった。

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    2012年04月26日
  • クリエイティブ都市論

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     「スマートナレッジシティ」スマートシティにナレッジが加わった考え方のブログを読み、以前読んだ「クリエイティブ都市論(2009年2月発売)」を再読してみた。まぁ、殆ど始めて読むがごとしでしたが。。。

     大都市または大都市圏がひとつ以上あり、夜の地球で光が集中し、一定以上の経済規模のある地域を「メガ地域」と定義している。そして世界最大のメガ地域を「広域東京圏」とし、人口は5500万人、経済規模は2.5兆ドルだ。世界第2位米国東海岸のボストンからニューヨークを経てワシントンDCに至る「ボス=ワッシュ」で人口は5400万人、経済規模は2.2兆ドルだ。

     メガ地域が成り立つ要因を次のように挙げて

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    2011年05月23日
  • クリエイティブ都市論

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    ■都市
    1.「何を」「誰」と行うかという2つの選択は人生で大きな意味をもつ。その次に、「どこで(居住地)」も大きな意味を持つ。
    2.世界はフラットではなくスパイキーである。
    3.生まれてから死ぬまでの人生の可能性は居住地次第である。(研究者ベサン・トーマス:シェフィールド大学)
    4.書籍メモ:「幸せはいつもちょっと先にある」心理学者ダニエル・ギルバート
    5.持ち家はアメリカンドリームの象徴だと信じているが、借家に住む人の方が、持ち家に住む人より満足度が高い。:ティナグリの分析

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    2011年03月31日
  • クリエイティブ都市論

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    本書では世界はフラット化していくという理論に疑問を唱えている。経済、才能、科学などは限られたメガ地域に集積しており、今後もその集積力を強めていき、世界は益々スパイキーになっていくと説かれている。また、第2部、第3部は「場所の経済学」「場所の心理学」となっており、豊富なデータを用いて考察されている。

    「場所の心理学」は特に面白く、アメリカ各都市における特徴と人間の性格との相互関係について解き明かされている。人間の性格の違い(ここでは以下の5因子を用いている:経験への開放性、誠実性、外向性、協調性、情緒不安定性)によって、魅力を感じる場所のタイプが異なっていることや、集積した結果として地域がどの

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    2011年01月15日
  • クリエイティブ都市論

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    正確には都市論ではありません。都市人生論とでも言いましょうか。

    本書は、アメリカで都市経済学を研究するリチャード・フロリダが執筆したものの日本語翻訳版です。この本の主張は明快で、人生における居住地の選択という目線で、今後都市に備えるべき資質を豊富なデータを基に提示しています。

    具体的には、グローバル化している世界経済の中、経済成長の大半は一部のメガ地域と呼ばれる都市圏で起こるクリエイティブなイノベーションによって行われていること挙げ、そのメカニズムの解明をひたすら行っています。
    統計的データを基にしながらマクロ経済だけではなく、ミクロで生活に即した視線など幅広い視点をうまく操作しながら書か

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    2010年02月13日
  • クリエイティブ都市論

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    上半期読んだ本の中で一番おもしろかった。
    都市に興味なくても、経済に興味なくても、
    都市に住んでいる人なら絶対面白いと思って読めるはず。
    色んな意味で必読書。

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    2009年10月04日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    当行常務が推奨していた本。
    これからの社会についてマクロ的な視点を持つことを目的に読書。

    内容についてざっくり書くと、
    これからの世界はCreativityを持った人材を
    挽きつけられるような都市づくりをすることが重要であり、
    その上でキーワードになるのは、
    「Talent」「Tolerance」「Technology」の三つ。

    でこれらを指標に興して分析してみると、
    意外や意外わが国は世界で二番目になるらしい。
    「Technology」の部分ではなんとなく理解できるが、
    「Tolerance」の部分では本当に意外。
    個人的な推測によると、
    これはひとえに日本の「無宗教」である部分が大きく

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    2010年09月12日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    賛否分かれている本らしいですが、個人的にこの著者の考え方は好きです。
    著者曰く、クリエイティブ・クラスとは、データや物質を加工処理して、新しく有用なものを生み出す人たちで、米国では全労働人口の三分の一を占めるといわれています。
    そういう人たちを集まるような都市作りが必要だぞというような内容の本になっています。
    ところどころ、読み飛ばしながら読んだのですが、ざっとこんな内容です。

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    2009年10月04日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    いま都市は全世界的な人材獲得競争に巻き込まれていて、有能な人材は、(移民やゲイなどの)マイノリティに寛容性の高い国・都市に集中するといいます。つまりクリエイティブな人間が経済発展を主導し都市が発展するという論理です。
    日本国内の話では、トヨタなどのカイゼン活動をクリエイティブな活動と捉えています。これらに従事する人をクリエイティブクラスと呼ぶのであれば、技能工を含めて日本における製造業のクリエイティブクラスは非常に多いことになりそうです。
    入管法で高度な能力を有した人材に在留資格を与えるというのは、寛容性という点で問題があるのかもしれません
    。しかしながら、その移民増加コストも当然ながら考えら

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    2009年10月04日
  • 新 クリエイティブ資本論

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    新鮮さはあるものの、事例がアメリカばかりで(翻訳された本なので当たり前ですが)、あまりピンとくる例が無かったです。
    ただ、日本よりも海外の方がクリエイティブな人材が多いのは、日本はどうしても同質な人が集まりますが、多様な人と交わらないと生きていけない欧米では、その分クリエイティブな思考で他者を理解する必要があるからなんだろうなと、思いました。

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    2021年02月23日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    都市経済学の、物議を醸しだした魅力的な一つの説として。
    ただし、実証はされていないのかな。
    また戻ってくるかも。

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    2020年04月03日