井口典夫のレビュー一覧

  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    クリエイティブ経済の台頭と、それをもたらすクリエイティブクラスについて論じている。

    クリエイティブ経済における経済成長をもたらす主要な資本はクリエイティブな人的資本そのものであり、グローバル社会においてはその移動は自由度を高めているため、いかに彼らをひきつけるかが重要となる。

    また、既存のクリエイティブな産業のみならず、それ以外の産業従事者の在り方にも課題がある。クリエイティブ産業が集積する都市においては、彼らの生活を支えるためサービス産業も集積するが、クリエイティブ層との賃金格差や彼ら自身の仕事が画一的で単純労働化しがちであることは問題もはらんでいる。
    それは、サービス産業従事者の低生産

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    2016年09月25日
  • クリエイティブ都市論

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    ネタバレ

    世の中の移動性が高まることで世界はより集積している。地理的条件、つまり「住む場所」は職業的成功や人脈、幸福感や快適な暮らしなどの全てを決定する。「どこに」住むかという選択は、「何を」「誰と」行うかという人生にとって重要な選択肢と同じくらい重要である、という本。
    普段触れるのことのない「都市経済学」というのも面白い。しかし、「クリエイティブクラス」って小っ恥ずかしい響きがある。。

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    2014年06月01日
  • クリエイティブ都市論

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    2013.11.06 著者は、どのような職業に就くか?誰と結婚するか?と同等、もしくはそれ以上にどこに住むか?が重要になってきているという。ネット環境の整備によって、どこに住むかやどこで働くかを考えるのはナンセンスだ(社会がフラット化する)と言われたことがあったが、これは大きな間違い。世界の都市間には凸凹があってスパイキーな状況。どこを選ぶかが極めて重要らしい。

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    2013年12月02日
  • クリエイティブ都市論

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    トダロの開発経済の教科書にあったが、クルーグマンの本業たる集積化についての研究は、都市と地方にも当てはまるし、やがて都市の枠を超えてメガ都市圏を形成する
    しかし本書ではメガ都市圏の詳しい定義は紹介されないままであったし、そのメガ都市圏の性格づけの一面的なやり方など、多少疑問を感じる部分も少なくなかった
    グレートリセットに論拠を補強して世界各地を俯瞰した感じです

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    2013年06月19日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    ■クリエイティブ・クラス

    A.これからは、クリエイティブな時代になる。そして、今後は「専門的思考」「複雑なコミュニケーション」の2 つの分野
    の職業が成長すると見られている。

    B.今後、繁栄する都市としては、カナダの都市のように多様性があり、寛容性の高いところ、また台北のように、他地域か
    ら才能を引き寄せる努力をしている都市などが注目される。

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    2013年02月21日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    寄らば大樹の陰、昔は正解だったけど、youtubeあり、twitterあり、iBooksありのいま、「んで、実力を見せてもらおうか」で企業名を掲げるだけではヘタレ度が浮き彫りになる。新時代へのエール、若い人には疑わずに読んで欲しい、そして創って行って欲しい。

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    2012年02月09日
  • クリエイティブ都市論

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    2012年は日本もLCC元年だけど、さて移動して心地よい場所に住むには?ノマド、ノマドと喧伝されるが、さて「どこがいいの?」が書かれている。扉は開かれる、だろう。

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    2012年02月09日
  • クリエイティブ・クラスの世紀

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    基本的にはドラッカーの「断絶の時代」にあるナレッジ・ワーカーの延長線の議論だと想ってしまった。 いいのかな?いやぁ多分違うんだろうけど。。

    ただ、【シリコンバレーから自宅近くのオフィスへ】となる人材流出は面白かった。 儲かる仕組みが出来た既存の環境に人が集まるのではなく、自らの仕事や生活様式や文脈によって作りうるクリエイティブな風土、仕組み自体を彼ら彼女らが作るのだというパラダイムシフトなんだろう。

    日本は、人口減少して六五歳以上の高齢者が二一%以上を占める「超高齢社会」に世界で最初に突入すると云われている。こういうときに、労働力人口の確保は女性や高齢者、若者、外国人という、これまで軽

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    2010年06月27日
  • クリエイティブ都市論

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    ボヘミアンとゲイが住むところの住宅価格は上がる? そんなやり取りから始まり都市に人が住むための要素を一つずつ分析。

    広域東京って世界一のメタ地域。
    まぁわからないでもない。
    それなりに平和で知的で刺激がたくさんあり情報にあふれている。住む人も多様で相手の権利も認めようとする。
    日本のイノベーションはもちろん東京で起こり、大学の多くは東京にある。
    そして、気候も温暖。
    経済も発達しているし交通も便利。
    やはり、世界になかなかない地域である。

    「次のシリコンバレーをつくるにはどうする?」
    「必要な要素を三つ揃えるんだ。最高の大学、太陽、ベンチャー・キャピタル・・・それからこの三つを混ぜ合わせて

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    2009年11月28日