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クリエイティブ・クラスが主導する経済において、メガ地域化し相似形になっていく世界都市の現実と近未来像を描いたうえで、ライフスタイルへの関心に基づいて、グローバルに広がった選択肢のなかから、人々が自己実現を追求していくために、重要な手段となっている居住地の選び方について、独自の経済分析、性格心理学の知見を使って解説する。
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Posted by ブクログ
性格と住む場所の関係性について論じた都市学の本 自分の性格なら、どこに住むことが幸福度を高めるのか? を考えるきっかけになる 「年収は住むところで決まる」と読むと相乗効果あり
世界はフラット化しているのではなく、スパイキー化している。 限られた“場所”に人も、情報も、創造性も集まる。 富を生み出している地域、クリエイティブな地域は、世界の中でも限られており、グローバル化が進むにつれて、その集積はますます進んでいるという。 どこに住んでもインターネットにつながれるから情報...続きを読むが入手できるというのも大事だが、 それ以上に、どこに住むかによって創造性は大きな影響を受けるという視点も大事だ。 どんな人がいる場所か、どんな自然があるところか、どんなコミュニティがあるか、 どこに住むかは、考えている以上に重要なのかもしれない。 “現代のクリエイティブ経済における経済成長の真の原動力とは、才能と生産性に満ちた人々の蓄積と集中化である。彼らが特定の地域に寄り集まって住むことで、新しいアイデアが生まれ、その地域の生産性は増加する。”
「スマートナレッジシティ」スマートシティにナレッジが加わった考え方のブログを読み、以前読んだ「クリエイティブ都市論(2009年2月発売)」を再読してみた。まぁ、殆ど始めて読むがごとしでしたが。。。 大都市または大都市圏がひとつ以上あり、夜の地球で光が集中し、一定以上の経済規模のある地域を「メガ...続きを読む地域」と定義している。そして世界最大のメガ地域を「広域東京圏」とし、人口は5500万人、経済規模は2.5兆ドルだ。世界第2位米国東海岸のボストンからニューヨークを経てワシントンDCに至る「ボス=ワッシュ」で人口は5400万人、経済規模は2.2兆ドルだ。 メガ地域が成り立つ要因を次のように挙げて考察している。1.人口が2倍になった場合、必要な資源は2倍にならないがクリエイティブな生産活動や経済活動は2倍より大きくなる。2.勤勉かつ有能な人々はお互いに寄り集まる、そして生産性の高い企業は同じように生産性の高い場所に引きつけられる。3.社会経済的流動性と地理的な流動性は相互依存の関係にあり、必ずしも無関係なものではない。4.今日の社会でもっとも重要ななのは、大勢の人がどこに集まるかではない。「高い能力を持った人々がどこに集まるか」である。5.企業はその活動を拡大することで規模の経済を利用しようとする。だが企業はお互いに隣接し会うことによる集積の経済によっても利益を獲得できる。6.人間同士のネットワークは、スタンフォード大学の社会学者、マーク・グラノヴェッターの言うところの「弱い紐の強さ」の影響を受ける。 また、メガ地域といえどもその特徴は集まる人間に左右される。人間の性格は五つの主要な因子(「ビッグファイブ」と呼ばれる)で大別され、それは「経験への開放性」、「誠実性」、「外向性」、「協調性」、「情緒不安定」から構成されているそうだ。その中で、「経験への開放性」が地域の経済状況に確たる役割を果たしており、コンピュータや科学技術に関連した雇用数、地域の人的資本水準、ハイテク産業、所得、住宅価格そしてゲイ指数やボヘミアン(芸術家)指数との相関が大きいとのことだ。米国では前述の「ボス=ワッシュ」、シアトル、ロサンジェルス。サンフランシスコなど、東西の海岸線に集中している。 「弱い紐帯」とも呼ばれている「弱い紐の強さ」そして、異文化や芸術、新しいモノやコトへの好奇心そしてその体験を楽しめる「経験への開放性」がもっとも求められているようだ。冒頭で、「広域東京圏」が世界最大とメガ地域と述べた。今やその光にも文字通り陰りが出ていることと思う。今、私たちにできることは弱い紐帯を張り巡らし、未知の情報を得て新しい創造に結びつけていくことではないだろうか。
■都市 1.「何を」「誰」と行うかという2つの選択は人生で大きな意味をもつ。その次に、「どこで(居住地)」も大きな意味を持つ。 2.世界はフラットではなくスパイキーである。 3.生まれてから死ぬまでの人生の可能性は居住地次第である。(研究者ベサン・トーマス:シェフィールド大学) 4.書籍メモ:「幸せ...続きを読むはいつもちょっと先にある」心理学者ダニエル・ギルバート 5.持ち家はアメリカンドリームの象徴だと信じているが、借家に住む人の方が、持ち家に住む人より満足度が高い。:ティナグリの分析
本書では世界はフラット化していくという理論に疑問を唱えている。経済、才能、科学などは限られたメガ地域に集積しており、今後もその集積力を強めていき、世界は益々スパイキーになっていくと説かれている。また、第2部、第3部は「場所の経済学」「場所の心理学」となっており、豊富なデータを用いて考察されている。 ...続きを読む 「場所の心理学」は特に面白く、アメリカ各都市における特徴と人間の性格との相互関係について解き明かされている。人間の性格の違い(ここでは以下の5因子を用いている:経験への開放性、誠実性、外向性、協調性、情緒不安定性)によって、魅力を感じる場所のタイプが異なっていることや、集積した結果として地域がどのように活性化されるかということなどが述べられている。また、それぞれの都市に住んでいる人の性格を分析した結果、都市ごとに特徴が分かれることが明らかにされている。これらはアメリカの都市についての考察であるため感覚がついていかない部分もあったが、このように心理学的な立場から都市分析を行っているものは私にとっては非常に新鮮で、興味深く読めることができた。 著者は豊富な図表やデータ、参考文献などを駆使しており、本書を書きあげる苦労がうかがえるとともに、価値のある1冊に仕上がっている。本書の日本バージョンも読んでみたいが、果たしてアメリカほど特徴は出るのだろうか。
正確には都市論ではありません。都市人生論とでも言いましょうか。 本書は、アメリカで都市経済学を研究するリチャード・フロリダが執筆したものの日本語翻訳版です。この本の主張は明快で、人生における居住地の選択という目線で、今後都市に備えるべき資質を豊富なデータを基に提示しています。 具体的には、グロー...続きを読むバル化している世界経済の中、経済成長の大半は一部のメガ地域と呼ばれる都市圏で起こるクリエイティブなイノベーションによって行われていること挙げ、そのメカニズムの解明をひたすら行っています。 統計的データを基にしながらマクロ経済だけではなく、ミクロで生活に即した視線など幅広い視点をうまく操作しながら書かれているので非常に明快で納得のいく一冊でした。 ただ、その大半がアメリカに関する記述で、日本とは勝手が違う部分もありましたが。 果たして、日本はクリエイティブ都市になれるのか、否か。 答えは本の中に。
上半期読んだ本の中で一番おもしろかった。 都市に興味なくても、経済に興味なくても、 都市に住んでいる人なら絶対面白いと思って読めるはず。 色んな意味で必読書。
2013.11.06 著者は、どのような職業に就くか?誰と結婚するか?と同等、もしくはそれ以上にどこに住むか?が重要になってきているという。ネット環境の整備によって、どこに住むかやどこで働くかを考えるのはナンセンスだ(社会がフラット化する)と言われたことがあったが、これは大きな間違い。世界の都市間に...続きを読むは凸凹があってスパイキーな状況。どこを選ぶかが極めて重要らしい。
トダロの開発経済の教科書にあったが、クルーグマンの本業たる集積化についての研究は、都市と地方にも当てはまるし、やがて都市の枠を超えてメガ都市圏を形成する しかし本書ではメガ都市圏の詳しい定義は紹介されないままであったし、そのメガ都市圏の性格づけの一面的なやり方など、多少疑問を感じる部分も少なくなかっ...続きを読むた グレートリセットに論拠を補強して世界各地を俯瞰した感じです
2012年は日本もLCC元年だけど、さて移動して心地よい場所に住むには?ノマド、ノマドと喧伝されるが、さて「どこがいいの?」が書かれている。扉は開かれる、だろう。
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