広木隆のレビュー一覧

  • ROEを超える企業価値創造
    日本企業は生産性が低いといわれている。低い理由として、売上至上主義が根強く、利益率に対する意識の低さや、株主不在のガバナンス(政策保有株式が多く、株主の意見が反映されにくい)が指摘される。

    また生産性を図るひとつの尺度として、ROE(自己資本利益率)がある。アベノミクス前で日本企業のROEが4%程...続きを読む
  • ROEを超える企業価値創造
    またまた広木隆好きなので確認。
    投資本と思ったら経営者向けの本、巡りめぐって投資家のための本でもあるが。読んだ後で自分の所属する会社のことを検証してみたくなった。
    日本企業が過小評価されている理由をデータで丁寧に説明しているが、終章会談にある、要するにプロ経営者が少ないことと、現状で致命的に困ってい...続きを読む
  • 人気ストラテジスト大予測! 2021年相場の論点
    「モーサテ」のゲストで、私が一番信頼している方です。いつも深刻な表情でコメントされているので、内容が悲観的に聞こえがちですが、本書ではそうしたバイアスを持つことなく、広木さんの意見を聞くことができました。
    この本が執筆されたのは、私が読み終えた(2021年3月下旬)の半年ほど前ですが、予想は当たって...続きを読む
  • ROEを超える企業価値創造
    柳CFOが主筆者なようで相当に理論書テイストだった。ROEとESGの検討は面白く読めた。海外も日本も資本市場という「共通ルール」とは言うが、村社会論理の日本ではROEを高めるのに労働分配率を下げてやるのが手っ取り早かっただけなのだなと思われた。橘玲氏の煽り的に言えば企業の奴隷としての労働者でもある。...続きを読む
  • 9割の負け組から脱出する投資の思考法
    バリュー株と小型株は市場平均に勝つ。ただしみんなに注目されてから買うこと。小型+割安+モメンタム=動き出してから。

    失ってわかる利益確定のタイミングの難しさ。トレイリングストップを使う。最大儲け幅の20%を目安に。

    「禁断の市場」「紙の約束」「偶然とは何か」
  • 9割の負け組から脱出する投資の思考法
    マネックス証券、チーフストラテジストの広木さんの著書。
    どの銘柄が儲かるかということが書かれているのではなく、投資の考え方が記載されている。

    将棋の羽生善治の著書「」を複数引用し、彼自身が相場には対局感が重要であるということを読者に伝えたかったのではないか。

    読み物として、また読んでみたくなる本...続きを読む
  • 9割の負け組から脱出する投資の思考法
    著者の広木さんはロマンチストである
    文中のいたるところで相場とは関係のない話を挟んでくるのだがどれも詩的

    相場は理屈だけでは語れない
    理屈のところは論理的思考で考える
    理屈じゃない部分は、感性が大事
    P.227より引用

    ストラテジストとして長くマーケットを生き抜いてきた著者が到達した境地は文中に...続きを読む