あらすじ
アベノミクスや欧州債務危機など、実際のイベントを振り返りながらその局面で、著者がどういう判断を下したかを解説。メディアの論調や薄っぺらい市場関係者の感情論に流されずに、正しい投資判断ができるコツが身につく。9割の負け組投資家から脱出するための、投資の戦略的思考術の決定版!
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Posted by ブクログ
バリュー株と小型株は市場平均に勝つ。ただしみんなに注目されてから買うこと。小型+割安+モメンタム=動き出してから。
失ってわかる利益確定のタイミングの難しさ。トレイリングストップを使う。最大儲け幅の20%を目安に。
「禁断の市場」「紙の約束」「偶然とは何か」
Posted by ブクログ
マネックス証券、チーフストラテジストの広木さんの著書。
どの銘柄が儲かるかということが書かれているのではなく、投資の考え方が記載されている。
将棋の羽生善治の著書「」を複数引用し、彼自身が相場には対局感が重要であるということを読者に伝えたかったのではないか。
読み物として、また読んでみたくなる本。
過去の自分のレポートをきちんと分析しているのには、好感が持てる。
Posted by ブクログ
著者の広木さんはロマンチストである
文中のいたるところで相場とは関係のない話を挟んでくるのだがどれも詩的
相場は理屈だけでは語れない
理屈のところは論理的思考で考える
理屈じゃない部分は、感性が大事
P.227より引用
ストラテジストとして長くマーケットを生き抜いてきた著者が到達した境地は文中にも度々登場している将棋の羽生名人と似ているかもしれない
論理的に考えて考えて…行き着いた先は感性の必要性
逆に言うとアベノミクスの流れから始めた投資初心者にとって『手っ取り早く知りたい情報』を求めている人にはまったく的はずれな本だとも言えそうです