大野耐一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1978年の本であるが、製造業でなくてもトヨタ生産方式の考え方は大変参考になる。
トヨタ生産方式: 多種少量で安く作ることができる方法
徹底的な無駄の排除
1. ジャストインタイム: 後工程から必要な量を前工程に要求していく、前工程は引き取られた文を作るというやり方の追求。前工程への要求がカンバン(量、時期、方法、順序などを明示)
2. 自働化: 異常時に止まるようになっていて、不良品を量産しないし、異常時だけ入れば良い
なぜを5回繰り返し本当の原因に辿り着く
ムダの徹底的な摘出
1. 作りすぎの無駄: 仕事の進み過ぎによる在庫待ちの無駄に繋がり無駄として見えにくい
2. 手持ちの無 -
Posted by ブクログ
ネタバレ知識創造企業と併読すると面白い。
知識〜は理論、トヨタ〜は実地。
トップダウンが案外必要。
かんばん=自律神経
計画だってある。計画があるから平準化できる。
つくりすぎのムダを戒める。
Jitと自働化は、スポーツでのチームワークと個人力、わかりやすい。
半分くらいの時点ではほぼjitについてのみ。自働化は後半で出てくるのだろうか?
Jitは情報システムありきでない。トヨタ生産方式はフレキシビリティーが最大の強みなので、情報システム化すると良さが失われる恐れあり。
省人化ではなく少人化。
在庫をもって安心するより予防を注力。
設備導入より作業改善が先。改善を考え抜く。
豊田佐吉、豊田喜一郎だけで -
Posted by ブクログ
トヨタのカンバン(JIT)は、無駄な製品在庫、仕掛品、材料を持たないが原則
・工業簿記と連動して考えれば理解がはやい
・B/Sの製品、仕掛品、材料を出荷予定、製造予定、ライン上の在庫のみに割り当てることにより小さくする
・すると、資金や、在庫を小さくすることができるので、P/L上の支払利息、倉庫費用や、給料等の労務費用等を小さくできる。
・結果ムダがなくなるので、資本等の回転率や、資金の回収率、回収サイクルが高くなるので、C/Fを含めて、経営の安全性を高めることができる。
・ただし、在庫を小さくすると、背反事象である、発注回数が多くなるので、購買の発注回数に応じて、システムを大きくする必要があ -
Posted by ブクログ
言わずと知れたトヨタ生産方式のおそらく原点の本。
メーカに勤めている人なら、トヨタを教科書に「カイゼン」「カンバン」などのキーワードは聞いたことあると思うが、
会社の研修でもやり方や概念は説明しても、なぜそれを思いついたのか。
そもそも、なぜそのような仕組みが要求される背景については思いのほか教えられることは無い。
それに対して本書は、なぜその仕組みを導入せざるを得なかったのか、そして導入しえたかについて、実際に発案・導入を指揮した著者の言葉が語られているので、頭に入ってくる。
特に重要だと思ったのは、一般的にトヨタ生産方式は良いとされているが、全工程実行まで漕ぎつけないと効果はないが背負