青木知己のレビュー一覧
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購入済み
とても良かったです。
前編同様一気に読み進めてしまいました。
実直な著者の性格が滲み出るようなキャラクター作りだと感じました。
先生、次回作もとても楽しみにしています。 -
購入済み
一気に読めて読後感爽やか
このお値段でフルで上下巻読めて幸せ。死人からの脅迫状、それを表沙汰にしたくない大手塾。元警察官の、かつてのツテを利用した探偵小説かと思いきや、一味違って気持ちはハードボイルド、でも奥さんと娘を愛していてそれがしつこくない主人公が不正とかつての事件の新たな真実を明らかにする。主人公の雰囲気そのままに読後感爽やかなミステリ。続編はまずなさそうだけど、それはこれだけできっちりかんけつしてるから。うーん、満足。
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Posted by ブクログ
5本の短編からなるとっても満足感のある一冊
どの話も一気に引き込まれたけど
一番心に残っているのはやはり
表題作の
「Y駅発深夜バス」
この話の謎解きの時点でのそういうことかぁ
という感覚と謎が解けてスッキリという感覚が短編でありながらすごかった
そして
「猫矢来」
これは高校生の女の子が主人公だけど
人によって見えているもの
今感じていることによって
物の見方が変わることを改めて感じた
視野を広く持ちたいなとも思った
「ミッシング・リング」
読者に挑戦なお話でもあって色々考えながら楽しく読んだ一話
短編集でこれほどの5本のお話を読めたことが贅沢だなぁと感じた一冊 -
Posted by ブクログ
「Y駅発深夜バス」
50ページの作品なのに途中で「二部」が始まった
あえて書くあたり、やりますねえ
直後に大まかな真相は推理できた
更なる返しがあるかと期待したが、それは欲張りか
細かい伏線まできっちり詰められていて心地よい
暗闇での異様な光景、やられました
「猫矢来」
犬矢来という言葉が初耳だった
隣の少年、シンプルだけど見事にやられた
「ミッシング・リング」
開幕には屋敷の見取り図、中盤に読者への挑戦状
自分はパッと読んで楽しむタイプだが、露骨なヒントと伏線。フェアなフーダニットなので、じっくり読むのも良いと思う
「九人病」
特殊設定のホラー風味ミステリー
まずまず
「特急富 -
Posted by ブクログ
5つのミステリ短編が入っていて
ちょっとずつ味つけが違う。
好みのものとそうでもないものも。
最初のじわりホラー風味と
最後のスラップスティックなやつが
私好みでした。
終電を乗り逃した男が乗った深夜バス。
途中のトイレ休憩で君の悪い経験をするが
家には無事に帰り着いた。
しかし、翌朝、妻が意外なひとことを…。
「Y駅発深夜バス」
愛人を殺そうと
鉄壁のアリバイトリックを用意して
特急富士に乗り込んだ推理作家。
しかし、机上の計画は少しずつ狂いだし…。
「特急富士」
他にも、怪しい隣人の行動の意味を
幼い姉弟が知って驚く「猫矢来」
大学の元サークル仲間が山荘に集まるなかで
盗難事件が起き -
購入済み
しっかりした推理小説
起承転結がはっきりしたお作法通りの典型的推理小説である。塾とがテキストの採用にまつわる話はそれなりに面白かったが、その要素以外は、悪徳政治家 悪徳ゼネコン ヤクザ 警官崩れ と、ほぼお決まりの登場人物たちである。それでも手堅く話をまとめ、伏線回収しているところはなかなかに良い。