小学館ドラえもんルームのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中学生の時に買ってもらった本。辻村深月さんがエッセイを書かれています。当時は辻村深月さんを全く知らなかったので、ふと読み返した今になって気づきました。好きな作家さんが、私が大好きな作品を好きなんだと思うと嬉しくなりました。
「幼い日の私の記憶は、『ドラえもん』の思い出と結びついている場所がとても多く、それらを掘り起こすたびに、家族に思われていたその気持ちの痕跡の方も、オマケのようにぴったり寄り添って現れてくる」(辻村深月さんエッセイ「私が私でいるだけで」より)
私が今でも『ドラえもん』を特別な作品として感じているのは、小さい頃の様々な思い出と『ドラえもん』がいつも一緒に思い出されたからなん -
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Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目8箇所。多くの人にとって『ドラえもん』という作品は、人生の大切な一部なんだということを、みなさんの文章からあらためて私たちは感じ取りました、そう、本書は、みなさんからお寄せいただいたエピソードの数々をきっかけに生まれたのです。これまで気に留めなかったことばにあなたの心が響いたら、ぜひもう一度『ドラえもん』のコミックスを読み返してください、そのことばは、あなたの心にずっとすみつくでしょう。「ぼくは宿題をやるために生まれてきたんじゃない!!」。「ひとつだけ教えておこう。きみはこれから何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さももってるんだよ」。「いつかえさなかった!? えいきゅうにかり
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Posted by ブクログ
この本とドラえもんコミックを並行して読んでいるが、大人になって改めて読んでみると『なるほど!』て感じる含蓄のある言葉が数多いことに驚かされた。
これこそがドラえもんの世代を超えた人気の理由の一つだろう。
『みんな、今の自分よりも少しはましになりたい、もっと向上したいと思う。でも、毎日、同じ反省を繰り返しながら、足踏みをしている。結局のところ、それが人間というものじゃないかと思うんです。』と藤子•F•不二雄先生の言葉が印象的だった。
こんな人間を分かる方が描いたからこそ面白くて奥深い作品になったのだと思う。
ドラえもんコミックを引き続き読んでみよう。きっと良い発見があるはずだ。。 -
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Posted by ブクログ
「のび太の結婚前夜」というお話が好きです。「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。 あの青年は人の幸せを願い、 人の不幸を悲しむことのできる人だ。 それが人間にとって大事なことなんだからね。 彼なら、まちがいなく君を幸せにしてくれると、僕は信じているよ。」この台詞(ドラ言葉)に痺れました。大学でキリスト教学という授業を受け持っていたとき、聖書の言葉「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」を学生たちに伝える時に、何よりも彼女たちの心に響いたのは、このしずかちゃんのお父さんの教えでした。そんな珠玉の言葉がたくさんつまった素敵な本です。
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