長谷川正人のレビュー一覧
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業界に名だたる有名企業のIR情報からの企業比較。
基本的には財務諸表の数値を拾って、この数字は実際の企業のどんな活動、状況が生み出しているものかを丁寧に解説してくれている。なるほど確かに、同じ業界の企業でメディアや商品に触れているだけではガチで事業がかぶっているように見える企業でも、よく見ると全然ビジネスの中身が違うんだなということがとても理解できる。
普段意識して企業の財務諸表を比較している人にとっては、なんてことのない話なのだろうが、たまにこういった話を読んでビジネスの潮流を掴んでおくことは重要だと思った。
とはいえ、本書は財務諸表の読み方自体はそこまで丁寧に教えてくれていない。その -
Posted by ブクログ
規模・成長性・収益性・セグメント情報・安全性・CF・時価総額という
7つの視点を四季報情報を中心に、ライバル企業同士を比較する本。
アップルvsソニー
ドコモvsソフトバンク
トヨタvsスズキ
キリンvsアサヒ
資生堂vs買おう
グーグルvsマイクロソフト
の6事例で、どの比較も大変面白く、
四季報に掲載されている情報の多さを実感するとともに、
改めて情報を活かすことが出来るかどうかは受け取る方次第だと思えた。
しかし、前提としては業界の特徴を知ることは最低限必要。
業界の趨勢や、マーケティング上の特徴等は特に大事。
また、個人的にはセグメント情報の重要性を痛切に感じた。
本論ではな -
Posted by ブクログ
業界内のライバル企業の財務データからその経営スタイルの違いを読み取っていく本。
四季報のデータを利用している。
内容的には表題にあるように2社の財務データを持ち出してきてなぜ同じような事業をやっている2社間でそのような違いが生まれているのかを解説していく内容。章によって様々な業種の会社が触れられていて、業界特有の財務体質がわかって面白い。
書かれていることもその時々の会社のニュースや買収案件、経営方針の転換などが詳しく書かれていてとてもわかりやすい。今までこういったデータ類は苦手としていたが楽しく読めたのでファイナンスの入門書としてもよいと思う。
ただずばっと表題のような答えが導き出される -
Posted by ブクログ
コンサルタントでアナリストである会計に精通した著者が日々実践している初心者でも実践しやすい会計センスの磨き方についてまとめた一冊。
実践的な8つの習慣に分けて解説されており勉強になりました。
身近なお店や話題を使って分かりやすく解説されており、誰でも共通した認識のできる数字の見方を学ぶことができました。
また、営業利益や時価総額など会計用語についてもわかりやすく解説されているだけでなく、どのような比較をすればいいかも書かれていて会計の知識が付きました。
そんな本書の中でもセグメントから稼ぎ頭の事業を見つけるポイントや時価総額から企業の規模感の捉え方なども解説されている部分はわかりやすく印象 -
Posted by ブクログ
営業キャッシュフローがプラス、投資がマイナス、財務はプラスマイナス、が正しい。
日本基準、米国基準、IFRS基準の3つ。
日本には、特別利益、損失がある。その他にはない。すべて営業損益内。
のれん代は、IFRSでは償却しない。減損テストにかかれば減損処理が必要。
大手商社は、口銭ではなく、事業投資・運営で稼ぐ。投資企業。
フォルクスワーゲンは、VWで台数と売上、アウディとポルシェで利益を稼ぐ。
三菱ふそうトラック・バスは、三菱の連結対象外。ドイツダイムラーの子会社。
任天堂はキャッシュリッチ企業。数年ヒットが出なくてもだいじょうぶなように。
ソフトバンクは投資会社。トランプ銘柄。