長谷川正人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日から財務系の知識本を色々読んでいるなかで、この本に巡り会いました。
一応ファイナンシャルプランナーの資格を持っているので、BS、PL、キャッシュフロー計算書の読み方は理解しているのですが、実例の解説を踏まえながら説明してくれている、この本はタメになりました。(投資考えてるわけでは無いのですが 笑)
あの会社のあの事件は、決算書にこういう影響が出るのか。
決算書はその視点で見ないといけないのか。
この本を読んでから、四季報を眺めてみると、クセになりそうな面白さがありますね。
実際に投資しなくても株価予想するとゲーム感覚で楽しめそうです。
皆さんも一度お試しあれ(^-^)
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Posted by ブクログ
アップル。ソニー。トヨタ自動車。マイクロソフト。そしてグーグル。この本は競合する2社をくらべてそこから導き出されたデータをマーケティングの視点から解説した本です。読み応えがあります。
アップルとソニー。NTTドコモとソフトバンク。トヨタ自動車とスズキ。そしてマイクロソフトとグーグル…。この本はこういった競合する2社を 規模、成長性、収益性、セグメント情報、安全性、キャッシュフロー、時価総額の7つの視点で比較したもので、なるほど、数字を見比べてみるとこういうことがわかるのか。という意味では僕にすごく知的な好奇心を書きたてられる本でした。
僕も、昔は取り付かれたように会社四季報をむさぼり読んでいた時期がありましてね。しかし、この本に書かれている会社四季報の読み方を読んで、会社四季報とはこうして読むものなのかと自分の至らなさに冷汗三斗の思いがいたしました。僕が注目したのはまずアップルとソニー。かつて、スティーブ・ジョブズがソニーの本社を訪ねた際、プレゼントとして渡されたウォークマンをその場で分解したというエピソードがありましたが、今やその立場はすっかり逆になってしまいました。
今のソニーっていうのはハードウェアよりも金融やその他の部門で利益を上げている会社だということを改めて理解しました。アップルはもちろんのことながら無借金経営で、豊富なキャッシュを何に使っているかというと、アメリカの国債などを買って運用しているんですってね。アメリカの会社はそういうことまでするのかとびっくりしたものです。
そして、やっぱりマイクロソフトとグーグルでしょう。ITの巨人であるマイクロソフトと、検索エンジンを主軸としながらも新しいサービスを次々と立ち上げ、猛烈な勢いでマイクロソフトの牙城を揺るがそうとするグーグル。現段階ではマイクロソフトのほうがグーグルに比べて売り上げが2.6倍。総資産が2.1倍なんだそうです。しかし、成長著しいグーグルがすさまじい追い上げを見せているというのも事実です。それでも、マイクロソフトはあれだけの大企業ながら、ある程度コンスタントな成長を続けられるということも、目を見張るべきところがあります。
最後に僕はあまり関係ないかもしれない資生堂と花王の化粧品メーカー。あれだけ「マーケティング」というものが重要な業界だということも細かい数字を出して教えてくれます。だからあれだけコマーシャルにお金をかけるんですね。まだまだ知らないことが本当に多いです。この本で気になる企業は読者によってさまざまあるとはございますが、どの企業を見ても個性が多く、勉強になることは確かであると思います。 -
Posted by ブクログ
会計に精通した著者が決算書の見方や近年変わった会計ルールについて実際の企業を事例にして解説した一冊。
BSやPL、キャッシュフロー計算書など会計で使われる指標の今の見方を本書でわかりやすく理解することができました。
セグメント情報で意外な企業の稼ぎ頭がわかったり、稼いだキャッシュの使い途や業種によっての自己資本の考え方なども理解することができました。
また、IFRSや収益認識基準といった近年導入された会計ルールが従来とどのように変わったのかや市場再編、BSの以前の自己資本比率から重視している基準が変わってきていることやキャッシュフロー計算書の見方や銀行や保険会社など特殊な業種の決算書の見方やキャップエムの考え方などもわかりやすく解説されていて勉強になりました。
本書で解説されているROEやキャッシュフロー計算書が重視されるきっかけとなった粉飾決算の手口などから背景についても知ることができました。
また、投資家の目線や株価の高い会社の評価などもわかり、データもレーダチャートなどで比較もわかりやすく勉強になりました。
そして、ROEだけでなくROAやROICなど投資家と企業が注目するWACCや統合報告書の見方なども知ることができました。
そんな本書の中でも利益の表示は企業ごとに違うことや特別損失か営業損失かで赤字の見方が変わってくることなどは印象に残りました。
本書で学んだ知識で決算書を見ることによって企業の真実を知ることができると感じました。
近年国際基準により近い見方や指標が普及してきて色々な観点が増えていることや視点によっては新たな側面を見れることも本書で知ることができました。
そんな本書全体を通して企業分析に役立つ知識が満載だと感じた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◆印象に残ったフレーズ
企業は売上や利益といった損益計算書ベースの数字を重要視するが、投資家はROEや資本コスト等、資本効率性を重視しているという点で大きなギャップがある。
PBR1倍割れは何が原因なのか。時価総額を純資産で割ったPBRが1を下回っていると企業価値が解散価値を下回る。上場している意味が無い。ということになる。
◆仕事や人生に活かせるアクション
財務諸表が読めるようになると企業はどのような戦略・動きを取っているのか、少しだけ仮説を立てられるようになる。周囲の企業の動きを敏感に感じ取って、早期アクションすることが、重要となる。日本は時価総額上位のメンツがあまり変わらないが、世界を牽引するアメリカではまずそのようなことはない。
M&A等により、海外企業・資本を取り入れるという動きも活発になっているので、そういった動きには注視しなければならない。
◆自由な感想
企業と投資家の目線は異なることに注意。企業側の目線になってしまうが、自社の売上・営業利益くらいは知っておくべきだと思う。
ROEは企業・投資家双方の共通項になりつつあるので、そこまでは押さえておきたい。
非常に読みやすい本だった。 -
Posted by ブクログ
簿記・会計というと、なんだかわけのわからない数字の羅列を読み解く高度なものという印象を持ち、食わず嫌いになってしまう人もいるなか、本書では世の中の日常的な事例と結び付けて会計をやさしく解説してくれています。資格取得をするというほどではないが、日常的に仕事を進める際、会計リテラシーがほしいなと思っているビジネスパーソンに好適な一冊だと思います。
タイトルにもある通り、普段から実践しやすいタスクが紹介されている点も良。この本を入口にして、より専門的な知識を学びたい場合には、さらに詳しい書籍へ進んでもよいかもしれません。
とはいえ、その内容は初心者向けとしては十分、いや余りあるほどのものだと思います。財務3表についても簡単・完結に解説されています。しかも意外と解説されることがない損益計算書と貸借対照表の関係(当期純利益と利益剰余金の関係)が書かれていて驚きました(ビジネスパーソン向けの会計関連の本をこれまでも読んできましたが、この点、意外と触れられていないんですよね…)。
またお金の見方・捉え方についても色々と解説されています。新聞やニュースなどで企業の決算関連の数字を目にすることは多々ありますが、それぞれ数字の裏側には”意味”があり、これをどう読み解くか、コツが解説されています。こういった見方ができると大事な数字をアタマの中にとどめておくことができるようになるのだと思います(意味のある数字のほうが断然記憶に残るので)。本作の対象読者にとってはこの点がもっとも”会計センス”っぽい内容なのかもしれません。
この本の内容一冊身につけるだけで、会社で「会計に詳しいね」と言われるレベルにはなれるんではないでしょうか。それほど”濃い”内容の一冊だと思います。