あらすじ
ある日突然表面化する経営危機や粉飾決算。
企業の存亡に関わるリスクを事前に察知する方法を、
ケースをもとにわかりやすく解説!
◆東芝、シャープ、三菱自動車、三井物産・三菱商事など、いずれも大きなニュースとなったものを取り上げます。スカイマークと破綻前後のJALなど、似たタイプの企業を比較することで、「危ない会社」と「危なくない会社」のちがいが理解できます。
◆「資金繰りが安定しているか」といったベーシックな経営分析にとどまらず、「粉飾」「不祥事などの経営リスク」「巨額買収の影響」など、類書ではあまり触れられないポイントについても解説をしているのが特徴です。
◆初心者にもわかるよう、図表を使いながら決算書の基本をやさしく解説。さらに本書では、つきあいたい/投資したい会社を見分けるために、財務3表以外の決算書の情報を読み解く技術についても丁寧に伝授します。
本書で取り上げる企業……東芝、シャープ、三菱自動車、三井物産、三菱商事、任天堂、ソフトバンク、オリンパス、スカイマーク、日本航空、サントリー、江守グループ、アーバンコーポレイション、VWなど。
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Posted by ブクログ
企業の具体的な財務内容も丁寧に解説しており、あの企業はこのような流れで経営危機に陥ったのかという理解がものすごく進む。オススメの一冊。営業CFを確保することの重要性を痛感。
Posted by ブクログ
PLだけでなく、BS,CFの見方を実例を交えながら、しかも、安定した企業の財務諸表ではなく、傾いた会社のそれを参考にしているので非常にわかりやすく、当時ニュースで報じられていた真相も見えて面白かった。
Posted by ブクログ
良書。
実例をもとに、決算書データがどのように変動したかわかりやすく解説してくれる。
損益計算書、バランスシート、キャッシュフローの関係や変動の仕方について理解することができた。
資格試験本みても全然イメージ沸かなかったので、同じように用語だけだとイメージ沸かなくて興味持てない人にオススメです。笑
2017年4月発刊で、とりあげている事例が記憶に新しいのが良い。シャープ転落、オリンパス粉飾、VW・三菱排ガス不正問題などなど。
Posted by ブクログ
先日から財務系の知識本を色々読んでいるなかで、この本に巡り会いました。
一応ファイナンシャルプランナーの資格を持っているので、BS、PL、キャッシュフロー計算書の読み方は理解しているのですが、実例の解説を踏まえながら説明してくれている、この本はタメになりました。(投資考えてるわけでは無いのですが 笑)
あの会社のあの事件は、決算書にこういう影響が出るのか。
決算書はその視点で見ないといけないのか。
この本を読んでから、四季報を眺めてみると、クセになりそうな面白さがありますね。
実際に投資しなくても株価予想するとゲーム感覚で楽しめそうです。
皆さんも一度お試しあれ(^-^)
Posted by ブクログ
商社が投資会社に変貌していることに一番驚いた。昔のトレーディングのイメージのままだった。
納得したくなかったが、財務諸表で事実をつきつけられて認めざる得なかった。
財務諸表強し。
Posted by ブクログ
こういうリアルケースをもとにした分析いいね。非常に役に立ちます。
悪いケースだけではなく、いいケースも混ぜていろんな分析をみてみたいとも思った。
Posted by ブクログ
粉飾、破綻などの有事を経験した企業の決算書を分かりやすく解説。財務3表を連動して見るとヤバイ状況で数字がどう変わるのかがダイナミックに理解しやすい。特に、日頃あまり注意して見なかったCF計算書は大事だと思った。分かりやすい例では、シャープ転落の原因を決算書から紐解き、身近なところでも、このような意思決定の失敗を起こさない教訓にしたいものです。
Posted by ブクログ
営業キャッシュフローがプラス、投資がマイナス、財務はプラスマイナス、が正しい。
日本基準、米国基準、IFRS基準の3つ。
日本には、特別利益、損失がある。その他にはない。すべて営業損益内。
のれん代は、IFRSでは償却しない。減損テストにかかれば減損処理が必要。
大手商社は、口銭ではなく、事業投資・運営で稼ぐ。投資企業。
フォルクスワーゲンは、VWで台数と売上、アウディとポルシェで利益を稼ぐ。
三菱ふそうトラック・バスは、三菱の連結対象外。ドイツダイムラーの子会社。
任天堂はキャッシュリッチ企業。数年ヒットが出なくてもだいじょうぶなように。
ソフトバンクは投資会社。トランプ銘柄。