クリスマスや初詣など、宗教的行事ネタでどんどん攻めてくる第2巻。設定が設定なのでそんな話をやらせればもうネタの宝庫と言ってもいい。しかも、ネタの中身は予想できない発想から来るものが多いので大変満足できる。
存在は固有名詞を使いながら出てくるものの、天界の他の住人はあまり具体的に描かないことでブッダとイエスの二人の世界観が濃くなっているのが良い。それでいて下界の人々はしっかり二人の周囲の人物として描写しているので、彼らのリアクションが面白い例もあってとても良い。
前巻のネタの天丼も多く、まだ面白くなる要素を秘めている印象がある。