共著の内の1人が、医師であり双極性障害Ⅱ型であることから、同じ病気の人のためにかかれたような本である。
内容としては、うつ病と躁うつ病の症状の違い、薬物療法の違い、類似の境界性パーソナリティ障害などとの鑑別方法、このような病気が増えてきて背景をまとめている。その後、診断後のガイドラインや外来診療現場の現状、職場復帰プログラムなどや周囲の人ができることをまとめている。
類書に比べて、比較的スポットライトがあたっていない病気をわかりやすくまとめようとしているのがわかった。レイアウトもみやすいので、一読してもよいかもしれないと思う。