河合ゆうみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1巻より面白かったです。
1巻で左腕の怪我をおして能舞を舞ったために左腕が動かなくなった白火ですが、それなりに蒼馬やみなと仲良く過ごしていたのに、たまたま水浴びしていたところを剣の皇子と呼ばれる帯刀に見初められて、攫われてしまいました。
この巻では、ほとんど蒼馬と白火が離ればなれになってますが、離れているからこそ相手を思う気持ちが強く出てて、切ない状態が続きます。
帯刀も最初は白火を意のままに自分の元に置こうとしますが、白火に惹かれるうちに、これまでの生き方を変える感じになってて、最後までほんとに嫌な人じゃなく、蒼馬に会う前に帯刀に会ってたら、帯刀を選んでいたのかもって思うくらいでした。
最後、蒼馬を選んだ白火に対して、これまでの束縛を一転して、後援者として名乗りをあげたのはいきなりな感じはしましたが、白火が蒼馬の元に戻ったときの表情とか見たら仕方ないって思ったのかもしれないですね。
帯刀の援助で異国の医師の治療がうけられることになり、次巻では、白火の左手が直って、帯刀が白火の舞を見られるといいですね。
個人的には、カイの若いのに人生に達観している感じも嫌いじゃないです。 -
Posted by ブクログ
第8回ビーンズ小説大賞読者賞受賞作。
ビーンズでも和風ファンタジーOKなんだね。
まあ、すでに新人賞なら佐和山物語、既存作家なら勾玉花伝とかもあるんだけれども。
能楽師の話で、設定等かなり好み。わくわくして読めました。
中世日本でも、お能の世界だし、かなりきらっきらしています。
今はきらきらがトレンドですから、日本ものでもきらきらさせないといけません。
主人公は、男の娘の反対バージョン。まあ、なんというかヅカですな。ふだん「男役」にどっぷりつかっている分、すんなり読めました。っていうか、女性として成長する体と芸との葛藤にはかなり萌え。女のようにしか見えないヒロインを男性だと思いこんでるヒーローとのCPはBLっぽくもあり、さらに萌え。
お母さんの執念なんかでかなりファンタジー色も出ていて、なかなかよかったです。
まあ、一番良かったのは「能」の表現かな。一人での能、二人で舞い合う?能の表現、どちらも良かった。こんないい描写してみたいです。
答えです。