白戸圭一のレビュー一覧
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最近読んだ本の中で一番面白かった。
最後の対談の「選択」と「集中」はアフリカへ進出のキーワードとなりうるし、自分の仕事にも生かせるキーワードであった。
・ケニアにおけるキャッシュレス決済の普及
・ケニアの携帯普及率は2017年に92%
・アビー首相
・エチオピア⇔エリトリア
・無意識のうちにアフリ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の外交戦略-マルチ外交、国連中心主義外交-とアフリカの関係が、よく理解できた。
『アフリカは実は、アフリカだけではなく、いろいろと他の問題を炙り出すと同時に、他の外交案件に影響を及ぼす。アフリカにはいろんな可能性があるのに、それを掘り起こせていない。』Posted by ブクログ -
勉強になりました。右の鎖国と左の鎖国、正にその通りだと思います。変な言論状態ですよね。 南スーダンの話も、ホントにスーっとマスメディアから消えて行きましたけど、確かに本質は日報問題なんかではありませんよね。日本のあるべき姿をきちんと見据えた議論が必要だと感じました。 中国はアフリカで評価されていると...続きを読むPosted by ブクログ
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アフリカってどうなってるかというのは日本にいると本当に見えない。中国がアフリカで伸びているのもなんか理解できた。この人注目していこう。Posted by ブクログ
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初版が2009年。まだ3年経ってない。
取材期間は2004年~2008年。まだ10年経ってない。
南アフリカ、モザンビーク、ナイジェリア、コンゴ、スーダン、ソマリア。
日本に生まれたことに感謝しながら、それを活かさなきゃと思わされましたさーPosted by ブクログ -
衝撃だった。アフリカとはこれまで遠く関心の無い地域であったが、こんなにも恐ろしいとは。この取材を敢行した著者を心から賞賛したい。Posted by ブクログ
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しっかりと、時には体当たりで取材されていて、いい本だと感じた。
新聞では満足に読めないアフリカの中の一つの国で起きた紛争の理由など、非常にわかりやすく解説されている。
遠い地域の話ではあるが、決して他人事ではないと感じた。Posted by ブクログ -
34ページ
彼は「南アが抱える最大の問題の一つは、南アに流入した外国人による犯罪だ」と助言してをくれた。
◆助言してをくれた→助言してくれた
193ページ
この壁を破り、政府系民兵から何らかの話を聞けるがどうか。
◆聞けるが→聞けるか
国連人道問題調整官事務所(ORCHA)
◆O...続きを読むPosted by ブクログ -
★あえて資源ではなく暴力を切り口に★サッカーW杯や資源ブームで夢のように語られるアフリカだが、統計データだけでは見えない現実が南ア駐在記者の視点から見えてくる。資源があるから逆に混乱を呼ぶコンゴやスーダン(スーダンには2000年代前半から中国石油企業が進出していたとは知らなかった)、石油を盗み犯罪を...続きを読むPosted by ブクログ
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どうしてもアフリカの貧困地帯というと報道が乏しいせいもありどうしても他の世界と隔絶しているように思えるのを、実際に足を踏み入れてみると反政府組織の類でもさまざまなハイテクを使いこなして世界中とつながり、金銭的な援助も受けているのを解き明かしているのがおもしろくスリリング。Posted by ブクログ
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p.38「一方に『奇跡』と賞賛される復興と成長。他方に、国境を越え、南ア国内で犯罪に手を染める人々。モザンビークを巡る二つの矛盾した像が、私の中で焦点を結ばない。ヨハネスブルクの真ん中で銃撃戦を展開し、一歳の赤ん坊の頭を打ち抜くような男たちは、単なる『例外的な悪人』なのだろうか。1人1人の犯罪者が背...続きを読むPosted by ブクログ
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日本人によるアフリカルポ本では、元朝日新聞記者の松本仁一さんが有名ですが、こちらは毎日新聞記者の約4年の現地特派員としての取材経験を元にしたルポです。
南アフリカ、ナイジェリア、コンゴ、スーダン、ソマリアの惨状が描かれています。
どうしてこうなってしまうんでしょうね、というのが第一の感想になっ...続きを読むPosted by ブクログ -
先進世界の繁栄と途上国世界の貧困を結ぶ「暴力」という負のイメージ。
素晴らしい自然や大きな喜びを与えてくれるアフリカの、近年身近になりつつある「負の一面」を描いた一冊。
先進世界の端に生きる身に、重いものがのしかかって来ます。Posted by ブクログ -
毎日新聞の記者である著者が4年間のヨハネスブルグ特派員時代にアフリカ大陸を駆けまくった取材記録をまとめたルポ。
アフリカの貧困・暴力レベルは日本じゃ考えられない。北斗の拳の「19XX年」はアフリカですでに実現していた。
そして、著者の記者魂に感動。密入国もあれば、傭兵を雇っての潜入取材とすさまじ...続きを読むPosted by ブクログ -
良い内容だが、大人向け。プリマー新書なので子ども向けを想定して読み始めたが、大人が読む方がいい。
情報の受け手でありアマチュア発信者であるところの一般市民に向けた本であるかのように始まるが、著者が最も熱を入れて語っているのはジャーナリズムとマスコミの裏事情。大人にとっては興味深いが、子どもたちに見せ...続きを読むPosted by ブクログ -
2014年に数百人の女子生徒を誘拐したテロ組織、ボコ・ハラム。自分もそれではじめて聞いた名称だった。
だが、それ以前にもそれ以後にも多くの残虐な活動をしている。それが先進諸国でなぜ話題にあがらないか。逆にどういう事件だとニュースになるのか、という分析が丁寧になされている。
ナイジェリアの国の成り立ち...続きを読むPosted by ブクログ -
情報を正しく見極めるために読みました。
私の解釈が混ざってしまいますが、この著者の大まかな主張は、既存マスメディアにも問題はある。
しかし、SNSを通しての情報はフェイクニュースの確立がマスメディアにくれべて高いので、それのみを用いての情報収集は陰謀論に走りやすいこと。
マスメディアはあくまでも、視...続きを読むPosted by ブクログ -
アフリカについての知識がアップデートされた。
日本語だけではどうしても偏って報道されることがあり、様々な言葉で情報を得ることも大切だと認識した。Posted by ブクログ -
今までアフリカの知識が全く、入門書として読んだ。
現在の日本や中国とアフリカ諸国との関係が分かった。アフリカへの進出は中国よりもかなり遅れていて、もう対等になるのさえ難しい。それは日本人の今までのアフリカへの関心の低さと政府の無能さが関与している。Posted by ブクログ -
★アフリカ好きなんだが★2100年には人口上位10か国の半数がアフリカの国(ナイジェリア、コンゴ民主共和国、タンザニア、エチオピア、ウガンダ)になるという予想は全く知らなかった。たかだか80年後に全く違う地勢が待っている。ただアフリカの日本にとっての重要性はなかなかぴんと来ない。経済発展はしているし...続きを読むPosted by ブクログ