香坂ゆうのレビュー一覧
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ネタバレ本編とは別の短編集です。
どの話も読みやすいです。
<紫苑の乙女>
インシェンを誘惑する美女、雪香。あからさまに凜花を挑発するなぁと思ってたら、理由がありました。
美女の迫られたインシェンを見てもあんまり嫉妬っぽい様子を見せない凜花に、インシェンが「わたしと雪香が寝台にいるのを見ても、平気だったと?」とか「わたしなら、恋人が違う男に組み敷かれていたら、相手の男を殺すだろうな」と、ちょっと凜花の様子に不満そうなことをいうインシェンがかわいいです(^.^)
<迷子の蛇と翡翠の涙>
白翼山の前の住人である仙人と井戸に住む童子、アオくんのお話です。
仙人にほっておかれたと、暴れるアオくんに、「 -
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ネタバレとうとう完結です。
挿絵のイラスト、前回、ハイランに髪を切られてましたが、ちゃんと凛花の髪も短くなってます。ここまで短く切られてたんですね。
インシェンに玉を渡すため、またインシェンの元に戻ってきた凜花。やっと、一緒になるのかと思ったら、別れると。。
インシェンが「龍王妃になって欲しい」「千年を超える寿命も手に入る」「凜花のために秘丹も作る」と言っても、凜花の決意は変わらず、「龍宮が嫌なら、人間界で暮らしてもよい。時折自分が訪ねるのを許して欲しい」とまで言ったのに、別れてしまいます。切ない(T.T)
なんでーー、凜花?
え!まさか離ればなれで終わり?
インシェン、凜花に子供ができてるって -
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ネタバレこの巻、面白いです。
天漿丹を飲まされてしまって、インシェンとはぎくしゃくしてしまった凛花ですが、宝児と一緒に一生懸命に桃の世話をしたりしてるのを見ると、ホッとします。
今回、新たなキャラとして、西王母と宝児が出てきますが、この二人と前の西王母との関係は、全く予想外でした。あ、そういうことなのか・・って最後に思いました。
西王母から折角、桃をもらったのに、食べずに「桃を食べた」という凛花。凛花の言葉を信じて、心から安心したようなインシェン。
次巻も波乱の予感がします。
それにしても、何故凛花は食べなかったんでしょ。
桃を食べると天漿丹を中和するだけでなく、不老長寿にもなるって西王母が言っ -
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桃源1巻です。
絵が可愛かったのでジャケ買いしました、笑。
都の北方にある白翼山。
十四歳の少女・招凛花(しょう りんか)は、この山を登っていた。
彼女の目的は、方士に会って好きな相手の心を奪う媚薬”金凰丹”をつくってもらうことだった。
とても読みやすい中華ファンタジーでした。
妖魔とかがうじゃうじゃでてくる話ですが、全体的にほんわかしていて優しいお話でした。
登場人物も良い感じです。
ヒロインの凛花は、心優しい女の子です。
おおらかな性格だけど、頑固で行動的な面もある子です。
14歳って少し幼い主人公かな・・・と思ったのですが、全然気になりませんでした。
まっすぐで前向きな -
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ネタバレまず、この巻のあらすじを見て、前巻の最後で、インシェンと凛花が結ばれたことに気付きました。いや、まさか最初から外でだなんて、思ってもなかったです(^^ゞ
今回のお話は、綺羅の昔の仲間とのお話ですが、周りにいる人間を凶暴な気持ちにさせてしまう、実は心のやさしい騒魚や水徳星君が出てきます。
水徳星君は、綺羅の仲間、紫琳が計画した、すべてを水に沈めるための宴の最中、凛花に、結ばれると必ず子供ができる丹を飲ませ、大事な水玉環を取ってしまいます。ほんと、いらんことばっかりする人ですね、この人。
必ず子供ができる=凛花の死なので、凛花はインシェンが怖くて仕方なくなり、インシェンに触られるのを拒絶。本 -
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ネタバレ前巻の続編です。東株国の皇帝の話が完結します。
シロのケガを治すため、前巻の最後に出てきた、怪しげな虎っぽい顔の男、赤天爵の嫁になってしまった凛花。(すぐに三行半をもらっちゃいましたけど・・)
前巻で李圃に毒矢を射られたあと、天界に向かったインシェンは、天帝と水徳星君に捕らえられてしまいますが、凛花が持つ水玉環のおかげで、逃げ出すことができました。再開できたインシェンは、凛花を抱きしめ、何度も口づけ・・・。
やっと、ラブがでてきました~!
最後にも、いつもクールなインシェンが、赤天爵にやきもちをやいてたりしてて、ちょっとかわいかったです。
東株国の皇帝のお話は、綬王のクーデターは失敗し、 -
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中国とか中華っぽい設定、好きなんですよね。「彩雲国物語」とか「月色光珠」とかみたいな。
で、これもそんな感じかなって思って、古本やさんでまとめて、買ってみましたが、都じゃなくて、山の中の話でした・・。で出てくるのは妖怪と。
妖怪の名前の漢字から来る私のイメージと実際の妖怪の容姿が違ってて?ってなることもありました。シロって、どうみても犬かオオカミっぽいのに、「天馬」なんですよねぇ。
でも、シロ、かわいいです。
凛花も結婚させられるのが嫌で、昔会った男の子に会いたいだけで、山奥まで一人で登ってくるという、根性の子ですが、この無口で愛想のないインシェンがこれから、どう変わるのか楽しみにです。 -