安田雪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょうど組織運営に困っていたところに出会えた一冊。
麦わら海賊団のように、フラットな関係が組織に根付いているのは、とても理想的。
上の指令を待って、言われた事をやっておけば見返りが得られるようるような縦の支配的組織は、成熟社会の時代、有志の団体には向かない。
大事なのはマインンドセット。
チームの個々人が夢を掲げており、その個々人の夢を実現に近づけることがチームの夢(代表の夢)を実現に近づけるような状態がベスト。
絶対に支配や束縛はせず、信頼関係を築くことで自発的に個々人が自分の強みをどうチームに活かそうか考えられるようになること。
チームメンバー同士は常に目の前の相手の可能性を最大限に探り、レッテルを貼付けないこと。
自分の短所を認めてさらけ出し、長所をのばす。
強いチームを作るための三つのこと。
①共通目的
②コミュニケーション
③貢献意欲
メンバー全員が活躍できる場をもっているということ。
→常に自分の存在を確認できる
→何かひとつのプロフェッショナルになる
人にものを頼むときは必ず自ら無償の愛を与えたあと。
命令ではなく、思いを託して任せる。
人は自分のためではなく、他人のための方が結果として、努力できる。
仲間一人一人が別の集団とつながっている状態。
仲間がひとつなぎになっていくのがチームの完成に近い状態。 -
Posted by ブクログ
201211/
その場に順応する能力は、素晴らしい能力ですが、問題もあります。それだけでは本当の仲間は作れません。一つ目の問題点は、範囲が限定されている点。半径3メートル以内の人には優しくするけれど、その範囲外の人に対して、関心や興味があまりないように見えます。その場限りであって、継続的でない。そのため、深くて強いつながりができません。もう一つは、思考の基準を相手側に置くという点。「その場」に置くと言ってもいいかもしれません。自分の意見よりも、そのとき一緒にいる人たちが作り出す意見を大事にする傾向が強いのです。たとえ自分の意見があっても、発言を控える。その場の空気を乱すような発言をするくらいなら、発言しないほうがいいと考える。これは弱い優しさです。そのため、周囲から見ると、本心で何を考えているのかがわからない人に見えてしまう。自分の気持ちや考えを表現しない「わかりにくい人」に、本当の仲間は現れないものです。嫌われもしませんが、愛されもしません。/
なぜルフィが多くの大人たちから助けを引き出せるのか。大人たちにとってルフィは「死なせたくない存在」だからです。ルフィ自身が懸命に生きようとしているからです。/
ルフィから学べることは、三つあります。一つ目は、自ら旗を揚げること。そもそも旗を揚げないことには、仲間がみつかりません。誰かの旗に乗っかる事もできますが、ルフィのようにいきたいのであれば、自ら旗を揚げることが重要です。自分の夢や目標が明確になったら、とにかく旗を揚げる。そうすると、同じ夢や目標を持った人に出会えます。自分の心の内で夢を描いたら、まずは口に出して他者に伝えてみましょう。思わぬ人が仲間になってくれるかもしれません。/
二つ目は、わかりやすい旗を揚げること。もしくは、大きな旗を揚げることです。人は、わかりやすい夢に集まってきます。他者と共有して、一緒にかなえていく夢ですから、できるだけ大きくわかりやすいほうがいい。ルフィの夢は、とてもわかりやすい。海賊王とは大きな夢かもしれませんが、だからこそ「バカなやつ」と思われるか、「(途方もないけど)おもしろいやつ」と思われるかのどちらかです。大きな夢ほど、仲間の力が必要です。「バカなやつ」と思うような人は、仲間に入れなければいい。「おもしろいやつ」と思ってくれる人と、大きな夢を一緒に見ればいいのです。/
三つ目は、一度揚げた旗は決して下ろさないこと。ワンピースの海賊たちにとって、海賊旗は誇りそのものです。海賊旗を下ろすことほど屈辱的なことはありません。これは、夢を諦める事に他なりません。たとえ一度は負けたとしても、旗が揚げられている限り、もう一度仲間と体制を立て直して、前に進むことができます。旗は夢の継続のシンボルだからです。どんな逆境であっても、どんな困難にあったとしても、夢に向かって努力し続ける限り、そこに人は集まってきます。全力を尽くしている人には、思わず力を貸してあげたくなるものです。マストに輝く旗は、仲間を呼び続けるのです。/ -
Posted by ブクログ
社会ネットワーク分析の本。
人と人とのつながりの広がり方やつながりの特性を言語化しようとするもの。
ネットワーク分析は、会社内でのハイ・パフォーマーのネットワーク形成と行動特性の分析に利用できると思ったら、感染症の広がり方やゲリラの分析にも利用できる汎用性の高い分析手法。
悪用すれば悪徳商法に転用できるかも。
個人個人の日常生活における人的ネットワークが研究対象であるため、その応用可能性を考えるととても興味深い。
実際、本書での調査はSNSや大学の講義受講生等、身近なものを対象としている。
同時に、その倫理的許容性を考えると、とてもセンシティブな領域。
興味深く読めました。
あと、この本を読むときは、ぜひあとがきまで読んでください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレONE PIECEを読んでないのに
共感してしまった(笑)
人間関係に悩んだり、
仕事がうまく行かなかったり
そんな時にじゃまになるプライド
「助けて!」と言えるか 言えないか
それは託せる仲間がいるかいないか
託してもらえるだけ、ある一点に秀でているかどうか
人って何のために成長するのだろうか
と考えた時に 勉強する=自分を成長させる=自分のため
だとばっかり考えていたが
勉強する=自分を成長させる=他人に託してもらえる
こういう考え方、そしてその考え方のもと
仲間との関係性をマンガと言う媒体で表現している
ONE PIECE
特に印象的だったのが
近頃の上の世代は、下の世代に成長する機械をあまり与えてないのではないか との投げかけ
そして ONE PIECEには 上の世代が下の世代に「託す」場面がたくさん出てくるらしい。
読んでない分、この本の理解度が低いのかもしれない
ONE PIECE読んでみるかなあ
私ももう 上の世代だし、
反省しないといけないことがたくさんありそうだ -
Posted by ブクログ
「カレシの元カノの元カレを知っていますか?」このセリフに見覚えのある人は多いと思う。エイズ検査に使われていたフレーズである。ネットワークサイエンスというと、ピンとこない人も多いだろうが、つまりモノやヒトの連鎖の科学であり、上記のフレーズはヒトの連鎖を端的に表している。本書ではあるSNSを例にあげてヒトの連鎖についての研究結果を述べているが、データを解析により、ヒトの連鎖がどうなっているか、その紐帯の強さ・方向性は一目瞭然である。自分の人間関係は自分だけが知っているわけではない。連鎖の先にいるヒトも知りうる可能性があることを理解したうえで、行動することが必要であろう。
また、著者は最後に人の実生活での行動における感染症のアウトブレイクについて触れているが、こちらは感染症にかんする医学的・微生物学的知見とあわせて考えると、効果的なアウトブレイク防止が見えてくると私自身は考えている。