酒井穣のレビュー一覧
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世の中には「もっと成長せよ」「昨日の自分を超えよ」という言葉が溢れている。努力を促すそれらは、いつしか不安を煽り、休むことすら罪のように感じさせる。
そうした自己啓発の空気に距離を置き、哲学という古くて新しい思考の道へ読者を誘う。哲学は答えを与えない。むしろ問いを深め、立ち止まる勇気を求める営みだと著者は説く。
成果や効率を追うほど人生と向き合わなくなる。役に立つかではなく、なぜそう生きるのかを問うこと。そこに哲学の価値がある。
前へ進むことだけが成長ではない。考えること、迷うこと、問いを抱え続けることもまた、人を成熟させる。自己啓発をやめるとは、思考を他人に委ねるのをやめ、自分の足で -
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現代の人間の問題は無気力にある。それは、自分にばかり意識を向けているから。そうではなく、自分以外の外のものに意識を向けること、そうすることで、興味を持ち、活き活きとした人生を送れる。
この本の著者も言っている、「自分の内側に求める人が稾を掴み、答えを自分の外側に求める人には、哲学と言う救済の可能性がある」は、まさにこのことである。この著書の言っている哲学とは、自分以外の外側のもの、文化や趣味などに興味を持つこと。それは、今自分の現実に役立つものではなく役立たないものである。だから、この人の言う哲学は、役立つものを勉強しようと言うことではなく、役立たないものに自ら興味を持ち、役立たないこと(今の -
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「ミドルマネジメントは欧米からは学べない」を帯に、日本独自のミドル・アップダウンに則った課長のミッションと考え方を汎用的かつ実践的に解説している貴重な書籍。
どこにも記されていない課長の業務に対して解像度が高まる。彼らが何に苦悩しどう考えどこをみて仕事をしているのか、課長と会話する人は読んでおくのがおすすめ。
課長ミッションの大きなポイントとしては予算管理と組織の人を動かすことに責任を持つこと。
経営と現場両方が見える唯一のポジションであり、大変だがやりがいもある。経営、マネジメント、コミュニケーション、というキーワードでもヒントがある。 -
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第1章 ビジネスケアラーの新・常識
常識1:介護で仕事を辞めたら、再就職できず、再就職できても年収は男性4割、女性5割減少
常識2:介護の負担額は平均月7万~8万円、想定している介護期間は平均14年
常識3:介護を理由に仕事を辞めたとしても、介護の負担は逆に増える
常識4:「介護離職は親孝行」ではない、「ビジネスケアラーは親不孝」でもない
常識5:離職前に「誰にも相談しなかった」が約半数、離職する人は介護に関する知識不足
常識6:仕事がうまくいっていないときに「親の介護」を言い訳に離職するのは危険
常識7:親と同居で「離婚」「認知症」のリスク増。同居すると受けられない介護サービスも
常識8:介