酒井穣のレビュー一覧
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現代の人間の問題は無気力にある。それは、自分にばかり意識を向けているから。そうではなく、自分以外の外のものに意識を向けること、そうすることで、興味を持ち、活き活きとした人生を送れる。
この本の著者も言っている、「自分の内側に求める人が稾を掴み、答えを自分の外側に求める人には、哲学と言う救済の可能性がある」は、まさにこのことである。この著書の言っている哲学とは、自分以外の外側のもの、文化や趣味などに興味を持つこと。それは、今自分の現実に役立つものではなく役立たないものである。だから、この人の言う哲学は、役立つものを勉強しようと言うことではなく、役立たないものに自ら興味を持ち、役立たないこと(今の -
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「ミドルマネジメントは欧米からは学べない」を帯に、日本独自のミドル・アップダウンに則った課長のミッションと考え方を汎用的かつ実践的に解説している貴重な書籍。
どこにも記されていない課長の業務に対して解像度が高まる。彼らが何に苦悩しどう考えどこをみて仕事をしているのか、課長と会話する人は読んでおくのがおすすめ。
課長ミッションの大きなポイントとしては予算管理と組織の人を動かすことに責任を持つこと。
経営と現場両方が見える唯一のポジションであり、大変だがやりがいもある。経営、マネジメント、コミュニケーション、というキーワードでもヒントがある。 -
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第1章 ビジネスケアラーの新・常識
常識1:介護で仕事を辞めたら、再就職できず、再就職できても年収は男性4割、女性5割減少
常識2:介護の負担額は平均月7万~8万円、想定している介護期間は平均14年
常識3:介護を理由に仕事を辞めたとしても、介護の負担は逆に増える
常識4:「介護離職は親孝行」ではない、「ビジネスケアラーは親不孝」でもない
常識5:離職前に「誰にも相談しなかった」が約半数、離職する人は介護に関する知識不足
常識6:仕事がうまくいっていないときに「親の介護」を言い訳に離職するのは危険
常識7:親と同居で「離婚」「認知症」のリスク増。同居すると受けられない介護サービスも
常識8:介 -
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課長として最も大切なのは部下のモチベーションを管理するという仕事。部下が「自分は会社に大切にされている」という実感をもって仕事に取り組めるかが最も重要
社内の課長が集う「課長会」が活発に行われるような「課長の元気が良い企業」が新時代を勝ち抜く企業に共通する特徴
経営者のビジョンを翻訳しつつ末端社員を動かすというミドルの役割には、経営者や、末端社員とは異なる大きな付加価値がある
課長は部下の行動と成果を評価し、感謝の意を伝えることで、部下への期待値の高さと部下の進むべき方向を伝えなくてはならない
課長とは会社のパイプ役であり、最も頭と体を使って働かなくてはならないポジション。
部下を盛り上げ、 -
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課長に必要な要素、考え方を解説する本
網羅的に解説されていてわかりやすい。
課長とは:予算・評価の権限を持つ最下層。ベンチャーの社長。ビジョン・環境仕組み・決断、顧客満足・例外対応、現場の知識を組織のビジョンにつなげる
課長のスキル:①安心させる②褒める③叱る④予測する⑤ストレス管理⑥コーチング⑦モチベーション⑧結束
巻き込まれるゲーム:①予算管理②人事評価③社内政治
対処する問題:①問題社員②辞める③心の病④外国人⑤転職⑥駐在⑦倫理⑧部下の昇進⑨ベテラン反乱
キャリア戦略:①弱点を知る②英語力③社外ネットワーク④部長を目指す⑤課長止まり⑥社内改革⑦企業⑧本を読む
課長の機能:①個