【感想・ネタバレ】新版 新しい戦略の教科書のレビュー

あらすじ

ベストセラー『はじめての課長の教科書』に続く、中間管理職の戦略入門書・決定版に大幅増補・改訂版登場!
戦略の定義から、情報収集と分析、戦略の実行まで、現場リーダーのために「実行」から逆算した戦略のエッセンス。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書では、「目的地(目標)」と「現在地(現状)」をとらえ、両者のギャップを計り、現在地から目的地までのルートを「戦略」の比喩として使っています。

はじめはなんの情報ももたない状態だったルートも、目的地に近づくにつれてルートの精度も情報も増し、遠い未来にたどり着くはずだった目的地がだんだん近づいてきます。

ルートを戦略として考えると、目標に近づいていくことで、戦略の成熟度も増し、より確かで強固な戦略となっていきます。

このように考えると、戦略もはじめの頃から完璧に情報をあつめて分析し、確実に成功する戦略を練ることは不可能だしナンセンスであることがわかります。

実際に集まる情報で戦略に有効な情報は20%もあればいい方だそうです。

その20%の不確実な情報が、競合他社との差別化のタネになるわけです。

情報が不確実であるが故にボラティリティがあり、その情報で戦略の実行を進めると他社に先駆けることで差別化でき、ボラティリティの上端を狙えるのです。

一方、戦略の実行は実務であり、社内政治とは切っても切り離せない課題です。

日本独特の根回しも、必須です。

マネジメントのコミットメントを得ることも、抵抗勢力を個別に口説くのも、人間の価値観を大事にし人の話しを聞き夢を語り合うのも大事なことです。

実務では必ず人を巻き込む必要がありますので、人間の心理を観察し分析できないと、戦略の実行はできません。

この本ではそのような戦略の実行時に必要な実務についても多くのページが割かれており、大変参考になりました。

実務を行い、またこの本を振り返り、体得していきたいと思います。

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2017年08月11日

Posted by ブクログ

本書は「戦略」というタイトルながら、組織の戦略だけでなく、個々人レベルでどのように行動するか、行動を変えていくかという視点も含めて書かれているもの。そのためか、実感がわきやすいのが特徴。

地に足の着いた、実行可能な戦略論であり、常に参考にしたい。

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2015年07月12日

Posted by ブクログ

戦略をカーナビにたとえて、計画、実行に至るまで実際の実務をする目線で解説してくれます。説明されるシーンが眼に浮かぶようで、実務に活かせそうだと感じます。人を四つに分類し適した対応を行うこと、現場を味方につけること、敵対する人への対処あたりを特に生かそうと思います。

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2024年05月08日

購入済み

確かに教科書的だが・・・

内容も分かりやすく、自分にとっては知らなかった情報やテクニックが網羅されていて勉強になった。
ただ、コンサルタントとして企業家とどう向き合うかという視点には違和感があった。

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2017年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Give×5 いつか大きなウェット情報が返ってくる
戦略コンサルタント 膨大な成功の法則を貯めている
今目の前にあることから自分の強みを見つけ、得意分野を伸ばしていく
何も関係なさそうな二つの事例の共通点を見つける
まずは魚を知ること 他人が釣っている魚を気にしても他人に勝つことは出来ない
何事の事前対策にも英語は絶対である
キャッチコピーを考える
全社の部門を超えて、集中すべきポイントが明確
社員の行動が正しいかどうかを判断する基準になっている
具体的な行動を示しつつも、その先の判断は個々の現場に任せる
計画上の完了日 現時点の予測の完了日 実際の完了日
CSI communication Style Inventory
自己主張の強さ 感情が表に出るかで4つのタイプに分類

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2016年10月11日

ネタバレ 購入済み

シンプルで明解

戦略の教科書というと、横文字の用語やデータがたくさん出てきて難しい印象を持ちますが、本書は難しい事も簡単にわかりやすく書かれています。
旧版を読んだことはあるはずですが、ずいぶん昔なので新しい気持ちで読みました。
言われてみれば当たり前で大したことのないように感じることもありますが、そこに気づいて考え行動しているか否かが重要です。
現在地、目的地を明確にし戦略をもって行動していくための、考え方、方法を学ぶことができました。
時折読み返し、仕事の進め方を振り返ろうと思います。
よい本をありがとうございます。

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2020年03月26日

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