池田潔のレビュー一覧
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書かれたのは戦前。印象に残っている箇所3つ。?ロンドンの街頭には子供がおらず、その理由は、多くの子供は田舎の学校で寄宿生活を送っているからだという。そうえいば、オックスフォードもケンブリッジも郊外に位置しているというのは聞いたことがある。理由は多々あるが。それも含めて学校は基本的に郊外に位置しているのだろうと思う。?イギリスでは1,2年の遅速を神経質に争う風がないとのこと。たまたま試験に合格しても実力に充分の自信が持てないものが上級の学校に入っても意味がないとか。試験に通っても原校に止まってその課目の勉強に身を入れようということはする者が多いとのこと。驚く。教育制度そのものというか、教育の考え
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良い本。
昔のイギリスのオックスフォードやケンブリッジといったパブリックスクールでどのような教育が行われているか。
自身の大学での体験も交えて描かれている。
所々、日本の教育との違いに驚きや発見があり、自由や規律について考えさせられるフレーズがある。
今読んでも目から鱗で発見があるということは、同時に日本の教育制度が未だに立ち遅れてると感じる側面があるということだ。
子供が正しい事を言った場合に、先生が臆面なく謝るという場面があるが、
日本でこれをやったら先生の言うことを聞かない生意気な生徒だ。となるだろう。
教師の言葉や教育の精神のような物も幾つか引用されてるが、どれも素敵な言葉 -
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著者の池田潔は、三井財閥の最高指導者で日銀総裁を務めた池田成彬の二男で、第1次世界大戦直後から満州事変直前の時期に、17歳で渡欧し、英国のパブリック・スクールのリース校、ケンブリッジ大学、独ハイデルベルク大学に、通算11年間学んだ。
本書は、英国の伝統的精神がいかにして育まれるのかを、著者のパブリックス・クールでの3年間の経験を踏まえて綴ったもので、1949年の発刊以来読み継がれるロングセラーである。
著者によれば、英国のエリート教育は、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学における「紳士道の修行」と、その前過程のパブリック・スクールにおける「スパルタ式教育」の両面から語られなくてはならないと -
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権利を主張する前に義務を果たせ,なんて言葉を聞いたことがある.
それと似たような言い方をすると,自由であるためには規律が守られなければならない.言論の自由だとか表現の自由だなんてことが言えるのは,それを規定する決まりがあって皆がそれを守るからである.
自分で考えてみて思ったが,規律によって自由を規定するというのはなんとも不思議な感じを受けた.
本書では,著者のイギリスでの学校生活経験をもとに,イギリス人の人格形成とか規律を守る心構えが,学校生活のどういった部分で行われていくかについて書かれてある.あと,中学高校といった多感な時期の教育に,教える人その人が学生の人格形成に重要な役割を果 -
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イギリスのパブリックスクールでの経験をもとに、イギリス流の民主主義の精神が説かれている。第三者目線での記述でなく、自分で体験したエピソードをもとに綴られているため、説得力がある。
規律があるからこそ自由を得られる。厳しい環境だからこそ高貴な精神が養われる。教育の重要性について考えさせられる作品。
たまたま、読書期間中には、大阪府等での教師による体罰問題がホットなトピックに挙がっていた時期。本書を読み、体罰自体が悪いのでなく、体罰以前の教師と生徒との信頼関係の有無、教師自身の益でなく組織ひいては学生個人の将来性という観点の有無によって、学生が教師の行動を受け入れられるか否かが決定するのではと -
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ネタバレ教育とはどうあるべきか。
この本は1949年に出版された。
当時の日本は終戦後の主権が剥奪さていた時期だったと思います。
それを考慮した内容だとしても英国の教育は手本の一つとして考慮されるべき事項が多いと思われる。
教育というものが国民性を形成する重要なメソッドだということがはっきり理解できる。
もちろん日本の良いところもあるが、教師の権限がなくなっていき、学生が秩序なき自由を謳いだす。
教師とは人を押してるという点で誰よりも他の意見を聞き、自分の信念を貫けねばならない。
とても難しいことですが。
表面的に平和な世の中に疑問を持つのは何も最近のことだけではない、と感じた。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
ケンブリッジ、オックスフォードの両大学は、英国型紳士修業と結びついて世界的に有名だが、あまり知られていないその前過程のパブリック・スクールこそ、イギリス人の性格形成に基本的な重要性をもっている。
若き日をそこに学んだ著者は、自由の精神が厳格な規律の中で見事に育くまれてゆく教育システムを、体験を通して興味深く描く。
[ 目次 ]
パブリック・スクールの本質と起源
その制度
その生活(寮 校長 ハウスマスターと教員 学課 運動競技)
スポーツマンシップということ
[ POP ]
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