自由と規律 イギリスの学校生活

自由と規律 イギリスの学校生活

792円 (税込)

3pt

ケンブリッジ、オックスフォードの両大学は、英国型紳士修業と結びついて世界的に有名だが、あまり知られていないその前過程のパブリック・スクールこそ、イギリス人の性格形成に基本的な重要性をもっている。若き日をそこに学んだ著者は、自由の精神が厳格な規律の中で見事に育まれてゆく教育システムを、体験を通して興味深く描く。

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自由と規律 イギリスの学校生活 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年11月02日

    イギリスのパブリックスクールについての考察。ただ著者自身が通っていたのは戦前であるため、現在は色々と変化しているものと思う。

    ただの教育論というだけではなく、イギリス人についての深い見識があり、非常に興味深い。私自身も高校で寮生活をしていたこともあり、大変懐かしく感じた。

    「自由」の前提として「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月23日

    パブリックスクールでは、夜食が出ず、耐乏生活を過ごす。

    しかし、この経験を積んだ父兄の多くが、身に沁みてその苦痛を知る反面、かつ多大な効果を信じるがゆえに敢えて再びその子弟にこの道を踏ましうるであろう。

    長い将来についての利害をおもんばかって、一時の憐憫を捨てる、強く逞しい愛情をいうのである。
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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    書かれたのは戦前。印象に残っている箇所3つ。?ロンドンの街頭には子供がおらず、その理由は、多くの子供は田舎の学校で寄宿生活を送っているからだという。そうえいば、オックスフォードもケンブリッジも郊外に位置しているというのは聞いたことがある。理由は多々あるが。それも含めて学校は基本的に郊外に位置している...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    昭和24年に書かれた本なのに、現在と本質的な問題が変わっていないことに驚き。
    論理的な議論よりも面子とかの方が勝ってしまうのは、日本人の変わらない特性なのか?
    自由の前提には規律があるという考え方は、うちの社員にも理解させたい。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    "自由"とはなんだろう?
    人間が自由を見つけて幾年も経ち、その自由の本質が大きく変化してきた。この本は、自由の定義を教えてくれるはず。
    自由とありますが、教育関連の本です。1963年の出版ですが、なにも古いことはありません。まさに教育が揺れている今、再生会議と呼ばれる機構に集めら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    私情を捨てて正しい判断を下すには勇気が必要。自分に不利な判断を下されても、面子にこだわることなく判断に服すことは勇気を必要とする。自由は規律を伴い、自由を保障するものが勇気である。

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    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    良い本。

    昔のイギリスのオックスフォードやケンブリッジといったパブリックスクールでどのような教育が行われているか。
    自身の大学での体験も交えて描かれている。

    所々、日本の教育との違いに驚きや発見があり、自由や規律について考えさせられるフレーズがある。

    今読んでも目から鱗で発見があるということは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月19日

    「彼等は、自由は規律をともない、そして自由を保障するものが勇気であることを知るのである。」

    上流階級のイギリス人の気風と彼等の精神の土壌であるパブリックスクールについて知れる本。手放しで賞賛することはせず、でも親しみと敬意の筆致で書いていて100年くらい前の本だけど良かった。(イギリスのことだから...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月29日

    ちょっと難しい。

    イギリスの教育的文化を垣間見れて面白い。
    だけど、一文一文が長くて読み取るのに苦労する。

    全体的に理解するのが難しいが、勉強になる。

    特に最後の運動競技、スポーツマンシップの項は、イメージがし易くて為になった。

    良きタイミングで見直したい。

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    Posted by ブクログ 2020年02月02日

    高校時代に読んだが再読。
    ブラック校則が話題の昨今、考えさせられること
    多数。

    文語調の声に出して読みたい
    美しい文章も特徴的。

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