池田潔のレビュー一覧

  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    戦前のパブリックスクールに関する本を、翻訳でない自然な日本語で読めることが何より嬉しいなぁ。古い本なので文体がとっつきづらかったり所々漢字が読めなかったりするんだけど、パブリックスクールの硬派な教育と相俟って、それがかえっていい味出してます。古きよき教養主義の香りに憧れる。

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    2009年10月09日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    イギリスの私立学校(パブリックスクール)における「自由の精神が厳格な規律の中で見事に育まれていく教育システム」(紹介文より)について、著者の過ごしたリース・スクールの体験談を交えながら紹介するとても面白い本。イギリス紳士がいかにして育てられるか、そしてその紳士としての振る舞い、精神とはどのようなものかということを知ることができる。昨日『ガウェイン』とか読んでたので、スポーツマンシップの話とか、試験で絶対不正行為をしない云々の話なんか、騎士みたいだな、と思う。寮生活や校長、プリーフェクトの話なんか、ハリー・ポッターみたいだなーとか思うミーハーな俺。数ある面白いエピソードの中でも「L先生」の話は笑

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    2009年10月04日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    いかにして、英国が今に至る国となったのか?その国民性、教育、思想とは?日本人とは異なる考えを相対的にエピソードを踏まえてわかりやすい。ノブレスオヴリージュの考えとはどこからやってくるのか。自由を謳歌する前に徹底的な規律を叩き込まれる。

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    2019年12月08日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    イギリスのパブリックスクールの生活を描写。
    イギリスの国民性、紳士、スポーツマンシップをよく理解できます。限りなく★4つに近い★3つです。

    1.この本をひと言でまとめると
     紳士の育て方

    2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
    ・ある特定の条件にある特定の人間が、ある行為をして善いか悪いかはすでに決まっていて、好む好まないを問わずその人間をしてこの決定に服せめる力が規律である。そしてすべての規律には、これを作る人間と守る人間があり、規律を守るべき人間がその是非を論ずることは許されないのである。(p61)
      ⇒服従の精神を知った。是非を論ずることが許されないことに権威・伝

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    2018年12月30日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    自由の前提である規律。
    社会に出ておおらかな自由を享有する以前に、彼らは、まず規律を身につける訓練を与えられる。

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    2018年10月12日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    この本を読むに至った背景としては、宇沢弘文の「社会的共通資本」における教育の章で、イギリスの教育制度について、述懐しており、興味を持ったからである。
    この本では主に、イギリスのパブリックスクールにおける教育が書かれている。イギリス人の国民性に始まり、それが如何に形成されるかというところだ。
    イギリス人といえば、伝統重視の傾向が色濃いが、同時に、伝統の維持が弊害を伴うことを認知した際には、決然と伝統を捨て去る潔さ、勇気、そして良識を持ち合わせているという点も忘れてはならない。イギリスのパブリックスクールにおいて、生徒は徹底して規律を教えられる。厳密には規律を教えられるというより「規律を守る」こと

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    2015年11月11日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    古き良き時代と言えば身も蓋もない。
    自由の実現には相応の代償が必要であることはむしろ現在の方がより切実。
    それにしても「自由を侵されても気がつかないか、気づいてもそのまま泣寝入りしてしまう卑屈性が身にこびりついた」との指摘、強烈過ぎます、はい。

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    2013年09月13日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    一言でいうなら「ノブレス・オブリージュ」という生き方について考えさせられる。

    著者のイギリスのパブリック・スクール時代の経験を綴った一冊。心を打つ小さなエピソードが冴える。
    良い本。

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    2013年01月01日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    自由とは規律の上に成り立つもの。
    これが正解かはわからないけど、賛同。
    日本ってあまり規律がない様に感じる。
    見えないものに甘えて、なあなあになることをよくみかける。
    みんなでやれば怖くない、みたいな。

    幼少の日々を過ごしたアジアにもはっきりとした規律はなかったと思う。
    ただ、人間関係の中にある種見えないルールがとても強かった。

    それも一種の自由だったのかな。

    話はケンプリッジとオックスフォードの英国的紳士修行について。

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    2010年08月08日
  • 自由と規律 イギリスの学校生活

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    イギリスのパブリックスクールで育まれる、自由と規律の精神について。
    自由には規律がつきもの。規律を守ってこそ自由は与えられる、その原則について書かれています。
    ともすれば、自由だけを求めがちですが、規律を厳格に守る重要性が理解されます。
    固いです。

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    2009年10月07日