渡辺秀和のレビュー一覧
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コンコードエグゼクティブグループ(キャリア教育などを行う企業)のCEOで、キャリアコンサルタントとしても有名な渡辺秀和による、6章構成の文庫本。登る山を決め、登山ルートを考え、準備して出発する、というキャリア設計の3つのステップを解説し、その上で必要な知識として、市場の実態・陥りがちな罠・キャリアの鉄則を解説している。将来のキャリアを考え始めた人が、戦略的にキャリアを構築するための考え方を身に着けることができる本だと思う。
登る山を決めるうえでのポイントは、「好き」な「領域」と「立ち位置」を考えること。そのためには自分自身の「好き」を理解すること。登山ルートを考えるうえで重要なのは、「キャリ -
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随分と寝かしていたがもっと早く読めば良かったと後悔。目がさめるような内容だ。
高い報酬を得て輝かしいキャリアを持つビジネスマンを見てきた著者がそのノウハウの一端を伝授する。日系企業では若くして年収2000万を超える報酬を得ることは極めて難しい。自己実現と高収入の両方を実現する上で、どのようなルートで達成するのかというキャリア設計が極めて重要となる。
詳細には下記の3ステップ。1.目指すゴールとキャリアビジョンを設定する。2.現状からキャリアビジョンに至るルートを考える。3.ルートを歩むために転職活動を成功させる。
一見普通に見えるが、著者が主張するポイントは、道中にコンサルティングファームや外 -
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未来をつくるキャリアの授業 最短距離で希望の人生を手に入れる!
2017/10/3 著:渡辺 秀和
大企業が潰れたり、買収されたりすることが珍しくない現代において、会社に依存したキャリアは極めてリスクが大きくなっている。いくら真面目に働いていても、ある日突然、勤務先が荒波に飲み込まれるかもしれない。
社会構造の変化によって、従来のキャリア設計法が通用しなくなる中、不安や閉塞感を感じる人がいる一方で、むしろ、この変化を自分の夢や志を実現する好機として活用している人も多い。
本書の構成は以下の6章から成る。
①人生を飛躍させるキャリアを設計する
②まずは人材市場の実態を知る
③あなたの「常 -
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自分のキャリアプランを考える上でのヒントがたくさん書いてあるので、転職を考えてる方に限らず読んでいただきたい1冊です。
■「回収どころ」を設計する
「低めの年収条件を提示されたら」
転職というと年収アップ、自分がやりたい仕事のため等がメインになっていると思うが
本書にも書いてある通り、一時的な年収ダウンは長期的な視点で見るとあまり気にすることではないと思う。
それよりも、何年後にいくら貰えるようになるかを考えることが重要である。
自分の能力、実績よりも年収が高いと自身過剰となり、成長が止まる可能性もある。
一時的に下がった分を取り戻そうと仕事に集中することが将来的には楽になると思う。
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ネタバレキャリアの階段を作る=やりたいことを直接目指さない。
転職で資格は役に立たない。難関資格はハイリスク。それよりも英語、中国語。
資本家、経営者、従業員の区別をする。年収面では決定的に違う。
外資の壁=日本企業と外資では社内構造が違うので給料の決め方が決定的に違う。
業界によって年収が変わる。金融機関、製薬会社、インターネット企業。
ネクストキャリアのための3つの業界=コンサル、投資銀行、IT。課題解決能力は汎用品。企業のM&A、
35歳くらいまでは未経験でも可能。
英語の優先能力が高まった。
尖ったキャリアを積む。
自分の好きなこと、でキャリアビジョンを描く。大学入試とは違う。早め -
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キャリアを考える上ではいきなり飛び地のキャリアを狙うのではなく、狙いのキャリアに近いキャリアをいちど挟んでからキャリアパスを描くと良い。
ビジネスの世界ではあらゆる色をまんべんなく伸ばそうとする。キャリアは、苦労の割に評価されません。念のためこのスキルも身につけようと考えても、ただ忙しくなって自分を追い込んでしまうと言う本末転倒になりがちです。むしろこの領域はやらないと捨てる勇気を持つことが重要。
求められたキャリアや仕事が自分のやりたい仕事ではない場合には今自分が積んでいる経験が自分の進みたいキャリアに向かっているのかどうかを意識することが重要。ずれた方向に進んでいるようであれば上司や会 -
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大学四年生の私からするとまだまだ自分のやりたいことが明確に定まりきっていない、でも将来はビリバリ働きたいという人にはコンサル業界、インターネット業界のどちらかに行った方がいいという考えが強くなる本だった。もちろん将来の目標を今の段階でもしっかり設定してそれを元にコンサル、インターネット業界に行くべきであって闇雲に行けばいいというわけではない。しかしこれらの業界での経験は、あらゆる企業から求められるスキルをもたらしてくれる。業務内容も多く、過酷な面もあるが人生を長期でなスパンで見るとどこで努力するかが重要である。だらだらと60や70まで努力するのか、20代で死にものぐるいで努力してその後は自分の
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<メモ>
・資格より職務経験
・日系より外資の方が年収が高い、業界によっても違う
・ネクストキャリアを飛躍させる「コンサルティング」「金融(投資銀行、PEファンド)」「インターネット業界」
・女性のキャリア対策は明確な売りを身につける
・丸いキャリア、中途半端なゼネラリストより尖ったキャリアの方が好まれる
・人材市場の市況が転職活動の成否に影響を与える
・望むキャリアを作りたいなら、自分が経験する仕事を会社任せにせず主体的に社内営業する
・どの人材会社経由で応募するかによって合否が分かれることがある
・日系企業で海外ビジネス経験者、特に東南アジア、南米、アフリカは引く手あまた
(ただし外資系 -
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最近漫然とした日々を過ごしていたので、少し先の事も考えようと思い手に取った。
ビジネスキャリアを考えるにあたって最も重要なことはゴールを定めることだ。ゴールが定まれば、そこに向かう道を考える。
給料は立場、業界、職種、資本によって壁がある。一般的に外資系企業の給与水準は高いため、給料を上げるための方策として英語力を高めるというのは王道と言える。
汎用性の高いのは外資コンサル、投資銀行、PEファンド、IT系。
転職しようと、安直に資格をとろうとする人もいるが、資格よりも重視されるのは職務経験だ。より具体的に言えば、ジェネラリストの丸いキャリアではなく、一つのことを長く経験し、深い知識や高い能