村上たかしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
泣けました( ; ; )
私は今は猫を飼ってるので断然猫派!
なんだけど、以前は犬も飼っていたことがあるから、犬の忠実さや愛情の深さもよくわかる
だから、ここに登場する犬
(名前はハッピー、拾われた時は本当にハッピーだったのにね)
の飼い主に対する愛情があまりにも純粋で、
その健気さに泣けてしまった
人は心変わりするけれど、動物は裏切らない
そして、もう1人の登場人物であるケースワーカー、彼もまた元飼い犬に対する後悔の思いを抱いている
私にはそれもよくわかる
かつて同じような行い(いえ、もっと酷かった) をしてしまったことに、いまだに悔いが残っているから。
村上たかしの原作マンガを原田マハが逆に小説化したもの。
コミックの方はかつてベストセラーになっていた記憶はあるけど読んではいなかったので、
今回の新装版で読めて良かったです
クレしんのシロの特製イラストカバー付き
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Posted by ブクログ
あれあれ、いきなり涙腺が緩むような展開ッ!
決して人前では読まないで下さい
こちらは村上たかしさんのコミックを、原田マハさんが小説化した作品なのだそうです
お父さん(飼い主)と、いつまでもお父さんを愛し続ける愛犬ハッピーのお話です
それに加えて、お父さんとハッピーの事を調べるうちに福祉事務所の奥津さんも、愛犬だったバンとの生活の日々を回想します
いつも真っ直ぐなハッピーがとっても可愛くて、穏やかで優しいお父さんが大好きな気持ちが沢山伝わってきました
遊んでもらえると、嬉しくて尻尾をちぎれんばかりに振るしぐさ♪
大好き過ぎて、お父さんの顔中を舐めまくる姿♫
犬って、こちらが照れてしまうほど表現がストレートなんですよね(*≧∀≦*)
でも時が経ってその生活はいつまでも続かなくなり、新たな展開が待っていました。。。
世の中、これでいいの?
お父さんの財布を盗んだ少年も、将来きっと苦しむのでしょうね
話はハッピーの目線で話が進みますが、実際犬がどう考えているかはわかりません
何が犬にとってしわあせなのでしょうか
悲しくて切ない、それでいて温かくもあるお話でした
カバー絵がアンリー・ルソーの『婚礼』で、素敵でした
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Posted by ブクログ
本作は、原田マハさんが村上たかしさんの同名コミックに惚れ込み、小説化した珍しいタイプの本のようです。逆パターンは結構多いのだそうで‥。(小説のコミック化・映画化ともあまり関心がなく‥)
今回、著者がお気に入り作家の一人である原田マハさんであること、更に昨年、17年連れ添った愛犬を亡くしたこともあり、何となく手にしました。
子どもでも読める平易な文章で、特に中心となる犬の視点で描かれた内容は切なく涙を誘います。が、そんな単純な話だけでなく、人間の思いやりや身勝手さ、犬の一途な寄り添う気持ちと共に、愛することや幸せなど、根源的な問題について自問させられることが多々ありました。
井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく〜」の言葉がピッタリな内容で、親子で「主人と犬は、不幸だったのか幸せだったのか」「愛するってどういうこと?」などと、語り合うのも素敵だな、と思いました。
村山さんの原作コミックは分かりませんが、一人と一匹の死へ向かう旅を中心に据え、前後に福祉事務所職員を登場させ、その死後を描いています。
この(村上さんの原体験という)「原野の放置車から白骨遺体、近くに一部白骨化した犬の死体が発見され‥」という、交差点での電光掲示板ニュースから始まる物語の構成も素晴らしいと感じました。
読めばきっと身の回りの人や動物に、優しくなれる物語だと思いました。 -
ネタバレ 購入済み
社会がどう受け取るか
前にも書いている人が居るが、二部構成の二部からの視点や作者あとがきを見て、社会へのメッセージが明らかですね。
真面目なのに、思いもよらぬ事や本人の責任ではない事(リストラや持病、離婚)、そして本人が周りに頼る性質でなく、またあまり他者と関わりが深くなければ、一気に「普通」からこぼれ落ちてしまう。誰でも。本人に重大な過失がなくても命に直結する。
もしかしたら過去に実際にあったのかもしれない。誰にも知られる事もなく。
もちろん、行政へ頼る事は本人がまず助けを求めて声をあげなければ分かりようもないですが、
声を上げてもなお失われる命もある。役所に追い返されてそのまま餓死をしてしまったケースなど、ニュース越しだとしても、実際に起きている事をわたし達は知っている。
そして、今の社会のあり方は自己責任論が強い論調で弱者の命の火を消そうとしている。
この、「お父さん」がもしなんらかのきっかけで、公的な助けを借りられていてこの悲劇を回避できる作品になっていたら、きっと叩く声も出ている事でしょう。お父さん本人に違いがなくても。
1人と1匹は幸福だったでしょう、という作者あとがきの通り、主観として幸せでいてほしい願いはあるけれど、
もっと助けや救済を簡単に得られる(手続きとしても、社会の風潮としても)社会であるように考えさせられる作品でした。
映画の「わたしはダニエル・ブレイク」と同じテーマだと思う。