立川談志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書『完本 新釈落語噺』 (2026年、中央公論新社)は、以下の3冊を合本したものである。
1.『新釈落語咄』 (1995年、中央公論社)
※『中央公論』の1993年11月号~1995年6月号に連載した記事を書籍化したもの。全20席。
2.『新釈落語噺 パート2』 (1999年、中央公論社)
※『中央公論』1997年6月号~1998年2月号の連載に加筆訂正し、書籍化したもの。全20席。
3.『立川談志遺言大全集 12 落語論三 新釈落語噺』 (2002年、講談社)
※書き下ろし5席
前2作は単行本で読んでいるが、今回の「完本」での文庫化は嬉しい出来事であった。「完本」と銘打つだけあり、 -
Posted by ブクログ
立川談志さんの講話録。
落語(の仕組み)とは人間の業の肯定という言葉がわたしは心に遺りました。
講話のなか、談志さんの心情の吐露。
『何のためにこんなことをしているのか。自分の生理というのか、“自分の持ったが病”というものを肯定するために、これだけの時間を使って、お客様であり生徒諸君であるあなた方に、“聴いてくださいよ”と……そんな気がするんです。だったら“そんな気がする落語”を作るしかしょうがないんです。それは常識・非常識にもない、もっとすさまじい世界。これを演ったとき、世間は「発狂」と言います。』
才能を持ち落語を愛す身から出てくるこの言葉は凄惨なほど厳しい。
落語とは俺であるというメッ -
Posted by ブクログ
談志は理屈をこねまわすだけではなく、実践家であった。実験し、経験したことを書いた。言いたいことが山ほどあって、それを吐き出したような内容だ。ストレートな物言い。建前を抜きにして本音で書いている。だから、読者の心をつかみ、ベストセラーになったのだろう。
オリジナル版の『現代落語論 笑わないで下さい』 (三一新書、1965年)との違いは3つある。
1つ目は、文字サイズが違うこと。
新書版は昔のフォントで、文庫版より文字が小さい。新書は2011年から第2版となったが、文字サイズは小さいままである。読みやすさは文庫版が上だ。
2つ目は、章立ての題名が違うこと。
章のタイトルが違うだけで、内容自体