エリック・ブリニョルフソンのレビュー一覧

  • 機械との競争

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    テクノロジー失業に関するお話。指数関数的な情報通新技術の進歩に、新たな雇用の創出が追い付いていない現状。人件費削減が進む社会で、創造的職業と肉体的職業以外は早々に駆逐される可能性があるという。最後は楽観論で締め括っているが、勝者総取りの社会を是正するには、新たな雇用をどのように産み出すのか、考えていかなくてはいけないと思う。

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    2014年04月29日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    人間はテクノロジーに支配されていくのではなく、テクノロジーを活用して何をするべきか?という問いを立てて考えていくことが大事であるということを改めて学ぶことができた本。
    あらゆるものがデジタル化されていること、物理的な資産や商品を持たず分散型産業などの業界を大きく変えてしまうプラットフォームビジネスについて、例えばAppleとGoogleの例からもプラットフォームに対する考え方の違いがあり必ずしも決まった正攻法がないことやプラットフォームの特徴を理解することもでき、それを理解することでビジネスを考えるヒントを得ることもできる。

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    2025年04月19日
  • 機械との競争

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    2013年の出版なので少し古く、かつそこからの未来想定を含む内容なので、「答え合わせ」ができるのだが、何よりAIに関する考察がやや物足りない。面白かったのは、下記のような発想。

    ー 産業革命の初期までは、立派に雇用されていた職が、20世紀の初めにほぼ消滅すると言う事態が起きた。役馬だ。325万頭が労役に使われていたが、鉄道に変わられたり、蒸気機関にとって変わられた。馬に賃金が支払われていた。

    馬が大量鶴首された。馬は、労働者ではなく、よりアナログな機械として考えるべきでは無いのか。失業者の損失は、生活保護コストや消費の減少にあるが、馬にはそれらが無い。冷酷な言い方をするなら、過剰な馬は美味

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    2024年01月23日
  • 機械との競争

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    約10年前に書かれた本ということを前提に。
    発展による未来予想系の本だが、予想と現実が違うことがよくわかる。
    正確な未来は予想できないが、近い形では実現していく。
    その中で自分はどうするか。
    そんなことを考えた。

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    2022年07月23日
  • 機械との競争

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    機械との競争によって失業者が世に溢れるディストピアを描く…訳ではなく、意外にも筆者はデジタル社会の将来に楽観的。ただし、的確な政策が講じられれば…と説く。
    トランプ政権の4年間でこの理想とは反対に進んでしまったように思える。

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    2021年02月25日
  • 機械との競争

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    装丁が面白い。色あせたように見える黄色い紙を使用。紙が厚くページ数が少ない。内容は見た目ほどのインパクトはなかった。

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    2019年03月26日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    ネタバレ

    ■人間とマシン
    ・人間の強み
     「窓の外を見る」
     偶発的要因を考慮、常識。

    ・ルールより統計へ
     コンピューターは子どもと同じ統計的パターン認識、
     大人はルールに基づくシンボリック手法で習得。

     英語の形容詞の順序ルール
     自分の意見、大きさ、年齢、形状、色、原産地、材質、目的の順。
     ルールが多すぎ、守れない。

    ■物理的なモノ・サービスとプラットフォーム
    ・ここ20年間の地殻変動「オンライン プラットフォーム」
     Free 無料、Perfect 完全、Instant 瞬時

     O2Oプラットフォーム
     オンラインを介したオフラインビジネス
     UXが武器とし、情報の非対称化を解消
     

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    2018年07月30日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    ネタバレ

    日本語のタイトルが内容を必ずしも正しく表していない。が、プラットフォーム、AIなど、最近のデジタルトレンドや今後の方向性についての知見が語られている。その中には、プラットフォームの二面的・多面的なネットワーク効果や補完財の需給関係といったタイトルどおりの内容も含まれてはいるが、それがメインではない。むしろ、人間とAIなどマシンの能力、直観と論理的推論をどう組み合わせるのがベストなのか、ということを主題としている。その意味では、サブタイトルの方が本書の内容を的確に表している。

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    2018年07月22日
  • 機械との競争

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    たとえばチェスは人間と機械の連合軍が最も強いなんてのは今となっては古い情報だし、だから彼らの予測もどこまで信じられるのかなあとちょっと疑問を持ちながら読み進める。
    まあ、うまく機械と人間が融合できる世の中であってほしいなあと今の僕は祈るのみである。

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    2018年07月08日
  • 機械との競争

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    テクノロジーの進歩は人から雇用を奪っているだろうかという問いに、YESと答えた上で、この後の展望や提案などがなされている。面白い記述は、この書の段階ではチェス最強が、コンピューターでもなく、人間でもなく、コンピューターを効率良く使う人間であるというくだり。はやすぎる技術革新に社会の体制がついていってないという指摘。イヤな展望を払拭するほどではないが、明るい展望も書かれている。

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    2017年12月18日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    『機械との競争』を著したエリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーのコンビによる著作です。内容は前著と同じですが、前著は小論といった文量であったところ、本作はより詳細かつ網羅的・構造的に書かれているため、前著の完成版と位置付けることができます。あるいは、前著は本著のダイジェスト版とも言えます。また、本著は前著の前提知識を必要としません。

    コンピュータを中心としたテクノロジーが社会に影響を与える「セカンド・マシン・エイジ」においては、2つのべき分布が存在します。一つはムーアの法則でよく知られた技術の発展の度合いであり、もう一つは所得分布です。

    べき分布はどの区間を取っても同じ線形を

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    2016年04月04日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    「機械との競争」の続編にあたる本書、前著ではテクノロジーの進化は雇用を減少させ所得格差を拡大させている。そしてその指数関数的な進化は今後、良い面、悪い面を含めてより一層の大きな変化をもたらすと説き未来への警鐘を鳴らしていましたが、楽観的に考えを変えて書き直したように感じる本書です。

    タイトルの「ザ・セカンド・マシン・エイジ」もエネルギーを自由に操れるようになった産業革命後の時代を「ザ・ファースト・マシン・エイジ」として、かつて人間の肉体的パワーを機械に代替させたように今度は頭脳パワーを代替させるとしてのネーミングです。

    現在進行中のテクノロジーの事例を紹介し、その後の格差などの経済の動きを

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    2015年09月27日
  • 機械との競争

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    ☆3.5
    失業はしたくないぞ。でも、産業大改革進行中の変化が激しい面白い時代にちょうど良く生きていることを、とても嬉しく思う。AIには苦手で私に得意な部分の力をつけられるように仕事をしていこうと思ったよ。
    関連書籍を読むための取りかかりの本として、主張が明確なよい本だよ。

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    2015年05月24日
  • 機械との競争

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    米国商務省経済分析局が設備投資の対象に「情報技術」を加えたのが1958年。この年をIT元年だと考え、ムーアの法則により、集積密度の倍増ペースが18ヶ月毎だと仮定すると、32回倍増したのは2006年。すなわち、つまりその年にチェス盤の32マス目に到達している。2015年は38マス目。指数関数的な進化が我々を驚愕させるのはまさにこれから。



    未来のコンピューターは、パターン認識能力、問題解決能力から人類の脳そのものの感情や、知性までカバーするようになる。



    統計は平均値ではなく、中央値で見ること。



    1983年から2009年にアメリカで創造された富の100%”以上”が世帯の上位20%で

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    2015年02月09日
  • 機械との競争

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    機械に雇用を奪われているという産業革命後のような状況が
    近年のアメリカ経済の停滞から推測出来ると筆者は主張する。
    こうしたテクノロジーの発展により雇用を奪われるのは
    ブルーカラーではなく、ホワイトカラーの可能性が高いと警鐘を鳴らす。
    ロボットの運動能力は未だきわめて原始的で、2足歩行ロボットも階段の登り降りにも一苦労している段階だ。
    ウェイターや看護士、配管工などの仕事は高度な問題解決能力を必要とし、機械はこの作業を苦手とする。
    IT技術は指数関数的に発達する(ムーアの法則)ので、油断ならない。

    IT技術が駆逐する領域を見極めることが大切。

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    2017年04月01日
  • 機械との競争

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    産業革命以降、人間にしかできなかった仕事の多くが機械に取って代わられ、その結果として多くの人間が失業した。
    経済は発展して、世の中は便利になっているのに雇用は増えない。増えた富の大部分はごく一部の人に集中しており、多数派は貧しくなっている……

    内容はそこそこ。ただ装丁が良くない。読みにくい。
    --

    memo:

    49
    コンピュータは、パターン認識や複雑なコミュニケーションなど、これまで人間が独占してきた領域を侵食しつつある。

    54
    (NASAの報告書より)「人間は非線形処理のできる最も安価な汎用コンピュータ・システムである。しかも重量な70キロ程度しかなく、未熟練の状態から量産することが

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    2014年11月19日
  • 機械との競争

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    産業革命期のラッダイト運動が現代でも起こりうるのか。リテラシーの高まった日本ではきっと起こらない。チェス盤の法則から紐解く機械と労働者のこれからについてオススメの一冊。

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    2014年05月06日
  • 機械との競争

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    ネタバレ

    機械が発展していっても、人の職はそれに応じて増えていく。機械に代われない仕事もいっぱいある。ちょっと希望が持てた。

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    2014年04月29日
  • 機械との競争

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    機械が得意なことは機械化される。
    その結果、人の労働が2極化する。
    新しみは感じなかったが、わかりやすく整理されていた。

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    2021年06月24日