エリック・ブリニョルフソンのレビュー一覧

  • 機械との競争

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    「イノベーションのジレンマ」の言葉を借りると、
    人間自体が「持続的技術」で、機械が「破壊的技術」と言えるかもしれません。

    テクノロジーの急速な進歩によって、雇用が減り、クリエーターと肉体労働者に二極化するという話です。


    1.この本をひと言でまとめると
     「機械との競争」に人は負けている。機械を味方につけよ。

    2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
    ・eディスカバリーが弁護士の仕事を肩代わりしたように、高度なスキルもコンピュータに浸食される恐れなしとしない。(p101)
    →ちょうど昨日、「弁護士収入:2割が年収100万円以下」というニュースを見た。ネットで調べれは大抵の

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    2018年12月30日
  • 機械との競争

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    景気が良くなっても雇用環境が良くならないのは、テクノロジーの進歩による「雇用の喪失」だと。
    産業革命を牽引したのは「蒸気機関」、次が「電気」、そして現在進行中のコンピュータとネットワーク。
    「文明がこれまで成し遂げた最も偉大な功績は、機械を人間の主人ではなく奴隷にしたことである」
    しかし、人間側のスキルや組織制度が技術の早い変化に追いついていない。
    それには「組織改新の強化」と「人的資本への投資」だと。
    教育には改善の余地が極めて大きいと。
    「教育のデジタル化」
    アメリカの状況がこうである。
    日本は?

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    2018年10月12日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    ◯企業は人間とマシン、モノやサービスとプラットフォーム、コアとクラウドのバランスを見直す必要がある。(39p)

    ◯企業が存在する根本的な理由の一つは、市場参加者が必要に応じて都度集まるやり方では完備契約が結べないことにある。(467p)

    ★世界を変えるテクノロジーを3つの切り口で整理。訳が良いのか読みやすい。
    ★各章の終わりにまとめと、自分の仕事に応用するための質問があるのがよい。

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    2018年06月30日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    Machine,Platform,Crowd
    ビジネスの世界を変える3つのトレンドはマシン、プラットフォーム、クラウド

    プラットフォーム;フリー、パーフェクト、インスタント
    ロボティクスの近年の進化は5つの要素が同時並行的に発展した。
    DANCE; Data,Algorithm,Network,Cloud,Exponentially improving hardware

    ポランニーのパラドックス
    我々は語れる以上のことを知っている。


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    2018年04月28日
  • 機械との競争

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    テクノロジーは雇用を破壊する。

    コンピューターは雇用に影響を与えず、近年低迷しているのではないか、と言われていたが、むしろ逆だ。発展が早すぎて人類が進化に追いつけていない。
    コンピューターの発展は雇用体系を大きく変え、失業を起こしている。
    労働力を節約する手段が、その労働力の新たな活用先を見つけるペースを上回ることで、失業率が高くなっている。

    技術の発展の恩恵は存在がするが、誰もが技術の恩恵にあずかれるという保証はどこにもない。むしろ大半の人が恩恵を得られるかどうかという法則すら存在しない。
    現にアメリカの平均賃金に変化はなくとも、中央値は下がっている。テクノロジーの発展により格差が広がり

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    2017年05月25日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    産業革命によって扉が開いた蒸気機関、内燃機関などの"First machine age"に続くコンピューティングの"Second machine age"。自動化が進むこの時代における人間の教育・働き方、経済政策など、幅広い分野への示唆に富んだ1冊。

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    2016年12月16日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    蒸気機関の登場がザ・ファースト・マシン・エイジであり、まさに訪れようとするシンギュラリティがザ・セカンド・マシン・エイジである。冒頭のグーグルカーのくだり、GDPの形骸化の指摘は視座に富む。

    しかし後半の提言は意外に基本に忠実で現実的なもの。経済学の王道をゆくものだ。ベーシックインカムに対する労働の真価の議論は興味深いながらも、未知の時代の対応策がこれでよいのか、多少の疑問は残る。

    どういった時代が訪れるのか概観する中盤まではよく現状がまとめられている。その答えは、筆者は一つの考え方を提示しているものの、我々自身がこれから模索していくことになるのだろう。

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    2016年04月17日
  • 機械との競争

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    機械が人間の労働に置き換わるかという議論は産業革命の頃から尽きない議論である。
    機械、コンピュータの普及により人間がやるべき仕事の領域が大きく狭まり、人間が本来すべき仕事にリソースが集中することになるだろう。

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    2016年02月11日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    ムーアの法則のような技術的なイントロから、セカンドマシンエイジにおける価値の測り方(GDPの限界)のような経済学的な話、政策提言まで多岐にわたっていて読み応えのある良書。

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    2016年02月10日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    産業革命の次の革命が始まっている。労働の機械化によって富の二極化・スキルの二極化が進んで、今後どうしていこうかねというお話。機械化は不幸なことだけでなく、GDPに出てこない富が沢山生まれているなど、色々学ぶことが多かった。

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    2016年01月02日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    人工知能の実用化など、IT革命が”シンギュラリティ”に入りつつある今日を、18世紀の産業革命に続く「第二機械時代」と位置づけ、そこに内在する”機会と脅威”を解き明かした一冊。

    「第二機械時代」では、「ムーアの法則」に従って指数関数的に進化するコンピュータ技術と、低コストで無限に複製可能なデジタル技術がネットワークを通じて融合し、これまでにない高度で多様な組み合わせ型イノベーションが生み出され、社会に新たな価値をもたらすが、それらは情報経済や非貨幣経済といった従来のGDPだけでは捉えきれない動きでもあり、また高スキル労働者や資本家などに富が集中する「勝者総取り」によって、格差を助長する構造を孕

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    2015年11月03日
  • 機械との競争

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    「アメリカの景気はなぜ回復しないのか。GDPは増大するが失業率は改善されないのはなぜなのか。指数関数的に進歩したコンピュータがこれまで一般労働者が行っていた労働を侵食しているからだ」という内容です。
    1時間以内に読み終えることができるうえ、非常に平易な文章で書かれて(訳されて)いるので、ぜひ読んでみてください。
    ところで、この本は単純な労働者の仕事を機械が代替することを中心に書いてありますが、今やコンピュータはもっと創造的なこともできてしまいます。『アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)』と併せて読むことをお勧めします。

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    2015年10月07日
  • 機械との競争

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    『とくに注目すべきは、従来人間にしかできないとされてきた知的な仕事をデジタル技術がこなし始めたことである。

    汎用コンピューターは、労働人口のうち情報処理的な仕事に携わる60%に直接的影響をおよぼすだけでなく、残りの40%も次第に侵食しつつある。

    チェス盤の残り半分を進むにつれて、テクノロジーのパワーは倍々ゲームで強化され、その用途は飛躍的に拡大し、職業や雇用に影響を与えずにはおかない。

    したがって、スキルの面でも、社会制度や産業の面でも、遅れを取り戻すべく努力しなければならない。さもないと、この先もっと多くの労働者がテクノロジー失業に直面することになるだろう。』

    簡潔で分かりやすい問題

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    2015年10月02日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    ネタバレ

    「機械との競争」とほぼ同じ内容ではあるが大幅に加筆されており読みやすい。読むべき価値のある本だし、今選ぶならこちらだろう。

    ・産業革命は機械の力を生産に利用するためのファーストマシンエイジの幕開けであった。今、時代はセカントマシンエイジの入り口にある。
    セカンドマシンエイジには指数関数的な高性能化、デジタル化、組み合わせ型イノベーションという特徴がある。
    指数関数的な高性能化はムーアの法則に代表されるが、CPUのみならず記憶装置やネットワークなど全てがそう。これまでこのような増加を続けた分野はない(飛行機の速度や小麦の収穫量などが18ヶ月ごとに倍になることはなかった)。イノベーションは全く新

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    2015年09月13日
  • 機械との競争

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    MIT教授らによる、IT革命がもたらした"影"の部分、すなわち雇用喪失や格差拡大といった、社会に対する「負の影響」のマクロ経済的な分析と、それらの課題に対する提言をまとめた一冊。

    過去の産業革命では、蒸気機関等の革命的技術が衰退産業を上回る規模の雇用を創出したため、失業が社会問題化することはなかったが、「ムーアの法則」に象徴される今日の技術革新スピードは速すぎて人や組織が着いていけず、「雇用喪失>雇用創出」の状態に陥っており、格差を助長する要因にもなっているという。

    この状況を打開するには「技術を味方につける」ための組織革新や人的投資が不可欠であるとして、「新たな組み合わせによるイノベーシ

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    2015年06月07日
  • 機械との競争

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    MITスローン・スクール教授による、短いが衝撃的な本。 ITの加速度的な進歩により従来人間だけができた仕事が侵食されつつあり、機械に人間の雇用が奪われてゆく。 この変化を理解するうえで提示される二つの法則が分かりやすい。一つは半導体の集積度が18ヶ月毎に2倍となるムーアの法則。もう一つは米粒が倍々に増える「チェス盤の法則」。指数関数的な変化は気づいた時には想像を絶する大きさになり、まさにITのインパクトはこれに当てはまると著者は主張する。 「ワーク・シフト」と並び、未来の社会と働き方を考える上で面白い。

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    2015年05月01日
  • 機械との競争

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    機械に仕事を奪われる。昔からよく言われることだが、これまでは機械化による産業全体の効率化のおかげもあって、新規事業が生まれ、そこが雇用を吸収するという流れがあった。しかし現在のテクノロジーの発展はあまりに速いため、全体最適化の前に雇用が失われる事象が発生する。
    本書の指摘はそれほど新しいものではないが、具体的に機械に祖語とを奪われない職種が、実は肉体労働だというのは面白かった。

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    2014年11月19日
  • 機械との競争

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    ネタバレ

     ざっくり言うと、機械はものすごいスピードで進化しているので、機械と人間が競争するのはよして、機械を上手に活用していきましょうという内容でした。

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    2014年07月31日
  • 機械との競争

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    機会が人の仕事を奪っていくので、人はより付加価値をつけていかないといけないということ

    技術的特異点ですね

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    2014年07月12日
  • 機械との競争

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    ネタバレ

    コンピューターの発展は人間の仕事を奪い、人間の仕事(雇用)を二極化[高所得と低所得]すると、その処方箋として、教育、起業家精神、インフラ投資、法制度などをあげる。

    教育への投資とインフラ投資は、そのとおりだと思った(特にアメリカは軍事に金を使うのでインフラ投資の割合は低いと聞く)が、雇用の二極化は避けられないかも知れない、高度成長期のように、所得の中央値をあげる社会情勢・状態が世間的には幸福感を醸し出すと思うのだが、自分の子供達の時代を思うと、そんなハッピーな時代がもう来ないかもしれないと思うと、少し暗くなる。

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    2014年05月18日