A.J.ジェイコブズのレビュー一覧
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これは、ユダヤ人だけどほとんどユダヤ人らしく育たなかったリベラルなニューヨーカーのライターが、聖書に書いてあることを実践していく体験本である。
本書にあるように、聖書とか宗教って知りたいけど近づきすぎたら怖い感じだ。
宗教に異常にはまっちゃって、誰でも彼でも勧誘するようになっちゃったらちょっといやだと考える著者の感覚はよくわかる。
その聖書を言葉通りに実践しようとするのだが、現代のニューヨークという最も進んだ都市では困難がいっぱいだ。聖書に書かれる無理難題をゲームのようにクリアしている様子はとても面白い。
興味深かったのは、かなり保守的な人たちへのインタビューだ。
たとえば、進化論を信じず、聖 -
Posted by ブクログ
文藝春秋でみつけて、この本を購入。
A・Jは、世俗的なユダヤ教徒で、奥さんと一人の子持ち。ジャーナリストで本をだすネタとして、旧約新約聖書の教えてをまもって生活して、その日記で一冊の本を書いた。
聖書のどっかにひげを切ってはいけないとかいてあるらしく、その顔がひげに覆われていく写真が一こまずつのっている。
それだけでもおかしい。しかし著者はしごくまじめに悩みながら旧約、新約聖書のきまりをまもろうと努める。
でも、だんだん著者が敬虔な思想の持ち主にかわっていくプロセスがみえておもしろい。また、著者が納得していく聖書の言葉は、よんでいて自分も納得できる。
①コヘレトの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ体にいいとされているあらゆることを実践する体験ルポ。
これだけなら、試してがってん系の良くあるネタなんだけど、著者の微妙な拘り具合が絶妙な味付けになっていて、なかなか面白く読める。
「適度な運動+適切な食事」×継続
個人的にはこれが一番の健康法と考えているのだけど、この著者も種々実践している中で運動習慣と適切な栄養摂取には色々取り組んでいる。
特にトライアスロンに挑戦するくだりと、トレッドミルデスク(この本歩きながら原稿をタイプしているのだ)に対するこだわりは読みどころだと思う。
俺もやってみようかとかなり真剣に検討してしまった。
ちょっと相容れない部分もあったり(ノイズキャンセルヘッドフ -