大野舞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なるほどな〜 こういう見方をする人もいるのか〜と、新鮮な発見があった
筆者は言わずとしれたエマニュエル・トッドさん
フランス人の政治学者
本書では、ウクライナとロシアの戦争について。すでに第三次世界大戦は始まっている!と筆者は説く。
たしかに、ウクライナのバックにはアメリカとイギリスがいる。
兵士訓練と武器供与を行っているのだから、これはちょっとした世界大戦と言っても良いのかもしれない
そもそも、私たち日本人は西側の人間だ
ウクライナに関するニュースというのは、基本的には西側からの観点で伝えられる
ロシアにはロシアの言い分がある
戦後から世界秩序のためにコストを払い続けてきた 本来は -
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Posted by ブクログ
内容は、E.トッド氏が、以前からその著書(『第三次世界大戦はもう始まっている』)で言っていたことだ。その主旨は、
「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」ということです。」
前著が2022年6月のこと。1年を経て、ようやくその意見を、日本でも、一般に知られていて、メジャーな池上彰氏が取り上げ、対談をし、その内容が上梓されるようになった。
もとより、専門家でなくても、多くの知識人はその意見を理解してはいただろう。ただ、それを公に発言することがハバカレルか、あるいは聞いてもらえない時合いだったのだろう。ここに来て、少し風向きが変わってきたのかな -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦の結果、生まれたウクライナは独自の言語と文化とを持つ独立国ではあるが、フルシチョフ時代にプレゼントされたクリミア半島にはロシア語しか話せない住民が多かった。マイダン革命と称する選挙によらない権力移動で来たEU寄りの政権がウクライナ語を話せない者を公務員失格とし上司に昨日までの民族主義テロリストを充てたことからおとなしいロシア系住民も怒った!クリミア半島制圧が容易だったのはそのせいだろう。
超大国とは好き勝手できるらしくアメリカは21世紀になってからもアフガニスタン、イラク、ソマリア、などで軍事行動してきた/ロシアはなぜ嫌われて -
Posted by ブクログ
ウクライナ問題については、ロシア擁護の言動が許され難い中、エマニュエル・トッド程の影響力ある権威が米国史観に偏らず、プーチンの論理を解説した著書。ドイツ統一時点のNATO東方拡大せずの約束に対するロシアの言い分は有名だが、それに対して、米国の代理戦争として非難する口振りは過激だ。
本文を引こう「アメリカは武器だけ提供しウクライナ人を人間の盾にしてロシアと戦っている。ロシアによる侵攻前に、大量の人口流出によって既に破綻国家に近かったウクライナがアメリカの支援によりさらに破壊されていく。少なくとも私がもしウクライナ人なら、アメリカに対して激しい憎悪を抱くはず。アメリカが血まみれの玩具のようにウク -
Posted by ブクログ
【第三次世界大戦はもう始まっている/エマニュエル・トッド】
お恥ずかしながら、今ウクライナで起こっている出来事について、しっかり本を読んで調べるのはまだ本書を含め数冊。
異なる意見や見識が有れば、是非教えていただきたいと思います。
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著者は、現在の状況を、「第一次世界大戦」に似ていると言います。
ロシアが一歩的にウクライナを攻めているというのではなく、
軍事的緊張を高めてきたのはロシアではなく、NATOの方であった、といいます。
裏ではアメリカが、ウクライナに武器を支援しており、その目的はウクライナをNATOの事実上の加盟国とし、ロシアをアメリカには対抗できない従属的な地位に追いやることです -
Posted by ブクログ
歴史的経緯や国際情勢の冷静な分析に基づいて語られている。
ドイツ統一が決まった1990年に、NATOは当方に拡大しない約束がなされたが、1999年にポーランド、ハンガリー、チェコ、2004年にルーマニア、ブルガリア、スロバキア、スロベニア、バルト三国がNATOに加盟した。2008年のNATO首脳会議では、ジョージアとウクライナを組み込むことが宣言され、それに対してプーチンは「強力な国際機構が国境を接することは安全保障への脅威」であると主張していた。
ロシアは共同体家族(結婚後も親と同居し、親子関係は権威主義的、兄弟関係は平等)だが、ウクライナは核家族。外婚制共同体家族は、ゲルマン人の直系家 -
Posted by ブクログ
人口学者であり家族人類学者によるウクライナ戦争論 ウクライナはすでにNATOに加盟していたようなものだった。それに危機感を覚えたロシアがウクライナに侵攻したというのが筆者の言いたいことだ。アメリカのミアシャイマーと同じ主張だ。
母国フランスでは、集団ヒステリー状態になっていて、冷静な議論ができない状況らしい。だから日本の文藝春秋でインタビューを受けたというのだ。
「この戦争は父権制システムと核家族の双系制システムの対立だ」という筆者。何と歴史的には、ロシアの「父権制システム」の方が、アメリカ、イギリスの「双系的な核家族」より新しいらしい。地図なども使用しわかりやすく説明してくれている -
Posted by ブクログ
久しぶりの社会観や文明論といった大きな枠組みを論じた本。Globalization は不可逆な流れであり自由貿易は促進するべきである、保護主義は内向きな排斥主義であり移民の流入制限は排斥運動だ、という世の中の流れに対し、
過剰な自由化によりGlobalization fatigue(グローバリゼーション疲れ)が起きている、globalizationを抑制しても世界化(mondalisation)は消えないし、適切な保護主義は有用、移民の一定程度の抑制は国家という単位に帰属意識を持つ上で必要、等カウンターの意見を次々と提示する。
「フリードリヒ・リストの保護主義の定義によると、それは自由主義の一 -
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Posted by ブクログ
教育の高度化が進み、高度教育を受ける層が増えなくなってから、教育は同じ層を再生産することになっており、分断を作り出している。そのことにより、エリートと大衆は分断され、民主主義は崩壊している。民主主義といっても、家族制度が違うアングロサクソン、日本とドイツ、ロシアといったところでは違うルートをゆく。格差を生み出すのは行き過ぎたグローバル化であり、保護主義とは自由主義の一種であり、全体主義とは全く違う。
EUはドイツに支配されており、ドイツや中国の推し進めるグローバル化によって世界的な分断を生み出しているのだと思った。分断とは、それぞれがポジショントークに終始し、それぞれの層が固定化することで -
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