高村光太郎のレビュー一覧

  • 高村光太郎詩集

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    **自然、愛、そして人の魂が響きあう、温かく力強い生の賛歌。**

    [読後の印象]

    私の記憶を辿ると、いわゆる近代詩という形式を意識的に読んだ初めての詩は、おそらく高村光太郎だろう。

    高村光太郎の詩集、とりわけ『智恵子抄』や詩「道程」に表されたその詩情は、日本近代詩における不朽の金字塔であり、今日に至るまで読み手の心に深い感銘を与え続けている。

    光太郎は明治から昭和にかけて芸術家として活躍し、その詩集の一篇一篇には彼の静かながらも燃え上がる人生観と芸術観が刻まれている。

    『智恵子抄』は彼の最愛の妻・智恵子との愛とその喪失の軌跡を描く詩集であるが、その愛は甘美な絆の域を超え、苦悩の深淵と

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    2024年11月09日
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

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    素敵な詩

    十和田湖の乙女の像はやはり智恵子だったのかな?

    嫁に行くと言った時の光太郎の詩が最高で。

    つぶれる懐のほんのり温かな鯛焼きが現在を語っていて。

    #感動する #切ない #エモい

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    2023年06月02日
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

    購入済み

    良かった

    夫婦共依存ぽい話だったようなとうろ覚えだったので詩を読み返したけれど いまいち頭に入ってこなかったので漫画を購入してみた。
    絵も芸術を嗜んだ人が描いたかんじで わかりやすかった。

    #深い

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    2021年06月01日
  • 高村光太郎詩集

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    高村光太郎で一番好きなのは、王道ながら智恵子抄。ただひたすらに、一途や最愛と言う言葉では言い表せないような想いが詩に溢れていると思う。輪郭が掴めない、ぼんやりとした感覚があるのに、心に残るものがある。

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    2012年05月13日
  • 高村光太郎詩集

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    「道程」で有名な詩人・高村光太郎の作品集。
    ひとつひとつの言葉に血が通っているような感覚。
    日常に溢れている言葉をいかにして神聖なものとなるようにつなぎ合わせられるかが詩人の腕の見せ所だと思った。
    美しい日本語に酔いしれられます。

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    2011年12月11日
  • 高村光太郎詩集

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    小学生の時、教科書に「ボロボロな駝鳥」を読んで衝撃を受け、
    詩集で再び読んで、やっぱりいいなと想い、今回、高村光太郎の詩集を買って、この年になって初めて、高村さんの詩だと知った。
    言葉を巧みに操る天才詩人はそういない。
    言葉ひとつひとつが研ぎ澄まされた石のようだ。言葉に重力を感じる程、何度読んでも、何度開いても飽きない。

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    2011年02月01日
  • 高村光太郎詩集

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    もういままで何度読んだかわからない。中学の時に買った文庫をいまだに読んでいます。もうボロボロ。最近小学校2年生の息子が智恵子抄の一節「あどけない話」を暗記していてびっくりした。

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    2009年10月04日
  • 校本 智恵子抄

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    出会いは中学生のとき。まるで手紙のような詩。
    あぁ、旦那が芸術家だったら凄くいいなぁと思った。
    こうやって愛されるのっていいなぁって思った。

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    2009年10月04日
  • 高村光太郎詩集

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    ──そはわがこころのおきてにして
    またわがこころのよろこびのいづみなれば

    「さびしきみち」

    なにかを決意したいときに、こころに浮かべるのです。

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    2009年10月04日
  • 高村光太郎詩集

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    “僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ 僕から目を離さないで守る事をせよ 常に父の気魄を僕に充たせよ” 大好きな詩です。

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    2009年10月04日
  • 校本 智恵子抄

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    製作するものの心はその一人の人に見てもらひたいだけで既にいっぱいなのが常である。私はさういふひとを妻の智恵子にもっていた。。。「郊外の人に」の『わがこころはいま大風の如く君にむかへり…』ここが好き。

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    2009年10月04日
  • 高村光太郎詩集

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    路傍の瓦礫の中から黄金をひろい出すというよりも、むしろ瓦礫そのものが黄金の仮装であった事を見破る者は詩人である。『生きた言葉』
    ※詩人。彫刻家(作品・手)。

    きたないといわれるものの中にも、美を備えたものがたくさんある。

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    2023年08月11日
  • 高村光太郎詩集

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    詩の言葉に感動して、そのあまりの
    感動に行動を起した。・・・本を投げつけた。

    そういう「心の揺さぶり」をかけてくれる。
    いっぱいあるから、誰が読んでもきっとどれか一つの詩が
    大好きになると思う。

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    2019年10月08日
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

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    一気に読んでしまいました。
    これが史実に基づいていると考えると心が痛くなります。
    愛というものについて考えさせられました。

    マンガの絵はとても上手で読みやすかったです。

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    2019年02月19日
  • ミケランジェロの彫刻写真に題す

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    高村光太郎氏の論評として価値のある文章である。
    一読の価値があります。

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    2017年05月28日
  • 校本 智恵子抄

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    ネタバレ

    たとえ貧困に苦しんだとしても、
    たとえ自分の夢を諦めざるを得なかったとしても、
    たとえ精神を壊してしまっても、
    伴侶からこんなにも愛された彼女が羨ましいと思う。

    これほど愛にあふれた本を私は知らない。

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    2013年10月16日
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

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    もっと適当な作りかと思っていたが、しっかりと資料を見て描いているようで予想以上に良い作りだった。あまり知られていない戦争期や晩年についても描いてあり、高村光太郎について知るきっかけとして良い作品。

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    2009年12月10日
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

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    愛の詩集です。原作のままでは読み難いと思い手に取りました。
    漫画によって物語となり、場面の象徴として詩が出てくるのですんなり世界観に溶け込む事が出来ました。
    衝動から生まれ迷いながらも強く焦がれていく、智恵子への気持ちが伝わってきます。
    絵柄は愛嬌があって親しみやすいですよ。
    筆で描かれていて、機微の濃淡を緻密に表している点が特に気に入りました。

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    2009年12月02日
  • 校本 智恵子抄

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    なんて愛の形だろう、と思った。こんなふうに愛されたら、どんなにか気持ちいいだろう、と思った。けれど、捩れていった智恵子の精神にはそれなりの生活背景があって、光太郎は、それに気付かないまま、自分の中にただ愛を吐き出し続ける。智恵子にではなく。その理想の高さ故に、この詩集は美しくて、儚くて、読む人間の憧れを引き摺り出してくる。……書く人間としては、高村光太郎の言葉に対する真摯な姿勢がとても勉強になりました。

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    2009年10月04日
  • 高村光太郎詩集

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    中学時代に閲覧室に『檸檬』という詩を見つけてから、大ファン(笑)智恵子抄は読んでません(ファンかよ・爆)

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    2009年10月04日