高村光太郎のレビュー一覧

  • 高村光太郎詩集
    「世俗的なものとの妥協を排し、不断の情熱をたぎらせて人生の意味を追求し続けた光太郎の詩は、美しいもの、真実なものに対する善意と愛に満ちている。その歩みの中から九十三の詩篇を精選し、「道程」より・「道程」以後・「智恵子抄」より、の三部に編んだ。作者が生前自ら校閲した最後の詩集である。 (解説 奥平英雄...続きを読む
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

    素敵な詩

    十和田湖の乙女の像はやはり智恵子だったのかな?

    嫁に行くと言った時の光太郎の詩が最高で。

    つぶれる懐のほんのり温かな鯛焼きが現在を語っていて。
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~

    良かった

    夫婦共依存ぽい話だったようなとうろ覚えだったので詩を読み返したけれど いまいち頭に入ってこなかったので漫画を購入してみた。
    絵も芸術を嗜んだ人が描いたかんじで わかりやすかった。
  • 高村光太郎詩集
    高村光太郎で一番好きなのは、王道ながら智恵子抄。ただひたすらに、一途や最愛と言う言葉では言い表せないような想いが詩に溢れていると思う。輪郭が掴めない、ぼんやりとした感覚があるのに、心に残るものがある。
  • 高村光太郎詩集
    「道程」で有名な詩人・高村光太郎の作品集。
    ひとつひとつの言葉に血が通っているような感覚。
    日常に溢れている言葉をいかにして神聖なものとなるようにつなぎ合わせられるかが詩人の腕の見せ所だと思った。
    美しい日本語に酔いしれられます。
  • 高村光太郎詩集
    小学生の時、教科書に「ボロボロな駝鳥」を読んで衝撃を受け、
    詩集で再び読んで、やっぱりいいなと想い、今回、高村光太郎の詩集を買って、この年になって初めて、高村さんの詩だと知った。
    言葉を巧みに操る天才詩人はそういない。
    言葉ひとつひとつが研ぎ澄まされた石のようだ。言葉に重力を感じる程、何度読んでも、...続きを読む
  • 高村光太郎詩集
    もういままで何度読んだかわからない。中学の時に買った文庫をいまだに読んでいます。もうボロボロ。最近小学校2年生の息子が智恵子抄の一節「あどけない話」を暗記していてびっくりした。
  • 校本 智恵子抄
    出会いは中学生のとき。まるで手紙のような詩。
    あぁ、旦那が芸術家だったら凄くいいなぁと思った。
    こうやって愛されるのっていいなぁって思った。
  • 高村光太郎詩集
    ──そはわがこころのおきてにして
    またわがこころのよろこびのいづみなれば

    「さびしきみち」

    なにかを決意したいときに、こころに浮かべるのです。
  • 高村光太郎詩集
    “僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ 僕から目を離さないで守る事をせよ 常に父の気魄を僕に充たせよ” 大好きな詩です。
  • 校本 智恵子抄
    製作するものの心はその一人の人に見てもらひたいだけで既にいっぱいなのが常である。私はさういふひとを妻の智恵子にもっていた。。。「郊外の人に」の『わがこころはいま大風の如く君にむかへり…』ここが好き。
  • 高村光太郎詩集
    路傍の瓦礫の中から黄金をひろい出すというよりも、むしろ瓦礫そのものが黄金の仮装であった事を見破る者は詩人である。『生きた言葉』
    ※詩人。彫刻家(作品・手)。

    きたないといわれるものの中にも、美を備えたものがたくさんある。
  • 高村光太郎詩集
    詩の言葉に感動して、そのあまりの
    感動に行動を起した。・・・本を投げつけた。

    そういう「心の揺さぶり」をかけてくれる。
    いっぱいあるから、誰が読んでもきっとどれか一つの詩が
    大好きになると思う。
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~
    一気に読んでしまいました。
    これが史実に基づいていると考えると心が痛くなります。
    愛というものについて考えさせられました。

    マンガの絵はとても上手で読みやすかったです。
  • ミケランジェロの彫刻写真に題す
    高村光太郎氏の論評として価値のある文章である。
    一読の価値があります。
  • 校本 智恵子抄
    たとえ貧困に苦しんだとしても、
    たとえ自分の夢を諦めざるを得なかったとしても、
    たとえ精神を壊してしまっても、
    伴侶からこんなにも愛された彼女が羨ましいと思う。

    これほど愛にあふれた本を私は知らない。
  • 高村光太郎詩集
    彼の詩にはリズムと生命力がある。
    孤独を厭わない精神と、
    自然との一致を到達点とする哲学。
    そんな彼も、愛によって救われたという。
    人間は、孤独を知りきった状態で、初めて繋がれるということかな。
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~
    もっと適当な作りかと思っていたが、しっかりと資料を見て描いているようで予想以上に良い作りだった。あまり知られていない戦争期や晩年についても描いてあり、高村光太郎について知るきっかけとして良い作品。
  • マンガで読む名作 智恵子抄~深愛~
    愛の詩集です。原作のままでは読み難いと思い手に取りました。
    漫画によって物語となり、場面の象徴として詩が出てくるのですんなり世界観に溶け込む事が出来ました。
    衝動から生まれ迷いながらも強く焦がれていく、智恵子への気持ちが伝わってきます。
    絵柄は愛嬌があって親しみやすいですよ。
    筆で描かれていて、機微...続きを読む
  • 校本 智恵子抄
    なんて愛の形だろう、と思った。こんなふうに愛されたら、どんなにか気持ちいいだろう、と思った。けれど、捩れていった智恵子の精神にはそれなりの生活背景があって、光太郎は、それに気付かないまま、自分の中にただ愛を吐き出し続ける。智恵子にではなく。その理想の高さ故に、この詩集は美しくて、儚くて、読む人間の憧...続きを読む