田向健一のレビュー一覧

  • 珍獣の医学

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    動物への興味を引き立たせ、動物病院の現実を知るにはとてもいい本だと思う。
    人々が思っているほど獣医はそんなに広い分野の生き物を見ることはできない、亀の開腹手術の模様がカラーで見れる、生き物を飼うということの難しさと責任の重さ。
    本書を読んでこの3点が深く心に残った。
    最近は猫が欲しいなぁとしきりに恋焦がれたが、本書を読み終わってから反省した。

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    2011年03月05日
  • 生き物と向き合う仕事

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    ネタバレ

    獣医学博士、およびそ街の獣医師として開業した著者が、「獣医師とはどういう仕事か」「どういったことに向き合うべきか」を記載した書籍である。
    全体的に獣医師を目指す若者向けに記載した内容であり、単に生物の知識やエピソードだけでなく、獣医師としてどうあるべきか、課題として感じることは何か、ということも記載があり、成人して仕事をしている立場としても非常に興味深い内容だった。
    2章の「病気ってなんだろう」では、病気の定義や感染症の基本的な知識が書かれており、そういった観点での復習にもなった。

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    2025年01月05日
  • 珍獣ドクターのドタバタ診察日記 動物の命に「まった」なし!

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    開業獣医による動物との付き合い方。

    著者の動物病院は「犬猫以外も診ます」としているので、様々な病床の様々な動物たちが運ばれてくる。
    人間の医者は病床により専門医がいるが、動物病院はすべてをやらなければいけない。珍獣ドクターというだけあって初めての症例も多い。この症例やその都度工夫する治療方法が読んでいて楽しい部分だ。
     タマゴが詰まったアメリカドクトカゲ
     口内炎のトカゲ
     逆さまつげの犬のまつげを抜く
     結石のできたカメ。お腹の四角のうち三辺を切り、繋がっている一辺を蓋のように開けると、くっつきやすいんだそうだ!
     鰓呼吸生物の手術には、濡らしたスポンジにくぼみを付けてを手術台にして寝かせ

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    2023年11月07日
  • 珍獣ドクターのドタバタ診察日記 動物の命に「まった」なし!

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    「なんでも診察する」獣医さんによる、獣医さんの日常がわかりやすく書かれた本。

    仕事のことだけでなく、大学で勉強するにあたって動物実験が行われていることについては、先日見たドラマの、戦時中に行われたアメリカ人捕虜への実験手術と重なり胸が痛みましたが、これも必要なこと…

    獣医に興味がある子、動物を飼っている子や飼いたいと思っている子にはぜひ読んでもらいたい本です。

    途中にはさまれているイラストつきのコラムも面白かった。

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    2021年08月17日
  • 珍獣ドクターのドタバタ診察日記 動物の命に「まった」なし!

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    犬猫以外のエキゾチックペットも診療してくれる獣医さんの話。ウサギ、リス。鳥、カメ、イグアナ、カエルなど多種多様の生物を診療する。
    前例も保証もないままペットと飼い主に向き合って日々勉強されている姿に脱帽。
    ペットは飼ったことはないが、読んでいて愛情と心構えを感じた。こういう先生がいたら心強いだろう。

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    2020年04月07日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    昔ラジオで作者が出てたのを思い出して借りました。
    驚きの連発。答えなき世界を突き進む田向先生は開拓者。2グラム程度アマガエルの開腹手術とか一滴の出血が致命的になる小動物とか、どうやって決断していったんだろうか。
    血肉となっている基本を拡張して、それこそ勘と経験で実行していったんだろうね。是非それぞれの症例や対応事例をこのような本に残して、僕らの家族でもあるペットのいのちを1つでも救えるように社会をリードしてもらいたいですね。代謝の悪いトカゲは麻酔で48時間くらい眠り続けるとか
    しかし、ペットショップで並んでいる仔犬たちを売っている業者もある程度の悪ではあるけど、並んでいる仔犬たちから買う、とい

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    2018年07月11日
  • 珍獣ドクターのドタバタ診察日記 動物の命に「まった」なし!

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    小学生向けにひらがなが多く優しい言葉で書かれています。
    作者の多くの経験から出される答えには非常に納得させられる。
    動物が好きだから別れの多い獣医にはなれないという人も、動物が好きだから多くを救いたいと獣医になる人もどちらも想いは同じ。自分ががんばれる場所で動物の為に何かをしようとおっしゃってくれてます。
    多くのお子さんに読んでもらいたい一冊。おすすめ。

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    2017年11月21日
  • 珍獣の医学

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    エキゾチックアニマルを積極的に治療する獣医師による診療記。
    体長2cmのカエルの開腹手術とか金網から離れないアリクイとか、ちょっと奇抜な例を集めすぎじゃない?と思うくらい奇想天外な患者たち。
    野生動物を飼育することの是非やステロイドの功罪など、短く素朴な記述の中に考えさせられるトピックが多くある。
    不覚にも涙してしまったのは、長年連れ添った伴侶動物を看病しその死を受け止めようとする飼い主の姿。
    一方で、かければ確実に治癒に向かうお金や手間をかけることを渋る飼い主や、安易に安楽死を依頼する輩もいる。
    実の子にも勝る無二の愛情の対象とも飽きたら捨てることのできる所有物ともなり、また屠殺されることを

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    2012年11月13日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    病院を訪れる動物は犬もワニもフクロモモンガも金魚も等しく救いたいという真摯な思いが素朴だけども読みやすい文章で伝わってくる。
    うちには猫もいるけど、珍獣もいる。飼い主の愛情はその種が伴侶動物として扱いやすいかどうかとか、もらったものか買ったものか拾ったものか幾らだったかとかいうことには左右されない。
    ルビが振ってあるし動物の写真も豊富なので、子どもも読んだ方がいい。

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    2012年11月03日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    獣医の話。動物について。命を救おうと日夜働く獣医師の姿。しかし、獣医は命を救うばかりではなく、時には命を奪わないといけないこともある。内容は興味深くて、獣医を目指す人、動物好きな人に読んでもらいたい。ルビがふられているため、小学生、中学生にもおすすめ。特に第5章は必読!!

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    2012年05月02日
  • 珍獣の医学

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    著者は獣医さんです。専門的で理解が困難な部分もなく、興味を持ったところから読めます。つい笑ってしまうような面白い場面も、人間のエゴについて考えてしまう場面もあります。動物の好き嫌いに関わらず、いろいろなひとに読んでほしいです。

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    2012年02月20日
  • 珍獣の医学

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    日本はペットに対する意識が非常に低いと思う。
    犬猫に関してはようやく意識が高まってきたようだが、犬猫以外の生物、ことエキゾチックと分類される生物に対してはペットと言う認識すらされてない様な気がする。
    ペットショップには沢山の種類のエキゾチックアニマルが販売されている。
    けれど飼育していて病気になったら仕方ないで済ませる現状。
    え?病院に連れて行くとか信じられないなど言う人達のいかに多い事か。
    エキゾチックアニマルは使い捨てなんですか?
    田向さんはそんななか生物を分け隔てする事なく、命を救おうと日々尽力されている。
    田向さんの様な医師の存在がもっと増えると同時に、我々飼育する側の意識も高めなけれ

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    2012年02月19日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    こんな動物までペットになっているのか!と唖然。自分が飼う動物のことはちゃんと知っておかなくてはならないな……と感じた。

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    2012年01月28日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    生き物と暮らしていく基本を改めて考えることが出来た。特に、第5章は大変感慨深く同感する内容が多く頷きながら感動できた。
    犬猫はもちろん、それ意外の動物の治療方法も大変分かり易い為、生き物が病気になり治療に悩んだ時に参考に出来る本。また、これから生き物と生活を始める人にもお勧めしたい。

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    2011年12月10日
  • 珍獣の医学

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    表紙はなんだかよくわからない生き物のレントゲン写真。「何これ?」と本を開けてみるとカバー袖には表紙の生き物の正体が。「水温計を飲み込んでしまいました」の吹き出しつき。
    以前、たまたまテレビでカメの手術シーンを見て「飼い方がよくわからない生き物を飼うって大変……」と、釘づけになってしまったのだが、本書をパラパラ見るとどうやらそのテレビ番組で紹介されていた獣医さんが書いた本のようだった。
    最初は、「へえ、こんなことまでやるの!?」とか「そんな動物飼ってる人いるんだ!?」などと、単純に面白く驚いているだけだったが、読み進めていくうち、動物も人間も医療はまったく同じなのだなあ、と実感した。動物だってガ

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    2011年04月27日
  • 珍獣の医学

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    ネットの掲示板などで、ペットの病気や怪我の相談をよく見かけるけれど、いわゆるエキゾチックアニマルを飼っている人は、飼う前に獣医師の情報は必ず集めておくべきだと思う。
    著者は爬虫類も含む、エキゾチックアニマルを数多く診察している獣医師。様々な症例と共に、著者が遭遇した無責任な飼い主のエピソードも紹介されており、考えさせられる。
    といっても、批判がこの本の主眼ではない。
    ともすれば重くなりがちなテーマが、わかりやすい文章で綴られており、すらすらと読める。
    お金さえだせば大抵の珍獣は飼えて(買えて)しまう、ペット大国・日本だから、動物を飼っている、或いはこれから飼おうと思っている人には読んで欲しい一

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    2011年03月19日
  • 珍獣ドクターのドタバタ診察日記 動物の命に「まった」なし!

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    田向健一 著「珍獣ドクターのドタバタ診察記 動物の命にまったなし!」、2017.8発行です。先日読んだ「珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命」の子供用版みたいです。日本の獣医学はペットのためにできたのではなく、明治時代、戦争や農業で使われていた馬の病気をみるために生まれたとのこと。「颶風の王」(河﨑秋子 著)にも書かれてましたが、先の戦争で50万頭の馬が兵士と共に大陸に行ったのでした・・・。戦後は家畜の管理がメインだったと。今はきっと犬や猫たちの診察・治療が中心でしょうね。しっかりお世話して共に長生きですねw!

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    2018年08月06日
  • 珍獣病院 ちっぽけだけど同じ命

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    いい話、かつ、面白い。アマガエルの手術とか、真剣なんだろうけどなんとなくとぼけた感じがいい。
    こういう獣医さんがいることは、なんだかほっとするね。

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    2016年11月26日
  • 珍獣の医学

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    動物病院の獣医さんが書いた珍獣:エキゾチックペット(犬猫以外のペット)の診療記録。
    動物病院の厳しい現場が語られており、執筆者の獣医という仕事に対する熱意が伝わってきます。
    珍獣の病気や手術方法など興味深い内容が多く、「えっ、そんなことがあるの!」という笑える症例もあります(飼い主さんには申し訳ないですが)

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    2013年03月19日
  • 珍獣の医学

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    様々なエキゾチックペットの治療例が興味深いものからヒヤッとするものまで著者の生の観点から読むことが出来て面白かった。生命倫理に投げかけてくるものもあってなかなか考えさせられたけど診察を嫌がって丸まったハリネズミかわいいです かわいい

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    2012年05月03日