足立恒雄のレビュー一覧

  • フェルマーの大定理が解けた! オイラーからワイルズの証明まで

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    力作である。前著と相補的な著作である。前著で置いてきぼりにされた感のあった数学的道具が丁寧に解説されている。2冊を通して、しっかり分かった気になった。

    楕円曲線上の加法群の存在、FLTの楕円曲線への言い換え、還元、導手など理解できて嬉しい。

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    2020年08月10日
  • 無限の果てに何があるか 現代数学への招待

    KKN

    購入済み

    数学者以外の人にお勧めの本

    本のテーマは数学基礎論。数学なら知っているよ、と言う人にお勧めの本。数学で博士号を持っていない人なら確実に数学のイメージが変わります。この本を読むのに必要な数学のレベルはそんなに高くない。新聞のようにすらすらと読める本ではないが、高校で数学を習った人なら読めるはず。特に数学なら分かっている、と思っている(数学科以外の)理工学部の人には是非読んでほしい。私の大学、大学院での専攻は物理学で、数学も学部レベルのクラスは殆ど全部、そして大学院レベルのクラスもいくつか習っていますが、それでも数学のイメージが変わりました。

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    2019年06月17日
  • フェルマーの大定理が解けた! オイラーからワイルズの証明まで

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    20年以上前に購入して積ん読であった本が、ふと目に付いたので読んでみた。数式がよくわかりませんが、読み物として面白かった。数学者の世界は、私のような法律実務家とはまるで違った風景なのかなと思います。

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    2015年06月07日
  • 数の発明

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    数は発見されたものではなく、人間が対象を把握するために発明されたものなのだと。本当の姿など存在しないというのは、他の分野でも聞くことのような。踏み込んだ内容まで読み解ければ、きっと面白い内容なのだろう。

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    2016年04月02日
  • 新版 楽しむ数学10話

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    ネタバレ

    数学者たちの「わくわく」が詰まっている。

    最初の二章くらいしか、付いていけなかったけれど。後半は「ふーん」としか、わからなかったけれど。何世紀にもわたり、数学者たちを虜にした、楽しさはなんとなく感じられた。より美しく、より一般的に。目指すのは、シンプル。

    「数学者の横顔」として挿入されたコラムが面白い。たとえば、フェルマーの「フェルマーがふとしたはずみに誤って書き残した数語が3世紀以上にもわたって幾多の数学者に夢を与え,同時に挫折を味わわせるという数奇な運命を辿った.あの世でこの人はどんな待遇を受けているのであろうか.」(p.61)とか。他の数学者たちのジト目を想像してしまうのは私だけだろ

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    2015年11月22日