高橋久仁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
健康食品は情弱ビジネスだなぁと思った。
効果がほぼないのに、効果があると言い換えるトクホ。
科学的根拠自体があいまいな機能性表示食品。
それを国が認めちゃうあたり日本終わってる。
あるいは、こんな詐欺的手法でも使わないといけないほど経済活性化が難しいということなのか。
言うまでもなく、印象操作を多用し、詐欺的手法を使っている企業も邪悪だ。
まったく日本はスゴイ国だよ。
消費者にもリテラシーが必要なのは当然なのだが、さすがに論文までさかのぼって調べるのは、専門家でもないと、めんどくさすぎてやってられない。
情報公開をもっと強化するという点は賛成だ。
(実際に調べるかは置いといて)
食べ物は食べ物なんだから、妙な期待はせずに、バランスのいい食事と運動と休養という意識が何よりも「健康にいい」と思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ食べ物神話という最近のテレビ、雑誌の流行には落とし穴があることを示そうとしています。
砂糖不使用だから安心?というのは、砂糖不使用で安全かという視点がすぐに思いつきます。
たしかに、誤解だらけの食情報だということは検証によってよくわかりました。
結論としては、情報に踊らされないでということのようです。
課題としては、、踊らされている人が、この本を読んで踊らされなくなるかどうか。
ところで、フードファディズム(food faddism)という用語を使っている理由がわかりませんでした。faddistという単語は流行を追いかける人ということなので、faddismは流行を追いかける人の主義、主張ということでしょうか。 -
Posted by ブクログ
「フードファディズム」という概念を紹介。
フードファディズムについては序章「食べるということ」に以下のように説明されている(29ページ)。
「ワードファディズムは「食物や栄養が健康や病気に与える影響を過大に信じたり評価すること」と定義され、これには、特定の食品を万能薬のように推奨することも、別な食品を有害物であるかのように排斥することも含まれます。」
さらにフードファディズムを以下の3つのタイプに分類している(29ページ)。
①食品や食品成分に“薬効”を期待させ、“治療”に使う
②万能薬的効能をうたう目新しい「食品」を流行させる
③食品を非常に単純に、体に“いい”“悪い”と決めつける
そして33ページでこうまとめている。
「「○○を食べるとガンにならない」「△△を食べるとガンになる」というような話題に接したとき、「もしかすると、それってフードファディズムではないか」と疑ってみてはいかがでしょうか。食べものに含まれる成分が人体内部に吸収されるしくみを思い出すと、食べもの信仰の陥し穴に転落しないですむかもしれません。」
以後の構成は1章が「けなされる食品」で砂糖、炭酸飲料、化学調味料、超高温殺菌乳、ファーストフード、インスタントラーメンを取り上げている。2章は「ほめられる食品」で天然酵母、有精卵、オリーブ油、有機食品、天然塩。3章が健康食品、4章が「“効く”のでしょうか」として各健康法の検証、5章が「不安情報を調べてみると」として食品添加物、農薬・化学肥料、水道水、重曹、カイワレ大根について書かれている。
ここまでが「「○○を食べるとガンにならない」「△△を食べるとガンになる」というような話題」の検証パートで、今もどこかで聞いたことがある話が出ていると思う。ぜひ本書に当たっていただき、その食べ物に関する情報が正しいかを確認してほしいと思う。
続く6章は「食生活のおさえどころ――健康維持と食事の関係」で、5章までの情報に惑わされそうになった場合は、6章を改めて読むことで、健全な食生活を取り戻せるようになっている。
なんとなれば、1章と6章だけ読んで中間の章で触れている食品情報を全部無視すれば、怪しい情報に惑わされずに生きられるようになる(はず)。
食事は楽しく食べて、おいしく、栄養になるのが一番。あとは多少バランスに気を付けて、食べ過ぎない。これができれば、他の余計な情報はいらないとも言える。
食品に過剰な情報はいらない。しかし、この情報化社会で惑わされずに生きるためには、自覚的にニセ情報を遮断しなければいけない。難しい時代に我々は生きている。
終章「食べものを食べものとして」で著者はこう書いている(245ページ)。
「食べものは食べものであって、薬ではありません。穀類、野菜、果物、牛乳、卵、そして肉も魚も大豆製品も、私たちは容易に利用できる環境に生活しています。これだけいろいろの食素材が利用できるのですから、食べすぎることなく、食べることを上手に楽しめるといいですね。」
このような距離感が、人と食べ物の関係をよくするはず。
「断片的な新情報に振り回されそうになるとき、栄養学や食品学の基本に立ち返りましょう。そして、学問的な進歩によって、何がどこまで明らかにされているのか、風説に惑わされることなく、信頼性の高い情報源できちんと確認しようではありませんか。」
まさにその通り。 -
Posted by ブクログ
群馬大学教授・高橋久仁子先生の近著.本職の栄養学・食品学の専門家として,ちまたにはびこる安易な食品神話(いわゆるフードファディズム)をつぶさに検討・批判し,正しい食品知識に基づくまっとうな食生活を提案し続ける.その志に感服.
エッセンスがあとがきにうまくまとめられており,感銘を受けた;「食に関して諸説が飛びかう中、多様な食べものを食べものとして、当たり前に食べることを大事にしたい。そして、そのことを家庭の食卓を介して次世代に伝えたい。〜(途中略)〜あれこれの食品を適度な量で食べることを善しとし、時に不まじめな日があっても、おおかたの日々をまじめに食べる。これを「食の基本知識」として共有できないものだろうか。」高橋久仁子(著).フードファディズム―メディアに惑わされない食生活.中央法規出版,2007.の193ページより引用.
ぜひ,多くの人に読まれてほしい本. -
Posted by ブクログ
著者は群馬大学教授で,食物学,栄養学が専門の女流研究者.その視点は冷静だが食全般に対する深い愛情を感じさせる.文章は,的確でわかりやすい.本書は,フードファディズム(Food faddism;食べ物が健康等に与える影響について過度の期待あるいは不信をもつこと)をキーワードに,巷に溢れる「食べ物情報」を総括する.そして,健康維持と食事の関係についての,基本的かつ重要なことの再認識を促す.例えば,病気を予防・治癒するような「食事」はないこと,「良い」とされる食品ばかり過剰摂取するのではなく,必要な栄養素を過不足なくとることこそ大切であること,食事摂取量の適切性を自分で考えてコントロールするべきだということ,である.これらは,至極まっとうで当たり前のことだが,多くの人がそういった基本を忘れて,マスコミに乗せられて「良い」食品を追いかけている.本書は,あやふやな情報に惑わされないための基礎知識と,理性的な視点をもつことの重要さを伝えている.
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
アミノ酸は体によい?
ワインはアルカリ性だから、体にやさしい?
ビタミンは、天然がよくて、合成はだめ?
健康との関連で食を語ることが「常識」となった今、確かな根拠がないままに、まことしやかに語られる「食べもの神話」の数々を科学的に検証。
食べものが健康に及ぼす「効能・効果」を過大(あるいは過小)に評価する「フードファディズム」から身を守り、正しい食の知識を身につける。
[ 目次 ]
序章 ウソもホントも混ざる「食の情報」を見極める―フードファディズムの視点から
第1章 栄養素と食品成分を理解する
第2章 食品をめぐるウワサあれこれ
第3章 食品の分類と食事
第4章 宣伝広告のマジックと表示
第5章 痩身情報の基礎知識
終章 ウワサに踊らされないために―そこそこの健康とほどほどの食生活を求めて
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「砂糖がカルシウム欠乏を招く」「化学調味料で頭が悪くなる」「有精卵や天然酵母は体にいい」「クロレラは万病に効く」など、あたかも科学的に実証されたかのような思い込みに振り回されていませんか?
何がホントで、何がウソなのか。
本当に大切な食生活とはどのようなものなのか。
健康に生きるための情報の捉え方、食生活のおさえどころを紹介します。
[ 目次 ]
序章 食べるということ
第1章 けなされる食品
第2章 ほめられる食品
第3章 いわゆる“健康食品”
第4章 “効く”のでしょうか
第5章 不安情報を調べてみると
第6章 食生活のおさえどころ―健康維持と食事の関係
終章 食べものを食べものとして
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
フードファディズム(食べものが健康や病気に与える影響を過大又は過小に評価すること)についての優れた啓蒙書。健康に良いといわれる食べものについてはその根拠について疑問を呈し、逆に悪いといわれるものについては食べもの自体を悪者にするのではなくその特性を十分に踏まえて適切に利用すればよいと説く。科学的知見に基づくバランスのとれた記述が本書の魅力。やや栄養学解説的記述が多いので(難解さは全くないので理解は容易)、同じブルーバックスから以前に出ている「「食べもの情報」ウソ・ホント」から読んでもよいかもしれない。「思いっきりテレビ」や「あるある大事典」の視聴者に読んでもらいたい本である。
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Posted by ブクログ
ネタバレ群馬大学教育学部、高橋久仁子教授著
「フードファディズム メディアにまどわされない食生活」
2007年発行
安部司著「食品の裏側」「食品の裏側2」を読んだ私に、
歯科医の友人が薦めてくれたので読んでみました。
fad=一時的な熱中
ある意味「食品の裏側」と対峙する本だけど、
実は安部氏と意見が一致する部分も多い。
野菜ジュースを飲めば野菜は充分などという考えは大間違い、
ということなど。
(メモ)
著者が引用している、あるアメリカの研究者による指摘では、
「その支持者が熱狂的に取り入れた食行動の異常なパターン」と定義(19)
食品成分に「栄養効果」とは別に「身体に良い効果」を期待する時、量を考慮しないとフードファディズムに陥りやすい。
一例として、ニガウリ(ゴーヤー)の血糖値を下げる効果。
ラットの実験では効果があったが、体重と比べると与えた量がとても多い。体重50キロの人なら9.5キロのニガウリに相当。(50)
なお、ニガウリをたくさん食べている沖縄県は、糖尿病死亡率が男女とも第二位(ワースト2)。(56)
飢餓こそ食における最大の危機、であり、食料自給率39パーセントの日本が危機に直面していることを実感している人は少ない。
○○は身体に悪い、食べ過ぎ、食べなさすぎ、ばかりを気にするフードファディズム。(57)
健康食品の問題点
1.有害物質を含むものがある
2.医薬品成分を含むものがある
3.一般的食品成分でも病態によっては有害作用をもたらす
4.抽出・濃縮等による特定成分の大量摂取が問題を生むことがある
5.食生活の改善を錯覚させる
6.「治療効果」の過信で医療をないがしろにする
7.非食品の食品化(69)
中国から輸入した減肥茶から薬剤フェンフルラミンが検出されることがある(72)
強精を暗示する製品にバイアグラの成分であるクエン酸シルデナフィルがしばしば検出される(72)
マスメディアによる食情報の問題
2006年、TBSが放送した「白インゲン豆を使用したダイエット法」で嘔吐や下痢などを訴える人が続出し、30人が入院したのは、調理法で3分程度炒るとされたが、それではレクチン等の有害物質が無害化しなかったから。(97)
納豆品切れ、結局、あるある大事典放送終了問題も説明している(94)
著者の研究室が2004年に行った調査によると、
「よく見る健康情報娯楽番組が多い人たちには肥満が多い」という結論を得た。
テレビ好きだから身体を動かさないこともあるかもしれないが、「1日に多様な食品を食べるようにしている」「食事には主食、主菜、副菜をそろえる」と答えた人が多く、結局、テレビで身体にいいと言っているものをあれこれと食べ過ぎているのではないか。(107)
外食する場合、「ざるそば」「おにぎり」「ハンバーガー」だけは避けたい。
ざるそばやおにぎりに牛乳とトマトが、ハンバーガーにトマトが加わると一応は食事の形になる。
おにぎりとハンバーガーは持ち帰ってトマトや牛乳を添えられるが、そば屋にトマトや牛乳は持ち込めない。(182)
ハンバーガーを危険だと批判する人は多いが、そばを食べていれば健康、安全だなんて思っている人は、やはりフードファディズムに陥っているかもしれませんね。