吉福康郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スポーツ・バイオメカニクスが専門で自らも格闘技経験のある中部大学の工学部教授が力学と解剖学を用いて格闘技の動きを解説。そう言う人(どういう人??)に取ってはとても実用的なんだろう。
例えば体重の重い相手に押し負けないためには相手の体を持ち上げればいい。向こうが80Kg、こちらが60Kgの場合まともに押し合うと負けるが上に向かって10Kgの力で引き上げると、向こうの体重が10Kg減り、こちらの体重が10Kg増す。相撲の引きつけ、はず押し、がぶり寄りの理屈だ。
格闘技漫画のウンチクの数々を真面目な学者が解説していると思えば間違いない。例えばヒットマッスル、背筋が盛り上がっているのがパンチ力を生むというよくある説明だが、近大の筋生理学の専門家で空手の熟練者でもある谷本説では強いパンチを打つと広背筋が伸びて傷つき筋修復により筋繊維が太くなる。原因ではなく結果だそうだ。へぇーっ。
他にもナイフを持った相手と素手で戦う方法とか、(先ず全速力で逃げる。そらそうだ)、相撲取りがなぜ強いかとか(脂肪を除いても体が重いから)とか。最強の格闘技はという質問に対してはルール次第としている。(異種格闘技戦は当然ながらそれぞれ自分のルールでが有利)
面白いのは「気」を真面目に扱っている所。実感として「気」は存在するという立場。
以下抜粋
西野流気功法の道場で、しばらく「気に対する感度を高める練習」をしてからリラックスして立っていると、師範が両手を突き出す様な動作で私に「気」を発しました。私はその「気」に押されて道場の端までよろめくように歩いていき・・・ おお、カメハメ波だ!