舘神龍彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文房具の専門家として著名な著者による、日本における手帳に関する歴史をまとめた一冊。ただ単に手帳の流行りを追うだけでなく、日本人の時間意識や感覚、暦の採用から、日本に持ち込まれた手帳の原型、手帳に求める日本人の思考など、広範囲にわたる考察をしています。
手帳術というのは、書籍や雑誌のテーマになったりするため、よく読む機会が多いのですが、こういう視点はなかなか知ることはできなかったので、興味深い内容でした。流行りの手帳をどこまで取り上げて深掘りするかなど、読む人によっては物足りなさを感じるのかもしれませんが、手帳の活用というものとは異なる視点は新鮮でした。
▼手帳とは「社会に共有される暦と時間軸を前提に、個人の予定記入欄を持ち、主に予定管理に用いられる小型のノート」である
▼手帳をうまく活用するには、3つの要素が重要だと考えている。すなわち、ハードウェアとしての手帳、ユーザーの利用目的、ペンや付箋などの各種ツールだ。いわゆる「手帳術」と呼ばれるものは、この3つで構成されている。
<目次>
第1章 手帳以前の時間感覚
1 日本人はいつから時間にうるさいのか?
2 暦が世界を支配する
3 元号が生んだ時間感覚
4 暦と時刻のレイヤー
第2章 手帳が示す行動規範
1 手帳はいつ生まれたのか
2 軍隊手牒から年玉手帳へ
3 消えていく会社の影
第3章 手帳にあやかる人々
1 自己啓発化する手帳
2 「神社系手帳」の誕生
3 新世代の定番手帳
第4章 手帳大国ニッポンの実像
1 手帳のカンブリア爆発
2 最新ニッポン手帳事情
3 「手帳の日本史」は何を語るか?
4 手帳との正しい向き合い方
第5章 グーグル的な時間からの自由へ
1 アナログな時間とデジタルな時間
2 携帯電話からスマートフォンへ
3 テクノロジーがもたらした時間感覚
4 ライフハックで時間を操作する -
Posted by ブクログ
リフィル等のカスタマイズに関する本。
手帳でやりたいことが決まっているけど、既製品ではなかなか上手く出来ない人が「こういうカスタマイズをすれば良いのね!」って学ぶ為の本だと思った。
まだ手帳に何をまとめたいのかで悩んでいる私には、ちょっと早かったかも……。
ただそれでも、いくつかは参考したい点はあった。(こういう「テクニック集めました本」は、1冊につき2〜3個真似したいことが見つかれば充分な収穫だと思ってる。)
私はこれまで手帳にスケジュール、ToDo、仕事のアイディアメモ、やりたいことリストをまとめていたけど、これからは手帳に家計簿を付けたりとか、もうちょっと内容を増やそうかな。 -
Posted by ブクログ
定価に近い金を払って買った割には、いささか期待外れの内容だった。今までの「手帳術」といったハウツー本や「手帳カタログ」といった製品紹介の本とは一線を画した「日本における手帳の文化史」という位置付けで、福沢諭吉が持ち帰った「懐中日記」から始まり、「軍隊手牒」、「年玉手帳」、「能率手帳」を経て、突如として英国から上陸して来た「システム手帳」の影響を受けながら、現在の主流となっている「神社系手帳」や「プレーン手帳」へと変遷を遂げていった日本の手帳と、それを使ってきた日本人に関する考察をまとめた一冊だが、「期待外れ」と言ったのは、二つの手帳についての記述が一切なかったというか黙殺されたことだ。一つは「生徒手帳」で、もう一つは「SD(システムダイアリー)手帳」である。
中学・高校の入学時に生徒全員に配られる生徒手帳は、著者の言うところの「軍隊手牒」や「年玉手帳」と同じ性格や目的を有していると思われるが、それらと決定的に違うのは「ただ配られるだけで、本来の手帳として学校現場や日常生活で全くといっていいほど活用されていない」という点だ。これは単に「生徒が全然使ってくれない」などと学校や教育の関係者が嘆くだけで済む話ではない。原因は至極単純で「手帳の書き方や活用方法を、学校でキチンと教えていない」という事に尽きる。
「SD(システムダイアリー)手帳」の方は、システム手帳が日本に本格上陸する15年以上も前に日本で開発・発売され、国内で既に一定の評価を得ていたにも関わらず、システム手帳のブームを日本でお決まりの「黒船現象」と強調させるために「元々日本には、バインダー式の手帳は存在すらしていなかった」とでも結論付けたいかのような黙殺ぶり。著者をはじめ、日本のメディアの「黒船が来た~!」と騒ぎ立てる「黒船病」も相当ヒドいな相変わらず。
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Posted by ブクログ
【目的】
超整理手帳を今まで使ってきたが、今年からほぼ日手帳weeksに代えた。自分にとって手帳を使う目的そのものがぶれていたのでどのように使うのか、手帳を使うことのメリットを再確認したくて読んだ。
【気づき】
従来の超整理手帳の考え方の一箇所原則は、基本的に普遍のようだ。手帳で一元管理を行うのは理にかなっているのだ。では、現場に即したものではなくなったのか。その答えが一つ見つかった。
手帳のコントロールパネルという考えは、なかった。どのように使うのか明示する。宣言するってのは極めて斬新に映ったしかなり有効だ。なぜ今までやってこなかったのか。
【おわり】
今の職場で積極的に手帳を使っている人が周りにいないのがとても不思議である。タスク管理とか全部頭の中でやっているのか疑問なのだ。とにかく時間に対する意識がとても低いし、課題解決に対する取り組みも自己満足になっている。
そうならないために客観性を保つためにも手帳は必要だと感じた。